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別れ
ある日の昼頃、何処にでもある中学校の入学式に、銃などで武装した男達が乱入して来た。
その男達は、手に持った銃を乱射し始めた。
俺は、咄嗟に近くにいた俺の幼馴染である
俺は、その後の出来事に身体が動かなくなった。
別れとは、本当に突然やってくるものだった。
「ふ‥‥み?」
俺の途切れた言葉に、血を流しながら横たわる文は、何時もの笑顔のまま返した。
「ごめんね、あの‥約束守れ‥‥そうにないね」
「おい!死ぬな!俺は、まだお前にまだ何もしてやれて無いんだ!勝手に死ぬなんて、許さねぇぞ!文」
俺が、何度も呼ぶが俺の手の中にいる血だらけの少女は、微笑みながら俺の頬に、血塗れた手で触れる。
「ふふ、ごめん‥‥でも夕紀が無事‥‥なら、私は嬉しいんだ」
「馬鹿野郎、こんな時まで俺の事ばっか考えんな」
「ごめん、でも私‥‥はそうしないと無理だったから、最後にあの言葉‥‥‥もう一度聴かせて?」
「嗚呼、何度だって言ってやる俺は、お前の事が!」
俺の言葉を待たずして、俺の頬に触れていた文の手は、崩れ落ち瞼を閉じていた。
「馬鹿野郎が‥‥‥最後まで言わせろよ」
中学の入学式の日、その日俺はとても大切な人を眼の前で亡くした。
俺は、特技と家庭の事情を抜けば、何処にでもいる様な人物だった。
幼稚園の頃に、親に捨てられ姉さんと二人、一緒懸命生きて来た。
親に捨てられる前からの付き合いの所謂、幼馴染の
そんな文の事が、俺は何時しか好きになっていた、小6の終わりに将来十分に成長したら、結婚してくれなんて、プロポーズもした。
だけど、小6になる前に全世界を激震させたニュースの所為で、其れは割と難しくなっていた。
IS“インフィニット・ストラトス”と言う篠ノ之束が、開発した既存の兵器を全て上回る性能という物だった。
最初は、信じられていなかったが、その後に起きたある事件で、其れは日本に向けて発射された、ミサイルを真っ白なIS一機で、全てを無力化しその後に現れた軍の戦闘機も、無力化して怪我人を出さなかったと言う。
その性能と、世界のお偉いさんたちは、慌てだした。
其れは、何故か答えは簡単、最強の“兵器”ISは女性にしか、起動出来なかったのである。
女性優遇の世の中に起きた、男性のテロ事件其れにより俺の入学するはずだった中学校は、文を含めた女子が半分ほど殺された。
「あ、夕紀」
「どいて、其れから話しけないでくれ」
文の死を受け入れなかった俺は、俺の帰りを待っていた日本の国家アーティストとなりつつある、姉の
親に捨てられた後、アーティストのスカウトが来ていた姉さんは、其処のオーディションを一発合格し、暗かった俺の事を励ましてくれた。
そんな姉の前にしても、文の死は俺には受け入れ難い事だった。
腹が立っていた俺は、自分の力で稼ぐ為に始めて、実質実権を握ってしまった世界市場の株価を、大暴落させる。
「何で、俺じゃ無かったんだよ」
拳を握るその手は、何時もより力が入らなかった。