IS〜憎しみを抱える少年〜   作:TENC

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この小説、60話弱で終わるかもしれないので新しい小説を考えています。
候補は、IS×仮面ライダー、神様転生、無双物ですかね。



撃墜

織斑と篠ノ之が、飛び立ったのを見て俺は、何時でも出れる様に外で準備をしておく。

 

「文。もし俺が、死んだらお前はどんな顔をするんだ?泣くか?怒るか?其れとも、無表情か?まぁでも、そう簡単には其方には行かないつもりだから安心しろ」

 

たった一人で、文の腕輪を触りつつ独り言をくりかえす。

俺は、まだあの絶望を乗り越えていない。多分同級生の奴で、まだ乗り越えられていないのは俺だけだろう。

情けないなこんなんじゃ、織斑達にえらい顔出来ないな。

 

「元気無いねゆう君?」

 

「天災さんですか、まぁ元気が無いのは、気にしないで下さい。其れよりも頼みたい事が、あるので無事だったら言いますよ」

 

「ゆう君?其れを、世間ではフラグって言うんだよ?」

 

言った俺でも分かるが、見事なフラグ建築だった。はは、まぁでも、やるだけやるって事には変わりは無いけど。

その後、数分して俺に通信が入った。出番か面倒だよ本当。

 

天災さんに、声を掛けようと思ったが、もう既に居なくなっていた。

何時もの事だが、本当に流石としか言いようが無いな。

 

「さてと、アホ共を回収してさっさと帰ろうかな」

 

刀神を展開し、すぐさま織斑達の場所に、スラスターを吹かした。

 

 

 

「一夏ぁ!一夏!」

 

現場に着くと、篠ノ之の手の中で、動かない織斑を見つけた。

クソが、此処に来て此奴のお人好しでヘマするとは思わなかったぜ。

俺は、スピードを上げ、篠ノ之を福音から庇う様に前に立ってブレードで弾幕を防ぐ。

 

「おい!篠ノ之!織斑殺したく無かったらさっさと戻れ!五分で、着けよ!」

 

「わ、分かった、た、頼んだぞ!」

 

篠ノ之は、織斑を抱えて俺の刀神よりも早いスピードで、飛び立って行った。

現行ISトップってのは、あながち間違っていないのかもな。

 

「さてと。ちょっと、遊ぼうや福音!」

 

俺は、スラスターを吹かして、一気に福音との距離を縮める。

 

弾幕を切り裂きながら、福音の近くになると袈裟斬りからの回し蹴りで福音を後方に吹っ飛ばす。

そして、吹っ飛んだ所に一気に回り込んで斬撃を浴びせる。

 

『Laaaa………』

 

「はっ!歌でも、歌ってんのかよ!取り敢えずさっさと沈めや!」

 

機械音で、歌うような事を言う福音にブレードで横薙ぎからの振り下ろしで、海面に叩きつける。

が、流石は、軍用機、刀神と比べてもかなりのスペックの高さが、わかる、何事も無かった様に体勢を整え、弾幕を張る。

だけど、俺の口は其れを見て三日月型につり上がった。

 

「おもしれぇ!やってみやがれ!」

 

『Laaaaaa………』

 

絶え間なく、向かってくる弾幕をブレードで斬り刻んでいく。

一撃でも当たれば、即撃墜だが高ぶる気持ちの中冷静に福音の弾幕を捌いていった。

 

だが、俺はこの時刀神に乗る上で最も大事な“展開可能時間五分”と言う事を忘れていた。

 

 

そして、其れは起きた。

俺が、福音との戦闘を始めて4分が経ったのだ。そうもう“4分”経ったのだ。

だが、この時の俺は、刀神に時間制限があるのを忘れて福音との戦闘を心底楽しんでいた。

 

ーー限界時間(リミットタイム)です。展開を終了しますーー

 

 

「なっ?!」

 

直後、俺は福音によって光の弾幕を浴び海底へと沈んで行った。

 

 

 

 

コアの中にある一度も開かなかった、扉を開けて。

 

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