自分は、兄が居るけど、高校生になって反面教師となっている。
小学校の頃は、優しかったのに。
「そういえば、アレの状況は、如何なんですか?」
「順調だよ〜、でも、後数ヶ月は、掛かるかな」
「そうですか、其れが完了したら、夜は返却しますよ」
「あ、そう?ありがとうね〜」
福音との話しを終えた俺は、帰る準備をしながら、臨海学校で天災さんに頼んだ事を聞いてみた。
聞いてみた結果は、流石の天災さんでも、割と時間がかかると言う事だった、まぁでも、何でもかんでも、出来てたら堪ったもんじゃ無いがな。
「ゆう君は、適正無くしたら、何処の高校に入るの?」
「藍越学園ですよ、紫苑達が、其処に居るし中学の連中達も其処に結構居るので」
「そうなんだ〜、家まで送って行く?」
「いら無いっすよ、鍛錬を怠る無かれ、俺の日常は、鍛錬で構成されてるも同然ですから」
「あはは!やっぱ、面白いね〜ゆう君は」
「ありがとうございます」
ケラケラと笑う天災さんに、手を振りながら、ラボを去った俺に、一通のメールが届いた。
海上を走りながら、メールの確認をし様とした俺は、送信者の名前を見て、脚を早めた。
「何で、今帰って来るんだよ!“姉さん”!」
其れは、この世界で、俺が絶対に逆らえ無い唯一の家族の姉さんからの、帰国メールだった。
掃除は、終わっているが、飯の準備は、全くと言って良いほど、何もして無いので、今から帰って、食材を買いに行かなければ無いらないのだ。
「はあ、はあ、はあ、姉さん!帰って来るなら、二、三日目前に、連絡寄越してよ!いきなり帰ってきたって、何もでき無いんだからな!其れから、あんたは毎度毎度、こっちの都合を考えないで、アッチコッチフラフラして!」
「分かった、分かったから!ほら、夕紀私以外に居るから静かにして、ね?」
「んあ?」
家に帰り、ある程度準備をし終えた俺は、帰ってきた姉さんを見るなり、今までの鬱憤を止める事なく、トップスピードで言うと、姉さんは、肩を掴んで宥めながら、姉さん以外にも人がいる事を教えてくれた。
九音さんかと思ったが、その人は俺が見たことがない、男女2名だった。
「あ、どうも、お二人はどちら様?」
「あ、わ、私は今回の心優さんの日本公演の、アシスタントマネージャーの
「現場指揮担当の
そう言えば、姉さんが物凄く久しぶりに、日本公演するってこの前会った時に言ってたな。
夏休みにやるって言ってたの、すっかり忘れてたわ。
「姉さんの部屋でやるの?」
「ええ、そのつもりだけど、あ、飲み物とか持って来なくて良いから」
「分かった、其れで晩飯は?」
「皆んなこっちで、食べてくから四人分ね」
「はぁ、買い出しいってくる」
姉さんは、基本夕方に来て昼には、家を出て行くからその分しか買ってなかった俺は、ガレージに行って、追加の分を買いにバイクを走らせた。
「あ〜、お腹空いた〜、夕紀?今日の内容は?」
「カレーだよ、大人数だし、ああ、姉さん今回は、何時まで泊まってくの?」
「ん〜、一週間ぐらいかな〜、多くても九日は、居ると思うよ」
「分かった、よそっとくから、あの人達呼んで来て」
「はいはい〜」
晩飯のカレーを作り終えたタイミングで、姉さんが降りてきた。
日本公演だから、姉さんは何時もより長く居ると思った俺は、聞いて見たら、まさか何時までも居るとは、思わなかった。
はぁ、また買い出しに行かなくては。
3人分よそった所で、姉さん達が降りてきた。
「んじゃ、姉さん俺部屋に居るから、何か用事が有ったら、呼びに来てよ、はぁ、思わぬ出費が多すぎる」
「ありがとね〜」
俺の心情を気にし無いで、姉さんは、笑いながら手を振り返した。
あの人の性格は、本当に治ら無いのだろうか?
「お、美味しいですね!」
「ええ、レストランにも引けを取ら無い、美味しさです」
「ありがとう、其れもそうよ、実際に三ツ星レストランで、働いていんですもの」
夕紀の作った、カレーを食べて五十里さんと照井さんは、その美味しさに舌鼓をうっていた。
其れもそうだろう、夕紀の腕は三ツ星レストランから、お墨付きを貰っているのだから。
「弟さん、部屋の中で、何をしているのですか?」
「多分、資金集めでしょうね、あの歳で、億を稼いだりしますから」
「そ、其れは凄いですね」
夕紀ったら、私に余り頼りたく無いっていって、独学で始めた株も、今じゃ私よりも稼いだりしているから、姉としてちょっと、複雑な気持ちね。
其れにしても、今の夕紀は、何か今を楽しんでいるみたいだなぁ。
前みたいな、自分の存在を、自傷する感じでも無いから、多分何かあったんだろう。
まぁでも、夕紀が変わろうが、私の自慢の賢弟なのは、変わり無いしね。
あ!隠れて夕紀のベットに入って、夕紀を驚かして見ようかな。