うちの聖杯は原作と少し違います
切嗣の願いを叶えた聖杯は原作の汚れた聖杯の中にパンドラの箱のように奥の奥に希望が残っていてその小さな希望が切嗣の願いを叶えたという独自の解釈を入れております
風の強い日だ。
足早に雲が流れていく中、わずかな時間だけ月が出ていた。
土蔵に差し込む銀色の月光が、ロングコートまとった男の姿を照らし上げる。
「え」
どこかで見たことのある顔だった
ただ突然の出来事過ぎてどこで見たかを思い出せない
「ふぅ」
目の前の男は、安堵の息ともただのため息とも取れる息をはいた後
「君が僕のマスターかい?」
「え・・・マスター・・・・・・?」
ただ、聞き返すことしかできない
本当は目の前の男が何を言いたいのか、そして何者なのかわからない。
・・・いや、この男が自分に襲い掛かった全身青タイツと同じ存在ということ
「・・・・・・・・・」
男は何も言わずにただ静かに俺を見つめてくる
・・・少しけだるそうだが
ーーーただ、その姿を何といえばいいのか。
先ほどまで体を占めていた死の恐怖はどこぞに消えいた。
今は、父に守られていうかのような安心感があるだけだ。
「サーヴァント・”セイバー”召喚の契約に従い参上した。マスター、指示してくれるかい?」
二度目、いや三度目の声
その、マスターという言葉とセイバーという響きを耳にした瞬間
「ーーーっ」
左手に痛みが走った
熱せられた焼きごてを押されたような、そんな痛み
思わず左手の甲を押さえつける
それが合図になったのか、男は静かに頷いた
「これから、君の命とささやかな幸せは僕が護ろう。安心していい
「契約?やくそっーーー!?」
俺だって魔術師の端くれだ。契約の意味は分かるが、そのあとの言葉の意味が理解できない。
男は俺の問いに答えずに、背を向けた
ーーーその視線の先には、今だ槍を構えた男の姿がある。
「ふぅ」
眼前の男は、当然というように槍を構えた男に向かって歩く。
「!」
体の痛みも忘れ、立ち上がって男の後を追った。
いくら大の大人だって槍を持った男に敵う筈がないない。
「やめーーー!」
ろ、と叫ぼうとした声は目の前の光景を見て。
真っ白になった頭のせいで声が封じられた。
「なんだ、あいつーーー」
響く鉄と鉄がぶつかり会う音
その音に混じって、モーターか何かが唸り
土蔵から出た男は、無言で男に襲いかかった。
男の一撃は土煙を上げながら槍の一撃を払いのけ、青の男を数m吹き飛ばす。
吹き飛ばされるたび槍の男は、攻めるがその度に吹き飛ばされる
「ーーー」
にわかに信じられなかった
ただ、セイバーと名乗った男が槍の男を圧倒していた
ーーー
切嗣の武器や能力についてはおいおい
セイバーにふさわしい?武器は持っているので大丈夫です
ただ、一瞬わたくすが忘れて「やばいよ!切嗣ってアーチャーのクラスしかなれないじゃん」ってあせったのは秘密