「では、1年1組代表は織斑 一夏君に決定です! あ、1繋がりでいい感じですね!」
「先生質問です、何故負けた筈の俺がクラス代表になっているんでしょうか?俺負けたからオルコットか、夕紀がなるはずじゃ?」
「それは「私が辞退したからですわ!」」
おい、イギリス代表候補生、山田先生は目上の人だろ、言葉を遮るなよ。
クラス代表選考試合の翌日、朝のHRで山田先生の口から、織斑が代表になった事が伝えられ、織斑が其れに質問をする。
其れに答えようとした、山田先生の言葉を遮って、オルコットが立ち上がる。
「まぁ勝負は私の勝ちでしたが、ISに乗り始めて間もないあなたと私では当然の事、それで大人げなく怒った事を反省しまして
物腰が柔らかくなってはいたが、如何やらあの面倒くさい言い方は、変わらない様だ。
「じゃあ、夕紀は?」
織斑が、もっともな質問を投げかけた為、俺の所に視線が集中する。
「俺は、2勝出来たから、織斑先生に交渉して、辞退しただから、俺がお前に勝った時には、候補から外れていた」
他の生徒は、納得し視線を戻した、織斑の奴は恨めしそうな視線を送ってきたが、其れを無視する。
「……分かりました、俺が代表やります!」
織斑がクラス代表になることを承諾した瞬間、クラスの女子の喧騒が最高潮になった。
「いやぁ、天凪くんとセシリアはわかってるね!」
「織斑くんを推薦したから許して欲しいですってかぁ?許してやるよぉ!」
「そうだよねー。せっかく男子が一緒のクラスなんだから持ち上げないと損だよねー」
「私たちは貴重な経験を積める。他のクラスの子に情報が売れる。一粒で二度美味しいね」
しかしクラスメイトを売るのはどうなんだろうか。
少しこのクラスの連中に、一抹の不安が出来たが、俺のそんな思いを無視して、話しは、進む。
「そこで一夏さん、よろしければわたくしがISの操縦を教えてーー」
「あいにくだが、一夏は私が教えている。私が、直接頼まれたからな」
オルコットが、全部を言う前に篠ノ之が、割り込んでくる。
織斑は、篠ノ之の発言に、アホな面をしているが、二人の会話は、続けられる
「あら、あなたはISランクCの篠ノ之さん。Aのわたくしに何かご用かしら?」
「ら、ランクは関係ない!」
オルコットが言っているランクとはISの適性のランクである。
高いほどISとの親和性………実際は知らないか、簡単に言うと高いISランク=IS操縦の巧さと言う訳だ。
ちなみにCは普通にISを起動できるくらいのレベル。
だからオルコットのAランクは、かなり高い。
「さっさと座れ馬鹿共」
そして教室の扉が現れた我らの担任の織斑先生。
織斑先生は教室へ入ってきた先生に気付かず言い合いを続けていた篠ノ之とオルコットと、ついでに織斑の頭に出席簿を振り下ろしていった。
授業の後半は、ISの操縦などの訓練が、行われた。
その時に、見本として織斑、オルコットが呼ばれた俺は、真似できないから、参考にならないと言われた。
その時にも、織斑と篠ノ之、オルコットで、ちょっとした騒動があったが、三人とも織斑先生に制裁された。
訓練も、問題なく進み無事に終了した。
「天凪、お前は残れ」
部屋に戻ろうとした時に、織斑先生に止められて、振り返る。
その手には、何かが、書かれた紙を手渡された。
「政府の連中は、彼奴の事を知っていないからな、クラス代表選考試合のお前の刀神のデータを欲しがってるそうだ」
「まぁ、適当に書きますけど、製作者は天災博士って書いときます」
「はぁ、好きにしろ」
政府のバカ連中が、自分達が与えた監視機ではなく、未登録の機体を使った所為で、刀神のデータを求めるクレームが、学園にかかってきたらしく、データの提示を指示された。
「IS何て、本当はコアがISなのになぁ、俺って何がしたいんだろうな?」
力なく呟いた俺の言葉は、誰の耳に入らなかった。
後が、面倒だな。