「すいませーん」
休日2日目、俺は朝朝食を食べてから、エイトの探偵の手伝いをして、様々な場所を歩き廻っていた。
「おっ?夕紀君じゃないか、如何したんだい?」
「エイトの手伝いですよ、其れでこの人見た事ありますか?」
俺の範囲は、知り合いの多い場所で、余り騒がれずに手伝いを遂行する事が、出来た。
「そうかい、其れでこの人かい?そうだねー、なぁこの人見た事あるかー?」
「あ!俺、美人の姉ちゃんと歩いて居るのを、先週あたり見たぜ!」
「そうですか、ありがとうございます」
「気にすんなって、偶にはこっちの話し相手になってくれよ!」
「ええ、その内に」
「夕紀君!其れは、来ないと言っているのと同じだぜ!」
あははは、笑いながら、ノリの良い人達が集まる、集会所を出て、調べ終わった纏めて、エイトの方に連絡を入れた。
「ああ、エイト?こっちは終わったぜ?其方は?」
「ああ、さっき終わった所だ、合流してどっかで何か食べようぜ」
「分かった、ここら辺の食べ物屋は、食べ尽くしたからお前の居る方面で、何か食べるか」
「分かった、画像送るから、其処に集合な」
「了解」
スマホの通話を切って、一旦家に戻って、持って行くものを鞄に詰め込み、エイトから送られてきた、場所に向かう。
駅を降り、合流場所を探していると、後方から声を掛けられた。
「お?夕紀ー、こっちだこっち」
「よう、其れにしても、場所が変われば、色々と変わるもんだな」
「まぁ、此処はアレの中心だからな、其れより行きたい場所があるんだよ、高校の同級生の食堂何だけどよ」
「まぁ、外食が嫌いなわけではないから、良いぜ」
「よっしゃ、早く行くぞ!」
「おい!待ってって!」
俺の言葉を聞いたエイトが、走って行くので、俺もその後ろを走ってついて行く。
少し、路地を入って、少しすると“五反田食堂”と名が書かれた、食堂を見つけた。
「んじゃ、失礼しまーす」
「おう、いらっしゃい!」
「2名ですけど、空いてますかー」
「其処のテーブルに座って頂戴」
「お邪魔しまーす」
店内に入ると、六十前のおじさんと二十代半ばの女性が、出迎えて、席に案内してくれた。
俺とエイトは、人気なメニューを聞いて、其れを二つ注文した。
作って貰っている間、気になる事を聞いた。
「そう言えば、一歩の奴如何なんだよ?」
「如何って、嗚呼、春香の奴の事好きなんだけど、なーんか、遠慮してるんだよなー、両思いだってのに、春香も春香で、一歩の方から言ってくるのを待ってるみたいだしなや
「何方も何方じゃねぇか」
一歩は、修学旅行の前から天霧の事が、好きだった。
彼奴は、かなり良い奴なのに、遠慮しすぎるから、告白とか無理なんだろうが、そんなヘタレの一歩の事告白を待ってる天霧も天霧で、面倒くさいんだけどな。
料理が来た段階で、予想外の奴に俺は出会った。
「俺は、一応兄なんだけどな」
「お兄が、ちゃんとしたら考えるわよ」
「お前ら本当に仲良いな」
食堂の奥から、今の俺と同級生の織斑が、現れたのだ。
「あ、夕紀、お前も此処に食べに来たのか?」
「うっさい黙ってろ、休日になってまでも、お前と話したくない」
「相変わらず、俺ら以外にあたり強いなお前」
「知るか、最も俺からすれば、他人が俺を如何思うが、知った事無いから、嫌な奴には、其れ相応の態度をとるのが、俺だからな」
「今度、ゆっくり愚痴聞いてやるよ」
俺の口から出る言葉に、人の心理を読み取れるエイトが、哀れみの目で、俺の事を見ながらそんな事を言ったので、深い深いため息を吐いた。
もう少しで、食べ終わる所で、織斑達の席が騒がしくなった。
如何やら、赤髪の娘が、IS学園に入学するなどと言っているが、その兄らしき男は、止めて欲しいみたいだった。
「な、なぁ!あんたも学園に居るんだろ?!何か言ってくれよ!」
「はぁ、何で俺に振るかなー?俺は、他人の考えとか如何でも良いんだけど、まぁ良いや五反田妹さんよ?入学するのは、良いけどその後、つまり卒業したら如何するの?ISの選手になるの?適正が高いなら、勧誘が来るだろうけど、君が織斑に教えて貰う為だけに入学するなら、考えた方が良いよ?自分は、この後如何するのか、何をやっていくのか、其処らへん考えた方が、良いと思うよ、ごちそうさま、代金此処に置いときますね」
「お、おう、毎度あり」
俺の息継ぎ無しのフルスロットルの嫌み節に、エイトは先程の哀れみの目から、呆れの目をしていたが、ため息を吐いた後、残っていた料理を食べ始めた。
俺は、エイトが食べ終わるまで、食堂の前で、待つ事にした。
その間………
「はぁ、蘭ちゃんだったかな?」
「え、あ、はい」
「夕紀は、本当に興味が無い事には、あんな感じだから気にしないで良いよ、其れと彼奴の言い分には、俺も同意だな、入学したいのであれば、勝手にしても良いけど、今の君は目の前の事しか頭に無いよね?入学するなら、一手二手先の事を考えてると、良いかもよ」
「はい!」
そんな事が、あったとは、外の俺は知らなかった。