鳴り響く警告音の中、俺は迷う事なく建物の奥へと足を進める。
途中、黒いISみたいなのが、襲い掛かったが難なく撃破した。
ある程度進むと、開発室みたいな場所に出た。
「ん?此れISか?開発中みたいだけど、関節の接合部分緩くないか?っ!」
「凡人の癖に、束さんのISに触ってるのさ」
「おっ、やっと見つけた、でも凡人とは酷いですね、俺は去年の終わりにめでたく人間を卒業したのに、やっぱり天災さんの前では、凡人扱いなのか?」
「面白い事言うね、君」
赤いISを触った俺に、躊躇なく攻撃してきた天災さんは、俺の言葉にゴミを見るような眼から、興味を示した眼をしてきた。
先ずは、第一段階完了だな。
「何の為に、束さんのラボに来たのかな?君が、普通じゃないのは、侵入方法と此処に来るまでの事で分かってるけど」
「やっぱり、見てましたかまぁ何の為にって、言われても唯貴女に聞きたい事と、渡したい物があるからですね」
「へぇ〜」
こんな所で、嘘をついた所で何も特にならない、だから正直に此処に来た要件を述べる。
天災さんは、少なからず俺に興味を持ってくれたようで、後ろに控えていた、さっきぶっ壊したIS同じ型をしたISを戻した。
気配を感じないから、無人機だろうな。
「んじゃ、俺が聞きたい事とは酷い貴女がISを作った理由についてです」
「私が君に、教えろと?」
「いやいや、俺の予想を聞いて貰うだけです」
「聴かせてもらおうか?」
「では、貴女がISを作った理由‥‥其れは宇宙に何かを感じたからでしょうね」
「其れは、どうしてそう思ったのかな?」
俺の口から出た言葉に、少しだけ表情を変えた天災さんは、何故そう思ったのか俺に、聞いてきた。
「インフィニット・ストラトス、日本語で言うと、無限の成層圏この名前だけで、元々は宇宙での活用又は、其れに関する物だと予測出来る、如何です?当たってます?」
「うん、満点ってまではいかなくても、合格点だよISを作ったのは、宇宙に広がる星々の海を見たかった、ちーちゃん達と一緒にね」
俺の回答に満足した様子の天災さんは、本当の理由を悲しみを纏った低い声で、答えた。
如何やら、この人もこの人で、今の世の中と今のISに、少なからず後ろめたい事が、あるみたいだった。
「それにしても、政府のバカどもはバカですね〜、日本人の俺でも、予測が出来たのにまぁそのおかげで、俺の中学の連中の大体が、ISの事が嫌いなんだけど」
「中学が?男なら兎も角、女まで嫌いになってるの?」
「中学の入学式に、女尊男卑反対派の連中が、テロ事件を起こしたんですよそのおかげで、女子は半数が死んで男子も数十人が、死んだか大怪我を負いました嗚呼、今はそんな事後回しにして、此れを見て欲しいんですよ」
入学式の忌まわしき事なんて、他人に余り喋べりたくないので、二つ目の用事に移る。
ポケットから取り出した、USBメモリを天災さんに投げ渡す。
「此れは?」
USBメモリを受け取った天災さんは、空中にディスプレイを展開して其処に差し込み、写し出される俺たちの研究結果を読み始める。
天災さんが、読んでる間に大体の説明を軽く説明していたら、途中で天災さんの言葉に遮られる。
「俺と俺の親友達で、24時間寝る間を惜しんで考え出した、理論と実証結果の総まとめです、割と難しかったですね、重力理論と負荷と過負荷を複合して、其れを利用した重力場の空中足場の‥‥」
「君は、一体何者?こんな理論束さんでも考えつかなかったよ!」
「間違ってますよ、その結果は俺一人じゃ考えつかなかった物で、俺の親友達と協力して生み出した物です、其れに何者かと言われたら、鍛え過ぎて人間辞めた逸般人ですよ」
「君って面白いね、君の親友達も未だにバカな事をしている連中に比べたら、1,000倍興味を持てるよ」
ディスプレイから顔を上げた、天災さんは俺の事をもう一度見て先ほどよりも、興味を持った顔をしていた。
第二段階完了序でに、用事も完遂だな。
「其れでは、天災さんお別れです」
「あっ、君の名前教えてくれるかな?」
「
自分の名前を教えて、手を振りながら全速力で、天災さんのラボから自宅へと帰宅する。
作戦完了明日から、夏休みを充分に楽しみますか。