てな訳で、どうぞ!
「織斑の事、絶対に殺しにきてるだろ此奴ら」
俺の眼の前には、織斑を殺さんと血眼になって、武器を振り回す専用機持ち達。
此奴らは、織斑の事が好きだったはず、なのに何で襲い掛かっているんだ?
そう思っていると、楯無先輩のナレーションが入る、隣国の軍事機密、其れだけであんなに血眼になる筈が無い、予想出来る条件と言えば。
「織斑関係の事、一番濃厚なのは相部屋ってとこか」
ま、相部屋になった所で、ボーデヴィッヒ以外、ヘタレっぽいから、進展は無いだろうが。
などと、結論付けると又もや、楯無先輩のナレーションが入る。
そして、専用機持ちじゃ無い生徒や、一般客などがフィールドに侵入して来た。
「自分から、敵を招くまでは、同意出来るが、対応出来なかったら、笑え無いですぜ、楯無先輩」
此れにより、侵入しようとしていたテロリスト達が、容易に侵入する事が、出来る様になった。
そして、今俺がいる場所は、交戦するには丁度良く、人気の無い場所、俺が敵だったら、織斑を此処に誘導するだろうと、思っていると、誰かが此処に入って来た。
「来たか」
バレたら、元も子もないので、声を小さくし誰が来たのか、確認する。
「ビンゴッ!」
其処に現れたのは、巻紙礼子(偽名)と名乗った、俺が眼を付けた女性だった。
気配を周りに同化させて、ゆっくりと近づき、安全圏と危険域のギリギリの場所で、止まる。
「巻紙さん、こんな所で誰をお待ちかな?」
「ッ?!こ、此れは天凪君でしたか、驚きました」
いきなり、声を掛けられた巻紙礼子は、驚きながらも、偽装をし続ける。
「誰をお待ちと言われましても、織斑君ですが」
「悪いが、織斑は奪わせ無い、お前らは此処で潰す予定だ“
「ッ?!はっ!バレちゃしょうがない、其れにこんなセリフも飽き飽きしてたんだよ、クソが」
………この人、偽装中と普段の状態の口調、違いすぎ無いか?
お淑やかが、偽装状態なら、普段はガサツってか?まぁ、人それぞれだし、関係無いがな。
「予定外だが、お前を連れてく事にする」
「抵抗したら?」
「無理矢理にでも、連れてってやる!」
女の背後が、奇妙に動き出したら、八本のオレンジ色の蜘蛛の様な脚が、突き出し俺を拘束しようとするが、俺は直様愛刀を呼び出し、細切れに斬り刻む。
「なっ?!」
「無理矢理って、言葉は好きじゃ無い、其れと俺を連れてけれると思うなよ、言っとくが俺は、IS一機程度なら、相手に出来るからな!」
「くっ!」
刀をもう一本呼び出した俺は、残像を織り交ぜて、影分身並みに、姿を見せて、テロリストに攻撃を加える。
無双剣で、一気にやっても良いが、もしかしたら外の仲間が、来るかもしれ無いから、此処ぞと言う時に使う事にする。
絶対的な一手を持っていても、其れを使う場所を見極めなければ、其れは負けの一手に通じるのだから。
「クソ!ちょこまかと!」
「はは!遅い遅い!雑魚が、こんなんで、のこのこ此処に来れたもんだな!」
「ざっけんな!もう良い殺す!」
「殺れるもんなら、殺って見やがれ!」
ISを展開して、マシンガンを俺に向けて、乱射するがそんな物は当たら無い。
其れに、俺の前でマシンガンを使うとは、良い度胸してやがるな此奴、俺は、一度覚えた事は、絶対に忘れ無い。
其れは、一度同じ武器を見れば、対策方法なんて、数十も考えられる。
だが、此処では、室内を止まらず、高速で動き続け的を絞らせ無い様に、避ける。
そして、要所要所で、斬撃を飛ばして牽制と共に、装甲を削っていく。
「避けんな!当たりやがれ!」
「当たるかバカが!今の俺に、マシンガンなんてもんが、通じると思うなよ、亡霊機業!」
「なら、此れならどうだ!」
「其れも、覚えてるぜ!当たるかよ!」
女が、マシンガンを収納し、展開したのはレールガンだった。
だが、ボーデヴィッヒの専用機にも、レールガンは積まれているだから、俺には効かない。
双刀を戻した俺は、鏡並みに光り輝く大鎌を取り出した。
女は、迷う事なくレールガンを、俺に向けて放出する。
「オラァッ!」
「なっ!?ガハッ!」
円形に振り回した大鎌の刃で、レールガンの光撃を反射し、アラクネに当てる。
逸般人舐めんな、亡霊機業。
「よっと!」
「ガハッ!て、テメェ!」
起き上がろうとした、女の腹を踏み潰し、女を見下ろす状態になる。
その状態に、女は今にも飛びかかって、俺を殺そうとするが、踏み潰すと同時に、アラクネのアーマーを槍で、ぶっ刺して動け無くしている為、其れは出来る事が出来ない。
「選ばせてやるよ」
「どけっ!殺すぞ!」
「やっぱ、前言撤回選ばさない、取り敢えず、ぶっ飛べやぁ!」
「グハッ!」
女の返答に、その前に言った言葉を撤回し、バットを呼び出して、女をアラクネごと蹴り上げ、重りを外した腕で、思い切りフルスイングする。
「第二ラウンド行こうか、亡霊機業」
アラクネは、多分もう無理だろうな、さっき夜が、外でも交戦中って言ってたから、外に居た奴が、来たんだろう。
ぶっ飛んでいった、アラクネで開けた穴から、外へと飛び降りる。
あ〜、やっぱ、テロリスト相手にすると、気持ちが抑えられないわ〜。
自重しなければ。