遊戯王 パラレルスペクトル   作:レルクス

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第二十一話

「……後悔した」

 

 ガイゼはそうつぶやいた。

 他の四人が、罠にかかって別行動になったのだ。

 進まないわけにはいかないので一人で進んだのだが、途中で迷路みたいになっていて時間をくった。

 で……。

 

「ねえお姉様、どうするの?アイツ」

「セリナ。下品なこと言うのはやめなさい」

 

 デュエルコートがある部屋に来たのはいいのだが、よりによって、と思える相手がいたのだ。

 双子の姉妹だ。

 

「確か、姉の方がレイア。妹の方がセリナだったか」

「お、僕たちのこと知ってるんだ」

 

 姉はまあまだ理性的な雰囲気で、妹の方は僕っ娘だ。

 

「まあどうでもいいけど、幹部の中でも最強の僕たちを相手にするなんて、運がないね」

 

 セリナが言う通り、この二人、かなりの実力者だ。

 

「まあいいか。デュエルするんでしょ?」

「そうだな」

「僕たち二人をいっぺんに相手にして、勝てると思ってるの?」

「勝てないと思っている訳もないしな。それに、どのみちやることは変わらん」

「ふーん……」

 

 セリナがデュエルディスクを構える。

 

「さて、始めましょう」

 

 レイアもデュエルディスクを構える。

 

「さて、考えても話が進まないか」

 

 ガイゼはデュエルディスクを構える。

 

「「「デュエル!」」」

 

 ガイゼ       LP4000

 レイア & セリナ LP4000

 

「僕のターンからだよ」

 

 セリナか。

 

「僕は手札から、スケール1の『光沢騎士オークル』と、スケール8『光沢騎士エルグナ』でペンデュラムスケールをセッティング!」

 

 何!?

 

「どうしたの?驚いた顔しちゃって。もしかして、僕が『光沢騎士(ラスターナイト)』使いだってことを知らなかったの?」

 

 ガイゼは、セリナとレイアが実力者だということは認識していたが、ここまでは知らなかった。

 

「そう言えば、名前を見て思いだしたけど、君、徴兵組だよね。それも、確か、『労働強制エリア』出身だったと思うけど。運無いよねー。全然情報を握ってないじゃん」

「……関係はないだろう」

「そうだね。まあとにかく、レベル2から7のモンスターが同時に召喚可能だよ。ペンデュラム召喚!『光沢騎士ウルアヌ』『光沢騎士ヨシュア』!」

 

 光沢騎士ウルアヌ ATK1300 ☆3

 光沢騎士ヨシュア ATK1400 ☆4

 

「ヨシュアの効果を無効にして、ウルアヌの効果を発動。デッキから『PO』を手札に加える。私は『PO ラスターマント』を手札に加えるよ。そして、そのまま発動、ラスターマントは、一ターンに一度、自分フィールドの光沢騎士モンスター一体の効果を無効にすることで、カードを一枚ドロー出来る。ウルアヌの効果を無効にして、一枚ドロー!」

 

 光沢騎士の多くは、起動効果しか持っていない。

 そのようなモンスターたちの効果を無効にしたとしても、展開にはほとんど影響がないのだ。

 

「僕は、ラスターマント、ウルアヌ、ヨシュアを除外して、スリットチェンジ!光沢の定め、今ここに獣の勲章を掲げ生誕せよ、スペクトル召喚!現れなさい。レベル7『光沢騎士ビートン』!」

 

 光沢騎士ビートン ATK2600 ☆7

 

「手札から、『光沢騎士リリネット』を召喚」

 

 光沢騎士リリネット ATK400 ☆1

 

「そして、リリネットの効果を無効にして、ビートンの効果を発動、デッキからレベル4以下の『光沢騎士』を一体特殊召喚できる。僕は『光沢騎士バリオン』を特殊召喚」

 

 光沢騎士バリオン ATK1100 ☆3

 

「バリオンの効果を発動。このモンスターは一ターンに一度、このモンスター以外の光沢騎士すべての効果を無効にすることで、その数につき一枚、POをデッキから手札に加えることが出来る。僕はビートンのリリネットの効果を無効にすることで、デッキから『PO ラスターマント』を二枚、手札に加える。そして、そのまま発動。二枚でバリオンの効果を無効にして、二枚ドロー!」

 

 手札は三枚か。

 

「ふふふ、面白いものを見せてあげる」

「?」

「スペクトルモンスターにはね。こんなモンスターもいるのよ。僕は、光沢騎士スペクトルモンスターである『光沢騎士ビートン』と、POである『PO ラスターマント』二枚(・・)を除外することで、クロススリット!」

「な……」

 

 ビートンがスリットになり、そしてそれが二つに分かれ、それぞれの逆方向からプリズムを貫通する。

 二つのプリズムの間で、スペクトルが合わさり、そして、炸裂する。

 

「騎士の勲章を掲げし光沢の騎士よ、高みを目指し、新たなる栄光の礎となれ、エボルートスペクトル!現れなさい。レベル10『光沢騎士ハザードベル』!」

 

 光沢騎士ハザードベル ATK3000 ☆10

 

「POを二枚使って……」

「そう、これが、スペクトル召喚の一歩上の召喚、エボルートスペクトル。さらに強力なモンスターだと、スペクトルモンスターだけを要求するだけでなく、『進化補強素材』として、さらに別のモンスターを要求することもあるらしいけどね」

 

 初めて知った。

 

「まず魔法カード『光沢補強』を発動。自分フィールド上の、効果が無効にされている光沢騎士を二体リリースすることで、自分フィールドのスペクトルモンスター一体は表側表示で存在する限り、効果発動コストは不要になる。私はリリネットとバリオンをリリースして、効果発動のコストを無効にする」

「一体なぜ……」

「まあ、攻撃力400のモンスターを棒立ちにさせたくないということと、ハザードベルの効果発動のためには、三体のモンスターの効果を無効にしないとダメだからね。その代わり強力よ。効果発動。一ターンに一度、デッキからカードをドローする。そして、そのモンスターがモンスターカードだった場合、そのモンスターの攻撃力分、このモンスターの攻撃力がアップする。ドロー!ふふ、『光沢騎士デイグラ』攻撃力は2100よ」

 

 光沢騎士ハザードベル ATK3000→5100

 

「カードを二枚伏せて、ターンエンドよ」

 

 ……?そこまで警戒するほどの効果ではないようにも感じるが……。

 

「てっきりダークマターを使ってくると思っていたが……」

「あんなカード使わなくても、あなたくらい勝てるわよ」

「そうか、とにかく、僕のターンだ。ドロー!」

 

 さて、どうするか。

 まあ、やれることは多くはない。行くか。

 

「手札から『魔聖堂軍シング』の効果、相手フィールドにのみモンスターが存在するとき、手札から特殊召喚できる」

 

 魔聖堂軍シング ATK1500 ☆6

 

「そして、手札の『魔聖堂軍ソング』の効果。自分フィールド上に、レベル5以上の魔聖堂軍モンスターが特殊召喚された時、手札から特殊召喚できる」

 

 魔聖堂軍ソング ATK1600 ☆6

 

「雰囲気似てるね~」

「よく言われる。僕は、レベル6のシングのソングで、オーバーレイ!二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!現れろ、ランク6『魔聖堂軍デュオ』!」

 

 魔聖堂軍デュオ ATK2500 ★6

 

「へぇ。噂通りのエクシーズだね」

「それはどうも。デュオの効果を発動。オーバーレイユニットをすべて使い、デッキからカードを一枚ドローして、さらに、デッキからレベル2以下の『魔聖堂軍』モンスターを特殊召喚する。『魔聖堂軍リード』を特殊召喚」

 

 魔聖堂軍リード ATK400 ☆1

 

「リードの効果、このモンスターが特殊召喚されたとき、デッキから『聖堂剣』と名の付くカードを一枚手札に加えることが出来る。『魔聖堂剣ネプチューン』を手札に加える」

「『聖堂剣』も『魔聖堂剣』も両方サーチ出来るんだね。そのモンスターともう一体のレベル1モンスターを出して、エクシーズした後、あのモンスターを出すのかな?」

 

 クローバーの存在を知っているようだ。

 

「別にランク7のダークスターシンクロなど狙っていない」

「え?」

「そもそも、クローバーだけじゃないしな。そもそも、今回やるのは別のことだ。手札から魔法カード『マイナスエネルギーユニット』を発動」

「何……それ」

「自分フィールド上の、オーバーレイユニットがないエクシーズモンスター一体をリリースし、そのモンスターの素材が墓地にある時、その素材となったすべてのモンスターを特殊召喚する」

「な……でも、リリースってことは、デュオは出せない。他のランク6?」

「このカードの効果で特殊召喚されたモンスターが、レベルを持つモンスターだった場合、そのモンスター全てのレベルは、『×-1』となる。なお、シンクロ素材にはできない」

「え?」

 

 魔聖堂軍シング ATK1500 ☆6→☆-6

 魔聖堂軍ソング ATK1600 ☆6→☆-6

 

「うそ……」

「僕は、レベル-6のシングとソングでオーバーレイ。二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、ダークエクシーズ!」

 

 さあ、来い!

 

「現れろ。ランク-6。『魔聖堂軍レゾナンス』!」

 

 魔聖堂軍レゾナンス ATK2800 ★-6

 

「こんなモンスターが……」

「レゾナンスの効果、オーバーレイユニットを一つ使い、手札の『魔聖堂剣』を二枚除外することで、相手モンスター一体の効果を無効にする。『魔聖堂剣グラム』と『魔聖堂剣クロニクル』を除外する」

「ハザードベルの効果発動、このモンスターがモンスターの対象になった時、その効果を無効に……」

「レゾナンスの効果は、対象に取らない」

「何ですって!?」

 

 光沢騎士ハザードベル ATK5100→3000

 

「まだ終わりではない。手札の『魔聖堂剣ネプチューン』をレゾナンスに装備する。ネプチューンを装備しているモンスターは、攻撃力が700ポイントアップする。そして、そのモンスターがランク5以下のエクシーズモンスターの時、一ターンに一度、装備モンスターを対象とする効果を無効にする」

「な……」

「さすがに、全体破壊は伏せていないだろう」

 

 魔聖堂軍レゾナンス ATK2800→3500

 

「レゾナンスでハザードベルを攻撃。『マッドストリーム』!」

 

 レイア & セリナ LP4000→3500

 

「手札を二枚伏せて、ターンエンドだ」

 

 さて、手札は0枚になったが……どう来る?

 

「私のターンですね。ドロー。エクストラデッキから『イデアの工作員』の効果を発動します」

 

 レイアは使ってくるんだな。

 

「手札一枚と、エクストラデッキのこのカードを墓地に送ることで、デッキから『PO ダークマター』と『ダークオーブイデア』を手札に加えます。そして、『ダークオーブイデア』を発動」

 

 デュエルコートを重苦しい闇が包み込む。

 来るか……。

 

「手札から魔法カード『共鳴探知機』を発動。デッキから『激震共鳴』を一枚手札に加えます。この時、相手はカードを三枚ドローすることができます」

 

 ドローするかどうかは任意効果のようだが、しないやつはほとんどいないだろう。

 

「ドローさせてもらう」

 

 しかし、三枚か。多いな。

 

「手札から『激震共鳴』を発動。手札の『PO ダークマター』とエクストラデッキの『ダークマテリアル』を除外することで、それらを素材としたモンスター一体をスペクトル召喚します。次元のはざまで絶望せし皇帝よ。間違い渦巻く現世にて猛威を振るえ。スペクトル召喚!」

 

 今まで感じたことのない力の奔流を感じる。

 

「現れなさい。レベル10『ダークエンペラー』!」

 

 ダークエンペラー ATK4000 ☆10

 

「な……この時点で攻撃力が4000だと」

「皇帝を名乗るのです。他と同じのはずがないでしょう。ダークエンペラーの効果発動。相手フィールド上の表側表示のカードの効果を全て無効にし、相手モンスター全ての攻撃力を全て0にする」

「何!?」

 

 魔聖堂軍レゾナンス ATK3500→0

 

 く、攻撃力4000のモンスターがいる状況で理不尽な……。

 

「ダークエンペラーで攻撃。『ダークエンドインパクト』!」

 

 ダークエンペラーが口の中にエネルギーをためていく。

 

「リバースカードオープン!『ダークカセドラルコート』!除外されている聖堂剣一枚をデッキに戻して発動する。エクストラデッキから7以下のランクを持つカードを一枚墓地に送ることで、自分フィールド上の魔聖堂ぐうモンスター一体の攻撃力を、墓地に送ったモンスターの攻撃力の半分アップする」

 

 次の自分のターンで使うつもりだったが……仕方がない。

 

「除外されている『魔聖堂剣クロニクル』をデッキに戻して、エクストラデッキから『魔聖堂軍クローバー』を墓地に送ることで、レゾナンスの攻撃力を1400ポイントアップする」

 

 魔聖堂軍レゾナンス ATK0→1400

 

「それでは足りない。やれ、ダークエンペラー」

 

 ガイゼ LP4000→1400

 

「ぐううう!」

「そして、速攻魔法『クリムゾンシング』を発動。相手モンスターを破壊した時、そのモンスターの攻撃力の半分のダメージを与える」

「ち……」

 

 ガイゼ LP1400→700

 

「私はこれでターンエンド」

「はぁ、はぁ、僕のターン。ドロー!」

「良いカードは来たかしら?」

「ああ、リバースカードオープン、『カセドラルロード』!墓地の魔聖堂軍モンスター三体をデッキに戻して、デッキからPOと魔聖堂軍モンスター一枚を手札に加える。シング、ソング、レゾナンスをデッキに戻して、デッキから『魔聖堂軍サモナ』と『PO カセドルゴム』を手札に加える。そして、除外されている『魔聖堂剣グラム』の効果を発動。このカードが除外されている時、デュエル中に一度、手札に加えることが出来る」

 

 そろった。

 

「僕は『魔聖堂軍サモナ』を召喚し、手札から装備魔法『魔聖堂剣グラム』を装備する。グラムを装備しているモンスターがスペクトル召喚の素材になった時、カードを一枚ドロー出来る。そして、『PO カセドルゴム』を発動」

 

 魔聖堂軍サモナ ATK1600 ☆4

 

 行ける!

 

「カセドルゴム、サモナ、グラムを除外して、スリットチェンジ!我が心を満たす怪光よ。剣をとりて、新たなる災禍をこの世に刻め。スペクトル召喚!現れろ。レベル7『魔剣聖ディザスター』!」

 

 魔剣聖ディザスター ATK2500 ☆7

 

「来た……」

「グラムを装備したモンスターでスペクトル召喚を行ったことで、一枚ドロー。魔剣聖ディザスターの効果発動!一ターンに一度、相手フィールドのモンスター一体を破壊することが出来る。当然。ダークエンペラーだ」

「通ると思っていますか?そのはずはありませんよ。手札から『ダークサテライト』の効果を発動。レベル10以上の闇属性モンスターが破壊されるとき、代わりに手札のこのカードを墓地に送ることが出来る。残念でしたね」

 

 サミュエルの時も同じカードで防御された気がする。

 

「追撃だよ~。リバースカードオープン『モードバースト』発動!相手モンスターがスペクトルモンスターを対象とする効果を発動し、自分フィールド上のモンスターがフィールドから離れなかったとき、その相手モンスターを破壊するよ」

 

 魔剣聖ディザスターが破壊される。

 

「魔剣聖ディザスターの効果発動。このモンスターが破壊されて墓地に送られた時、フィールド上の魔法、罠カード一枚を除外する。ダークオーブイデアだ!」

 

 重苦しい雰囲気がなくなった。

 

「それでどうするつもりなの?手札はそこそこあるみたいだけどね」

 

 五枚あるからな。

 

「なぜ、僕が残ったリバースカードではなく、ダークオーブイデアを除外したと思う?」

「え?」

 

 ガイゼは手札のカードを一枚出した。

 

「僕は手札から永続魔法『PO ダークマター・アーク』を発動する」

「何ですって!?」

「どうしてそれをあなたが……それに、なぜダークマターカードであるにもかかわらず、乗っ取られないのです?」

「君たちは特殊な加工をすることで、その乗っ取られることを防いでいるようだが、作ってもらっただけだ」

「一体誰に……まさか、4519!」

「そう言うことだ。効果は知っているな。『ダークオーブイデア』が除外されているとき、墓地の闇属性モンスターを除外し、スペクトル召喚の素材にすることが出来る。僕のエースは闇属性だ。行くぞ!僕はダークマター・アークと魔剣聖ディザスターを除外して、スリットチェンジ!」

 

 墓地から現れたディザスターがスリットになり、プリズムを貫通する。

 

「我が心を満たす妖光よ、剣をとりて、新たなる災いをこの世に刻め、スペクトル召喚!」

 

 もともと黒いディザスターが、さらに深い闇に包まれる。

 

「現れろ、レベル7『邪剣聖ディザスター』!」

 

 邪剣聖ディザスター ATK2500 ☆7

 

「こ……これは……」

「邪剣聖ディザスターの効果発動。一ターンに一度、相手モンスター一体の攻撃力を半分にして、下がった数値分ライフを回復する。『パワードレイン』!」

 

 ダークエンペラー ATK4000→2000

 ガイゼ LP700→2700

 

「邪剣聖ディザスターで、ダークエンペラーを攻撃、『ソード・オブ・ハデス』!」

 

 ディザスターがダークエンペラーを一閃する。

 

 レイア & セリナ LP3500→3000

 

「カードを二枚伏せて、ターンエンド」

「次は僕のターン。ドロー!」

 

 セリナか……。

 

「くうう……メインフェイズ1開始時、魔法カード『ターンリベロ』を発動。このカードに対してカードの効果は発動出来ない。ターンを二ターン先のドローフェイズにする。まあ、先攻一ターン目に発動した時、攻撃ができなくなるんだけど、関係ないよね」

 

 と言うことは……。

 

「私のターンになるということです。ドロー」

 

 手札は三枚。

 

「私は手札から魔法カード『アークストリーム』を発動。エクストラデッキから『アークマテリアル』を墓地に送ります。そして、『PO ダークマター・アーク』を発動。さあ、見せましょう。ダークマター・アークと墓地のダークエンペラー、アークマテリアルを除外して、スリットチェンジ、絶望の果てに死を得た皇帝よ、冥界の天蓋を貫き、新たなる王として再誕せよ、スペクトル召喚!現れなさい。レベル12『ダークエンペラー・エクスデス』!」

 

 ダークエンペラー・エクスデス ATK4500 ☆12

 

「ダークエンペラー・エクスデスの効果、一ターンに一度、相手の場のカード全てを破壊します」

 

 竜の口の中でエネルギーがたまっていく。

 

「邪剣聖ディザスターは、手札の装備魔法を捨てることで、破壊を無効にする」

 

 ガイゼは『魔聖堂剣カドラ』を捨てた。

 

 伏せカードは破壊されてしまったが……。

 

「ならば、バトル!ダークエンペラー・エクスデスで、邪剣聖ディザスターを攻撃『エンペラーカタストル』!戦闘を行うとき、攻撃宣言時、相手はカード効果を発動出来ない!」

「手札の装備魔法を捨てて破壊を無効にする。それはできるだろう」

 

 ガイゼは『ハンターズスフィア』を捨てた。

 

 ガイゼ LP2700→700

 

「……ターンエンドです」

「お姉ちゃん……そ、そんな」

「僕のターンだ。ドロー。邪剣聖ディザスターの効果。相手モンスターの攻撃力を半分にして、下がった数値分ライフを回復する」

 

 ダークエンペラー・エクスデス ATK4500→2250

 ガイゼ LP700→2950

 

「くうう……インチキよ!なによ。手札の装備魔法を捨てただけで破壊を無効にして、自分のターンになったら相手モンスターの攻撃力を半分にして、その分のライフを回復って、反則じゃない!」

「ダークマター・アークではなく死者蘇生を使ってダークエンペラーを出さなかった君の姉が悪い。墓地の罠カード『ソードコネクト』を発動。このカードを墓地から除外することで、デッキから『聖堂剣』を一枚、手札に加える。『聖堂剣ホライゾン』を手札に加える。そして、手札の装備魔法『カセドラルサイン』を発動。ディザスターに装備させ、聖堂軍モンスターとして扱う。『聖堂剣ホライゾン』を装備」

 

 遊世から預かっていたカードだ。

 

「邪剣聖ディザスターの攻撃力は……2000ポイントアップする」

 

 邪剣聖ディザスター ATK2500→4500

 

「ま……まだ大丈夫!」

 

 確かに、750残る。

 

「墓地の『スキル・サクセサー』を除外する」

「そんな……」

「この効果で、邪剣聖ディザスターの攻撃力は800ポイントアップする」

 

 ……墓地にクローバーがいたの忘れてた。

 

 邪剣聖ディザスター ATK4500→5300

 

「終わりだ。邪剣聖ディザスターで、ダークエンペラーを攻撃。『ソード・オブ・ハデス』」

 

 レイア & セリナ LP3000→0

 

「すまないが、これでもリベレーター最強なんでな。簡単には負けられない」

 

 ガイゼは先に進んだ。

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