救えなかった苗木の逆行物語   作:超高校級の切望

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 最後に重大発表があります


超高校級の不運が超高校級の殺人と超高校級の処刑と超高校級の絶望を引き寄せた理由④

 モノクマと別れた苗木は食堂へと向かう。

 救出にいった霧切が帰還を知らせれば、石丸がここに皆を集めるだろうと推測したのだ。そしてその推測は見事に当たる。

 

「苗木君……」

「苗木だ!どの角度から見たって苗木だよ!」

「ふん、ゴキブリ並にしつこい奴だ……」

「苗木君!無事だったんですね……!」

「うふふ。どうやら霧切さんは賭けを乗り切れたようで……」

「念のため聞くけど幽霊じゃねえよな?」

「あ、足がちゃんとあるじゃない……」

「おや?苗木誠殿、その包帯は?なんか格好良くなりましたな」

「苗木くん!無事で、無事でよかった!」

「いや、怪我してんだから無事とは言えねーだろ」

「えっと…今は帰ってきたことに喜ぼうよぉ」

「うむ。そうだな……」

「よかった、生きてて……」

 

 苗木を出迎えたのは超高校級の面々。一日では当然変わりなく………いや、一名だけ変わってた。

 

「あ、えっと……戦刃むくろ……です」

「江ノ島の正体。そいつが《16人目の高校生》だ」

「……改めてよろしく、戦刃さん」

「…………うん」

 

 苗木の挨拶に、戦刃は小さく微笑んだ。

 

「それで苗木。モノクマと話に行ったそうだが、どうなった?」

「『この共同生活を終わらせてくれる』ってさ」

 

 苗木の返答にザワッと周囲が動揺を露わにする。が、苗木は気にせずに続ける。

 

「もちろんタダじゃない。ボクらが最後の学級裁判、この学園の《秘密》を解き明かしたらだよ」

「……解き明かせなかった場合はどうなる?」

「あ、そういや聞いてなかった……」

 

 と、苗木が呟いた瞬間……。

 

「んなもん『全員おしおき』に決まってんじゃーん!」

 

 モノクマが突然現れた。

 

「あ、それとはいこれ……」

 

 モノクマは周囲の視線を無視して、戦刃に《×印のマスク》を手渡す。

 

「戦刃さんは色々知ってるので発言を制限させます!そのマスクにはマイクが入っててね。キミが勝手にこの学園の秘密に触れる発言をしたら、誰かを『見せしめ』に殺してやるから気をつけてね」

 

 戦刃は素直に受け取り素直に装着した。仮にも敵なのに、本当に残念な性格している。

 

「ま、キミ残念だからうっかり言っちゃいそうだけどね。あ、そうそう皆……『本物』の江ノ島さん、今何処で何をしてるんだろねー……うぷぷぷ」

 

 苗木はモノクマの行動を見て、成る程うまいと感心する。周囲を見渡せばほぼ全員が、江ノ島は戦刃と入れ代わるために〝殺された〟と思っている。

 

「え?じゅ───」

「絶望バットー!」

「ッ!?」

 

 さっそく誰かが死ぬことになりそうだったので、苗木は何処からともなく取り出した《絶望バット》で戦刃を黙らせる。床に倒れた戦刃はビクビク痙攣し、モノクマはそんな戦刃をツンツンつつく。

 

「いきなりやらかしかけてたなこの残念。あ、そうそう……オマエラに、もう少しヒントをやるよ。あのモブの死は、確かに『生徒』によるものだよ。そして、コロシアイ学園生活が始まった後、希望ヶ峰学園に生きたまま足を踏み入れた人間は、あの死んだ3人以外みーんな〝78期生だけ〟なのさ!」

 

 モノクマはそれだけ言うと消えた。

 全員の中に、疑心を残して………。

 

「……あの植物庭園の死体を殺したのが黒幕だとすると、黒幕はこの学園内に足を踏み入れていることになる」

「あの偽装は、モノクマの操作だけじゃ出来ないしね」

「だがモノクマが言うには、生きたままこの学園内に足を踏み込んだ人間は〝78期生だけ〟………」

「じゃあ、黒幕の正体って!?」

「本物の江ノ島は入れ代わるために殺されているなら、78期生は俺達だけ。このプロフィールにも出席番号順に『16分の──』と書かれているしな」

 

 78期生は、このプロフィールに全て記されているという事だ。

 

「つまり、この中に居るんだよ。《黒幕》が……」

「………………」

「……!」

「…………」

 

 その言葉に互いを睨み合う一同。苗木はふぅ、とため息を吐くと頭を掻く。ここで江ノ島が生きていると言うのは簡単だが、証拠がない。自由時間中に、江ノ島が生きている証拠を見つけた方が良いかもしれない。

 と、その時チャイムが鳴る……

 

『えー、校内放送でーす。オマエラ、すでにご承知かと思いますが、これから、このコロシアイ学園生活は【真の解答編】に突入しまーす。そこで公平を期す為に、学園内の部屋のロックは全て解除しちゃいます!好きに調べてチョーダイな!思う存分、謎を解いてチョーダイな!うぷぷ………では、《学級裁判》で会いましょう…アーッハッハッハッハッハ!!』

「……太っ腹だね……で、皆どうする?」

「…俺は一人でいくぞ」

「……皆で……いや、僕は兄弟達を信じる!」

「おう!オレもだぜ兄弟!」 

「我はどのみち、戦刃を見張ってなければならん」

「さくらちゃん………じゃあ、私一人でも頑張ってみるよ!なんかさ、苗木は色々やってくれてたみたいじゃん?……何も出来ないの、やだから……」

 

 と、各々様々な主張で単独行動を宣言する。

 

「そうだね、ボクもそうするよ………あ、でもその前に、皆の『指紋』を採らせてくれるかな?」

 

 苗木の頼みに全員、苗木が用意したコップを左右の手で握っていく。苗木はそこから指紋を採ると頷く。

 

「あとさ、十神クン。武道場でガムテープと矢を発見したんでしょ?悪いんだけど、指紋を採りに行くの手伝ってくれない?」

「……ふん、それぐらいなら良いだろう」

 

 《全員の指紋》を手帳に記入しました。言弾メニューで確認できます。




 重大発表

「イエーイ!お前ら、よく来たな!今回は重大な発表、つまり重大発表があるぜ!……まあ、私から話すなんて皆さん不快でしょうが……一度しか言わないからよく聞きなさい!なんと、絶対絶望少女の小説も書くことが決定したのだー!なんと、絶対絶望少女の小説も書くことが決定したのだー!はっ!二回言っちゃった!」




「魔物狩りとか、どーでもいいから。はいはい私の負けでーす」


「前向きに行こうよ!だって、前を向くために目は前についてるんだって万年零点の生徒を持つ先生も言ってたもん!」


「た、確かに……こまるは何考えてるかわからないし正直兄より気味悪いし……でも、あたしの友達なのよ!」


「ジャジャジャーン!今日も素敵なぶっ殺死日和!さあて、かかっておいで萌えないクマども!」


「モノクマ仮面参上!うぷぷぷ。さあて、それじゃあ教え子達を迎えにいこうか」


「つまらない」


『ぎゃー!あっちいくでちゅー!』




絶望少女「…………え?本当に連載するの?嘘予告とかじゃなくて……?」
ニート少女「切望さんは本気みたいだね~。まあ、上記の台詞が使われるとは限らないけど」
頭のおかしな司教「せっかく作った台詞を使わないとは……怠惰デスね!」
絶望少女「なんでこの人いんの?」
ニート少女「切望さんが好きなキャラだから。ま、本編には一切出て来ないけど」
頭のおかしな司教「一つの物語を派生させ新たな物語を構築する者に寵愛をいただけるなど……ああ!脳が、震える!あなた以外の愛に喜ぶ私をお許しください!」
眼帯巨乳「………ねえ、切望さん本当にこんなキャラ好きなの?」
絶望少女「あ、涼子ちゃん。いたんだ」
眼帯巨乳「……いたよ、台詞がないだけで……でもそっか、私もキチンとでれるんだ」
ニート少女「まあ、その前に空白編をやるから少し先だけどね」
根暗眼鏡「な、なによ……その空白編って」
召使い「苗木君が仲間を集める話だよ。未来機関からも何名か引き抜くつもりらしいよ。それに、オリジナルの超高校級も……連載開始まで考察するのもありかもね」
おいちぃ侍「良いことを言う。つまり、俺達の出番もあると言うことか」
かま生徒会長「未来機関からも人員を引き抜くだと?そんなことはさせない」
アンテナ2「俺達の出番はあるんだろうか……」
モノクマ仮面「ボクや音無さんの正体も、これを見ればわかるよ」
神(髪)「まあ、気づいてない人の方が少ないでしょうが……」
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