何て、今頃思った今日この頃、
織斑先生が、俺にデュノアの世話を頼んだ後、如何しよかと悩んでいた所に、問題のデュノアが、にこにこと朗らかな笑顔のまま、織斑のところまで来た後、俺の所まで来た。
「君たちが、織斑君と天凪君? 初めまして僕は――」
「ああ、いいから、とにかく移動だ」
「お前らで、やっとけよ、俺は受ける気に無いから」
デュノアの話しを中断した織斑に便乗して、その場から離れ様としたが、扉を開けた先には。
「何処へ行くつもりだ?」
「地獄の底にでも」
「ふざけているのなら、さっさと準備しろ」
「誰が、受けるもんですか、俺は逃げさせてもらう!」
「待て!天凪!」
織斑先生が、待ち構えており、ISの授業を全力で避けている俺を、捕まえる為に待ち構えていたのだろうが、方向を変えて、窓から飛び降りる。
そして、飛び降りると同時に、鉤縄を取り出し屋上の手すりに投げつけ、引っ掛ける。
「全ての事は逃げる勝ち!もらった!」
「何が、もらった何だ?」
「んなバカな!?」
自分の浅はかな考えに、俺は反省した。
手すりを飛び越えた時、俺の前には、織斑先生が腕を組み立ちはだかっていた。
その後、大人しく俺は授業を受ける事になった。
「織斑先生、俺は絶対!やりませんよ!刀神は、通常のISとは、操作方法が、全然違うので」
「嗚呼、知っているが、受けてもらわなくては、こっちが困る」
「人の迷惑なんか、糞食らえだこの野郎!」
織斑先生に捕まれ、四肢を拘束されている俺は、全体を見渡せる場所で、織斑先生に文句を言いながら、全員が集まるのを待っていた。
「其れで、俺は何をすれば良いんですか?」
「簡単な事だ、生徒達の動きを見るだけで良い、其れで思った事を私に言え、其れだけで良い」
「それじゃ無いですよ、デュノアの事です」
「何の事だ?」
「はぁ、彼奴が如何なろうと俺は、知りませんからね?」
しらばっくれる織斑先生に、呆れてため息を吐いた所で、全員集まっていた。
はぁ、この縄も邪魔だな、俺は織斑先生に連れられて、列の前に立たされたので、面倒くさいと思いながら、関節を外して、縄抜けをする。
「縄抜けか」
「あんたも出来るでしょうが、俺の本気の剣を防ぐ奴とか、俺の友人以外に見た事無いですよ」
「無駄口を叩くな、其れより遅刻者がいるな」
「あんた絶対、こっち側や」
俺の行為に、驚愕している奴もいたが、俺と織斑先生は、其れを無視して会話を続け、織斑先生は、遅刻してきた織斑とデュノアの粛清に向かった。
「では本日から格闘及び射撃を含む実戦訓練を開始する」
「はいっ!」
今日は二組と合同なので返事も二倍である。
そして、見本として、凰とオルコットの二人が呼ばれた。
「今日は戦闘を実演してもらおう。――凰、オルコット」
「あ、はーい!」
「よろしくってよ」
凰とオルコットは快諾し、前に出た。一組と一緒の授業だからか、少しでも織斑にいいところを見せようと、凰は腕をくるくる回していた。
オルコットも凰と同様に、気持ちが高ぶっている様だった。
二人が呼ばれたのは、専用機持ちは早く始められるから、という理由だ。教える側としては楽だろう。
「それで、相手はどちらに? わたくしは鈴さんとの勝負でも構いませんが?」
「ふふん。こっちのセリフ。返り討ちよ」
かなり好戦的である、何処ぞの不良だよ、と思いつつ織斑先生の方を見ると、
「まあそう慌てるな馬鹿共。対戦相手は――」
そんな事を言った後、ひゅるるる、と何かが飛んでくる音がする。
この感じはISか?
「あああ~! どいて下さい~!」
この声は、もしや我らが副担任では?
そう思ったときには、織斑の上に落下していた、グラウンドには大穴があいている。
織斑ザマァと思っていると。
「ふう、ギリギリで白式の展開が間に合った……」
どうやら生きていた様子、織斑は咄嗟に展開できるようになっていた、成長が早いこった。
とりあえず安堵の表情の織斑だが、下をよく見たほうがいい。
「……あ」
この後の惨劇が安易に想像できたので、目を背けることにした、はぁ、彼奴の周りに居るだけで、疲れる。
織斑の下には山田先生がいらっしゃり、ラッキースケベスキルを発動させた織斑は、凰の衝撃砲と、オルコットのスナイパーライフルと、どこから取り出したのか、篠ノ之の木刀により殲滅された。
デュノアが怖がっていたが、それも仕方がないほどの惨劇であった
二人は、何だかんだ言っていたが、二対一の模擬戦を開始した。
「ぐぐぐぐっ……!」
「ぎぎぎぎっ……!」
目の前には仲良く積み重なって戦闘不能になったブルー・ティアーズと甲龍があった。
凰とオルコットは唸り声を上げながら互いに睨み合っている。
結果を先だしすると、山田先生の圧勝、流石は元日本代表候補生。
「さて、これで諸君にもIS学園教員の実力は理解できただろう。以後は敬意を持って接するように」
織斑先生がパンパンと手を叩いてそう告げる。
とりあえず山田先生の扱いがこれで少しは良くなるだろう、多分。
その後は、織斑が面倒くさい事をしたりなど、色々あったが普通に授業は、終わった。
そう言えば、マルコスの射撃場に最近行けて無いから、一歩でも誘って、感覚を取り戻しますか。
後は、デュノアを軽く脅してみるか。