fate/気づいたら切嗣   作:解読

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コメントが来たので書かねば

最近忙しく他の小説も滞りしかもこの小説に至っては設定が前のPC(故障)の中でご臨終なされたのでエタってしまいました。

今回を機に頑張れればと思います


聖杯戦争のあんな事こんな事Part2

 

 

「さて。衛宮くんから話を聞いた限りじゃ貴方は不完全な状態みたいね、セイバー。マスターとしての心得がない魔術師見習いに呼び出されたんだから」

 

そう言いながらセイバーに視線を向ける。

 

「召喚自体は準備もなく突発的な物にも関わらず、パス繋がっているから霊体化や魔力の回復にはある程度問題ないさ。ただ、いくらか能力が下がっていたりするけどね」

 

「貴方が正直に話してくれるなんて思わなかった。どうやって弱みを聞き出そうかなって思った程度なのに」

 

「この程度ばれた所でどうという事はないし、ましてや君の眼を欺けそうになかったからね。それにここで手札を明かしておけばいい事がありそうだし、君に話してその反応を見て士郎君が現状をより深く理解してもらった方がいいからね」

 

「正解。煙草の件は置いといて風格もある、と。……わたしがセイバーのマスターだったら、こんな戦い勝ったも同然だったのに!」

 

「む。遠坂、それ俺がふさわしくないって事か」

 

「当然でしょ、へっぽこ」

 

うわ。陰口ならまだしも、本人を前にして言いにくいコトを平然と言ったぞ、今。

セイバーも少し笑ってるし。

 

「なに、まだなんか質問があるの?」

 

ひどいコト言った自覚なし。

学校での優等生然としたイメージがガラガラと崩れていく。

……さすがだ一成。たしかに遠坂は、鬼みたいに容赦がない。

 

「さて、話がまとまったところでそろそろ行きましょうか」

 

と、遠坂はいきなりワケの分からないコトを言いだした。

 

「ん?行くって何処へ?」

 

「だから、貴方が巻き込まれたこのゲーム……”聖杯戦争”をよく知ってる人に会いに行くの。衛宮くん、聖杯戦争の理由について知りたいんでしょ?」

 

「————それは当然だ。けどそれって何処だよ。もうこんな時間だしあんまり遠いのは」

 

「大丈夫、隣町だから急げば夜明けまでには帰ってこれるわ。それに明日は日曜日なんだから、別に夜更かししてもいいじゃない」

 

「いや、そういう問題じゃなくて」

 

ほら、女子の夜更かしは肌の天敵よ!って姉さんがよく言ってたんだけど遠坂には関係ないのか?

それに、色々ありすぎて整理したいんだが。

 

「なに、行かないの?…まぁ衛宮くんがそう言うならいいけど、セイバーは?」

 

なぜかセイバーに意見を求める遠坂。

 

「ちょっと待て、セイバーは関係ないだろ。あんまり無理強いするな」

 

「おっもうマスターとしての自覚あるんだ。わたしがセイバーと話すのはイヤ?」

 

なんて事をセイバーとの距離を少し縮めて、何とも言えないイタズラ顔で言ってくる。

 

「そんなコトあるか!ただ遠坂の言うのがホントなら、セイバーは昔の英雄なんだろ。ならこんな現代に呼び出されて右も左も分からない筈だ。だから————」

 

「士郎君、それは違うよ。サーヴァントは人間の世であるなら、あらゆる時代に適応できる。だからこの時代の事もよく知ってるよ」

 

「え——————知ってるってほんとに?」

 

「ああ、よく知ってるさ。———————まぁサーヴァントの知識云々より今は、士郎君に知識をつけてもらわないとね。今のままだと何も知らず出来ずのうちに殺されそうだし、無理だろうけどサーヴァントから逃げれるくらいには強くなってもらわないと困るしね」

 

セイバーは静かに見据えてくる。

……その言葉にはセイバー自身ではなく、俺の身を案じている、穏やかな視線だった。

 

「……わかった。行けばいいんだろ、行けば。で、それって何処なんだ遠坂。ちゃんと帰ってこれる場所なんだろうな」

 

「もちろん。行き先は隣町の”言峰教会”そこがこの戦いを監督してる、神父の教会よ」

 

にやり、と意地の悪い笑みをこぼす遠坂。

アレは何も知らない俺を振り回して楽しんでる顔だ。

姉さんもよくあの顔をしてる時は、今みたいな感じだから間違いない。

 

「………」

 

なんてことを思いながら、視界の端に映ったセイバーの顔が少し苦虫をつぶしたような顔になっていたのが少し気になった。

 

 

 

 

 




お読みいただきありがとうございます!!

伏線的な物を張って苦しんでいくスタイル。
回収できるかどうかは、分からないです。
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