IS〜憎しみを抱える少年〜   作:TENC

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一応この章が、最終章です。
話数関係なく、思う存分にやっていきたいと思ってます。


何事か⁉︎

ISの実習訓練の時、何時もなら千冬姉が、指導しているが、今日は何故か山田先生だけだった。

そして、夕紀は今回もまた、実習訓練には出ずに、何処かで何かをやっているらしい。

皆んな、織斑先生が居ないことに、少し不満を感じながらも着々と訓練をこなしていった。

 

俺も、俺の白式が、二次移行(セカンドシフト)した後、前の状態の時よりも、エネルギー消費が、激しくなった為、前まで以上に訓練に全力を注いで居た時。

 

ドオッーン!!!

 

とてつも無い轟音が、隣の方から聞こえてきた。

 

「な、何があったんだ?!」

 

「も、もしかして、また無人機の襲来でしょうか?!」

 

「山田先生!兎に角、確認に行ってもいいですか?!」

 

「は、はい!ですが、安全を配慮して下さいね」

 

その音に、俺たちは驚くと共に何が起きたのかを考える。

セシリアは、あの無人機がまた来たのでは無いかと言ったので、山田先生に断りを入れて俺とセシリア、ラウラの3人で、確認する事になった。

シャルと箒は、念の為として山田先生と一緒に残る事になった。

 

「音のした方は………」

 

「隣の第二アリーナですわね………」

 

「警戒を怠らずに、万全の状態で迎撃するぞ」

 

アリーナを出て、轟音のした場所が、第二アリーナだと言う事を確認し、3人で警戒を緩めずに第二アリーナに入ると俺たち3人は、声が出なかった。

第二アリーナ其処では………

 

「ーーッ!!!」

 

「ーーッ!!!」

 

無数の武器が、所々に刺さり、そのフィールドの中で、眼にも止まらぬスピードで、試合をする千冬姉と夕紀の姿があったのだから。

 

夕紀は、手に持つ獲物を刀や槍、鎌など色んな物に持ち替え、変幻自在に振るって。

千冬姉は、刀一本でその夕紀の変幻自在の攻撃を防いだり、時には斬り返したりなど、今の俺じゃ到底出来ない光景が、眼の前で繰り広げられていた。

 

「ほらほら、どうしました?!俺はまだ、重りを二つしか取ってませんよぉ?!」

 

「舐めるな、私もまだまだ本気を出して居ないぞ!」

 

夕紀の言葉を聞いて、俺はますます驚く、あんなスピードを出しておきながら、夕紀はまだ重りを付けていると言うのだ。

セシリア達も、驚いている様で、さっきから開いた口がふさがらず、固まっている。

 

だけど、突然二人の攻撃が止まった。

 

「盗み見とは、いかんなと言いたい所だが、やり過ぎた様だな」

 

「んじゃ、連絡しといて下さいよ、俺の方で片付けは、済ましておきますから」

 

「頼んだ」

 

二人は、話し終えると、千冬姉は多分山田先生に連絡を入れて、夕紀は刺さっている武器を片付けて行く。

千冬姉は、連絡をし終えると、俺たちの方に近づいて来た。

 

「お前達も早く、訓練に戻れ、私の方に問題が、あったとはいえ、天凪以外でサボるのは、許さんぞ?」

 

「「「は、はいぃ!」」」

 

千冬姉の凄みに、固まっていた俺たちは動き出し、全力疾走で、第一アリーナに戻った。

 

 

 

 

 

「興奮すると、何方も周りが見えなくなりますね」

 

「嗚呼、だが、其処まで暴れていたとは思わなかったな」

 

「はぁ、何か不完全燃焼だよ、どっかで筋トレでもして来ようっと」

 

織斑達が、帰った後、刀とかを片付けた俺は、二つ重りを外したまま、第二アリーナを後にした。

それにしても、隣とは言え、其処まで大きな音が響いているとは、思わなかったな、天災さんから防音シールドでも、借りようかな。

 

「あ〜流石に疲れたわ〜、織斑先生とやる時は、盛り上がるけど、日高とやった時並みに、疲れるんだからな」

 

俺の全力に、ついてこれるのは今の所日高だけだが、織斑先生ももう少ししたら、全力を出さないと、キツイかもな。

そう思いながら、俺は学園の屋上に来ていた。

 

亡霊機業(ファントム・タスク)構成員の名前、数、組織構成などが不明、分かることは、各国のISを略奪しては、自分達のIS部隊の機体として、使用している、最近ではイギリスの『サイレント・ゼフィルス』アメリカの『アラクネ』などが略奪された、か襲撃して来るのは、此奴らで、間違い無いだろうが、エイトでさえも、情報を集めるのに苦労するとはな、かなり厄介な奴らだな」

 

油断せず、着実に仕留めていくか。

俺は、俺の近くで、完全に隠れきれていない、人に聞こえる様に言いながら、此れからを考えていた。

 

「面倒だな」

 

屋上には、秋の冷たい風が吹いていた。

 

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