「何でそんなに不貞腐れて居るんだ?」
「お前には、関係ない」
「そうですわ!一夏さんには、関係ありませんわ!」
「何をそんなに怒ってるんだよ」
此れほどまでに織斑先生を恨んだのは、初めてだった。
あの人、篠ノ之とオルコットが、織斑の事好きなの知った上で、俺をこんな修羅場に放り込みやがった。
案の定、篠ノ之とオルコットは俺が、織斑に教えると織斑本人から言われ、先程から不機嫌丸出しだ。
男に嫉妬して如何するんだよ、と思いつつ適当に織斑の操縦に指摘していく。
「そう言えば、夕紀はISの授業に出ないのは、何で何だ?」
「其れこそ、お前には関係ない事だ、無駄口叩いて無いでさっさとやれ、織斑先生からやり方は聞いてるだろう」
「わ、分かった」
織斑は、昨日織斑先生に教えてもらった事を思い出しながら、ISを動かしていった。
始める前と比べれば、大分動ける様になった織斑だが、ツメが甘いのは変わらず、重要ですところで色んなミスを繰り返していた。
そして、ふと思った事を織斑に聞く。
「織斑、お前って剣道とかやってたのか?」
「ああ、小学校の頃に少しだけやってたぞ」
「じゃあ、言っとくが剣道は戦闘向きじゃ無い、戦闘で剣道のやり方を使うのは、オススメ出来ん」
型にはまった動きは、最初は当たったとしても、動きを読みやすい。
だから俺は、剣術を学ぶ前に基礎として剣道を習ったが、戦闘などでは、一切使った事が無い。
「聞きたい事も、やる事も終わったから俺は帰る」
「おう!ありがとうな、今度は夕紀には絶対勝つからな!」
「ふっ、俺に勝ちたきゃ誰かを守るなんて考え捨てる事だな」
織斑の言葉を鼻で笑い、聞こえ無いように返しながら、後ろの織斑達に手を振りながら、帰っていく。
紫苑の奴が、面白い事考えたって言ってたが、多分また漫画とかの技を再現する事に必要な事なんだろうが。
「重力加速倍増方式論?そんなの本当にあるのかよ?」
部屋に戻って、紫苑達からの通信がはいったので、繋げて紫苑が見つけた事の会話をする。
『見つけた時は、俺らも嘘だろ?って思ったけど、本当だった、一定範囲の重力を通常よりも倍増するって感じらしい』
「お、確かにあるな、だけど此れだと俺ら見たいな奴以外、まともに動けないな、其れで?此れを使って何をするんだ?」
紫苑の話しを聞きながら、スマホで方式論の事を調べる。
だけど、見つけた方式論の考えでは、起動した奴も動けなくなる。
其れを踏まえて、紫苑に何をするのか聞く。
『まぁ、この方式論を使って重速弾頭ミサイルを作ってみたいんだよ』
紫苑のこの発言に俺たちは。
「おい、犯罪者ミサイルなんて作ろうとするな、せめて圧力銃にしろ」
『そうだぜ紫苑、流石に犯罪者の親友ってのは、こっちも困る』
『お前ら!俺を犯罪者認定なんかすんな!』
『考えが、犯罪者と然程変わらないよね、紫苑は』
『97期生の中で、お前だけが異様何だよ、考える事に犯罪者臭がかなり出ている』
上から、俺、日高、紫苑、一歩、エイトの順で、ボロクソに言われた紫苑は、画面から後ろに「ぐはっ!」と言いながら倒れた。
自覚が無いという事は、恐ろしい物だとこの時再確認させられた。
「そう言えば、お前らの学校でテストとかもうやったのか?」
『ああ、その時の俺らの順位は、上から学年一位紫苑、学年二位俺、学年三位一歩、学年四位エイトの順だぜ』
「流石だな」
『夕紀が居ないから、みんな順位が一つ上がってるよ』
『まぁ、俺たちからしたらあまり中学と変わらないがな』
中学三年間、97期生のテスト順位は一位から五位まで、俺、紫苑、日高、一歩、エイトの順で、固定されていたので、日高に聞く前も大体分かっていたが、実際に聞くとその通りだった。
「んじゃ、今度通信入れるわ、ああ、其れと来月に一度家に帰るから、一緒に遊ぼうぜ」
『分かった、待ってるぜ』
日高の返事を聞いた後、通信を切りパソコンを仕舞う。
その後、流れるような動作で、ベットに眠り込んだ。