「な、何がおかしい」
「いや、すまんな。及第点であることをほめようとしただけだ」
「及第点だと?」
「私のターンだ。ドロー!」
ゼハードはカードを引いた。
手札は七枚。
死者蘇生で『ダークエンペラー・エクスデス』でも出すつもりなのだろうか。
「ふふふ、私は魔法カード『デスペアー・フュージョン』を発動!」
「その名前は……」
ゼハードが墓地を見る。
「このカードは、蘇生条件を満たしている墓地のモンスター二体を除外することにより、そのモンスターを素材として融合召喚を行うことが出来る」
「そんな……」
「私は墓地にいる『ダークオリジン・エクスデス』と『ダークコーラス・エクスデス』を除外し、素材にする。死を得し起源と合唱よ、いま大いなる次元のもとに降臨せよ。融合召喚!現れろ。レベル12『マキシマムイデア・フュージョンユニコーン』!」
マキシマムイデア・フュージョンユニコーン ATK5000 ☆12
真っ黒の馬が姿を現す。
「バカな。ゼハードが融合召喚だと?だが、エクストラデッキの採用枚数は……」
「ふふふ……このモンスターは、エクストラデッキに15枚のスペクトルモンスターが入っている時、採用枚数としてカウントせず、投入することが出来る効果外テキストがあるのだ」
「なんだって!?」
エクストラデッキが、初期から15枚を超えているだと!
「まだ終わりではない。自分フィールドに融合モンスターが存在することで、手札から魔法カード『死を越えし同調』を発動。墓地の召喚条件を満たしているエクスデスモンスター一体を、効果を無効にし、攻撃力を0にして特殊召喚する。さらに、除外されている『アークマテリアル』を、効果を無効にし、チューナーモンスター扱いで特殊召喚する」
そんな馬鹿な……。
「来い!『ダークニヒリティ・エクスデス』『アークマテリアル』!この時特殊召喚するモンスターのレベルは、どちらも6となる」
ダークニヒリティ・エクスデス ATK0 ☆6
アークマテリアル ATK0 ☆6(チューナー)
「まさか……」
「私はレベル6のダークニヒリティ・エクスデスに、レベル6のアークマテリアルをチューニング。死を得し不死鳥よ。元素の方舟に導かれ、現界にて姿を現せ。シンクロ召喚!現れろ。レベル12『マキシマムイデア・シンクロフェニックス』!」
マキシマムイデア・シンクロフェニックス ATK5000 ☆12
真っ黒の不死鳥が姿を現す。
「このモンスターも……」
「そう、ノーカウントモンスターだ。さらに、フィールドにシンクロモンスターが存在することで、手札から魔法カード『エクスデスリバースオーバーレイ』を発動!自分の墓地の、蘇生条件を満たしているエクスデスモンスター二体を特殊召喚する。そして、そのモンスター二体で、エクシーズ召喚を行う。『ダークバインド・エクスデス』と『ダークエンペラー・エクスデス』を、まずは蘇生しよう」
「ばかな……」
「私は、レベル12のダークバインド・エクスデスとダークエンペラー・エクスデスで、オーバーレイ!二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、死を得た獅子よ。大いなる光の渦で雄叫びを上げ、今、生誕せよ。エクシーズ召喚!現れろ。ランク12『マキシマムイデア・エクシーズレオ』!」
マキシマムイデア・エクシーズレオ ATK5000 ★12
真っ黒なライオンが姿を現す。
「三体目か……」
「さらに、手札から儀式魔法『死を越えし者の祭壇』を発動する」
「儀式魔法だと!?」
「このカードは、自分フィールド上に、融合モンスターがいることで、発動条件を得ることができ、シンクロモンスターがいることで、墓地のモンスターを素材にでき、エクシーズモンスターがいることで、対象をデッキの儀式モンスターとすることが出来る」
フィールドにはすべてそろっている。
「私は、墓地のダークニヒリティ・エクスデスを除外する。そして、デッキからこの儀式モンスターを特殊召喚する。死を得し巨人よ、今絶対なる儀式により、そのすべてを壊せ、儀式召喚!現れろ、レベル12『マキシマムイデア・リチュアルジャイアント』!」
マキシマムイデア・リチュアルジャイアント ATK5000 ☆12
真っ黒の巨人が姿を現す。
残りの手札は三枚。
「さらに、手札のスケール11の『エクスデスロードメイカー』と、スケール12の『エクスデスゲートメイカー』で、ペンデュラムスケールをセッティング!エクスデスゲートメイカーのペンデュラム効果、もう片方のペンデュラムゾーンに『エクスデス』と名の付いたカードがある場合、スケールが1上がる」
エクスデスゲートメイカー PS12→13
「この二枚のどちらかがフィールドに存在するとき、『PO ダークマターエイジ』が存在しない場合、ペンデュラム召喚を行えなくなるが、無論、存在するため行うことが出来る。そして、スケール11とスケール13でペンデュラムスケールがセッティングされているため、レベル12のモンスターが召喚可能となる」
そんな馬鹿な……。
「死を得し鮫よ。世界の生殺与奪を握るべく、禁忌の黒潮より姿を表せ、ペンデュラム召喚!現れろ、レベル12『マキシマムイデア・ペンデュラムメガロドン』!」
マキシマムイデア・ペンデュラムメガロドン ATK5000 ☆12
「バカな。何故お前が、その召喚方法をすべて使えるんだ……」
「手に入れたのだよ。ラフェル様復活のためにな!」
しかし……これはまずい。
「ここにきて、攻撃力5000が、五体」
「このモンスターたちの効果は、相手に戦闘ダメージを与えた時に発生する。そして、このモンスターたちは全て、バトルフェイズ以外のフェイズでは、相手のカードの効果を受けない。そして、この二つの効果は無効にならない。行くぞ。バトルだ!まずは『マキシマムイデア・フュージョンユニコーン』で、『神速竜ライトレイΩ』を攻撃!『マキシマムストライク』!」
黒い馬が突撃してくる。
八雲が動いた。
「リバースカードオープン、罠カード『エクストラバックドレイン』を発動!自分フィールド上のエクストラデッキから特殊召喚されたモンスター二体をこのターン中除外することで、そのモンスターの攻撃力の合計を、自分のライフに加える」
神速竜ライトレイΩ、邪剣聖ディザスターが除外される。
回復するライフは……5800
遊世 & 八雲 & ガイゼ LP4000→9800
「さらに、リバースカードオープン、罠カード『アナライズガーディアン』!相手ターン中に、自分フィールドのモンスターがアナライザーアクセスドラゴンのみの場合発動可能で、自分フィールド上のアナライザーアクセスドラゴンの攻撃力をターン終了時まで500ポイントアップさせ、さらにこのターン、戦闘では破壊されない!」
アナライザーアクセスドラゴン ATK3000→3500
「ほう、面白い。攻撃の対象を変更する。『マキシマムイデア・フュージョンユニコーン』で、『アナライザーアクセスドラゴン』を攻撃!」
馬がアナライザーアクセスドラゴンに突撃する。
遊世 & 八雲 & ガイゼ LP9800→8300
「ぐうう……」
すさまじい衝撃だ。
「相手に戦闘ダメージを与えたことで、効果発動。相手は、デッキからカードを10枚除外する」
「な……」
遊世たちはデッキのカードを10枚除外した。
「次に、『マキシマムイデア・シンクロフェニックス』で攻撃!『マキシマムフレイム』!」
不死鳥の黒い炎が、アナライザーアクセスドラゴンを襲う。
遊世 & 八雲 & ガイゼ LP8300→6800
「効果発動。相手の手札を、自分の手札の枚数と同じにする」
相手の手札は0だ。
八雲とガイゼが手札をすべて捨てた。
「次だ。『マキシマムイデア・エクシーズレオ』で攻撃!『マキシマムプレッシャー』!」
黒い獅子の咆哮がアナライザーアクセスドラゴンを襲う。
遊世 & 八雲 & ガイゼ LP6800→5300
「効果発動。私はカードを三枚ドローする。次だ。『マキシマムイデア・リチュアルジャイアント』で攻撃!『マキシマムインパクト』!」
巨人の腕がアナライザーアクセスドラゴンを襲う。
遊世 & 八雲 & ガイゼ LP5300→3800
「効果発動。相手に3000ポイントのダメージを与える」
さらなる衝撃がとどろいた。
遊世 & 八雲 & ガイゼ LP3800→800
ヤバい!
「これで終わりだ!『マキシマムイデア・ペンデュラムメガロドン』で攻撃!『マキシマムバイト』!」
ガイゼが動いた。
「リバースカードオープン、罠カード『サウザンドライフパック』を発動。自分のライフを1000ポイント回復する」
遊世 & 八雲 & ガイゼ LP800→1800
だが、攻撃は止まらない。
黒い鮫が、アナライザーアクセスドラゴンを容赦なく噛んだ。
遊世 & 八雲 & ガイゼ LP1800→300
「命拾いしたな。次の自分のターンのスタンバイフェイズまで、相手はこのモンスターしか攻撃できない。ふふふ、カードを三枚セット、ターンエンドだ」
こ、ここまで追い詰められたのは初めてだ。
「ターン終了時、除外されていた『神速竜ライトレイΩ』と『邪剣聖ディザスター』は戻って来る。そして、『アナライズガーディアン』の効果が終了し、アナライザーアクセスドラゴンの攻撃力はもとに戻る」
神速竜ライトレイΩ ATK3300 ☆10
邪剣聖ディザスター ATK2500 ☆7
アナライザーアクセスドラゴン ATK3500→3000
さて、攻撃力が5000のモンスターが五体。そして、ライフは残り300しかないか。
『遊世。俺に変われ!』
(ドレイク……何をする気かは知らないが、任せるぞ)
『ああ』
ドレイクが表に出た。
「俺のターンだ。ドロー!」
「……む?ドレイクか」
「八雲、なんで一発で分かるんだ?」
「声の違い」
思えば、使っている声帯が一緒のはずなのに、なんで声まで変わるんだか……まあいいか。
「ほう、4519か。今更出てきて何になる」
「4519じゃねえ。俺はドレイクだ!いくぞ。除外されている輪廻魔術師ナモレイザの効果を発動。一ターンに一度、手札を一枚捨てることで、デッキからカードを二枚ドローする。そして、アナライザーアクセスドラゴンの効果により、一ターンに一度、デッキトップを五枚確認し、その中から一枚を手札に加え、その後残りをデッキの下に置く」
さて、やるか。
「俺は手札から、『角柱天使ガレオン』を召喚!このモンスターが召喚に成功した時、手札から『角柱天使』モンスター一体を特殊召喚できる。手札から『角柱天使コーリング』を特殊召喚する!」
角柱天使ガレオン ATK1500 ☆4
角柱天使コーリング ATK1300 ☆4
「そして、遊世が伏せた永続罠『PO カセドラルデュエット』を発動。行くぜ、カセドラルデュエット、ガレオン、コーリングを除外して、スリットチェンジ!分散されし光よ、赤き光に力を宿し、剣を構える天使となれ!スペクトル召喚!レベル6『角柱天使レッドフェンサー』!」
角柱天使レッドフェンサー ATK2400 ☆6
「スペクトル召喚の素材として除外されたガレオンとコーリングの効果。このモンスターが、『角柱天使』スペクトルモンスターの素材となった場合、自分フィールド上に、永続魔法、『PO』カード扱いで、表側表示でおくことが出来る。ガレオンとコーリングを永続魔法として選択する。そして、レッドフェンサーの二番目の効果。一ターンに一度、デッキから『PO』の永続魔法を一枚手札に加えることが出来る。このターン中、その永続魔法は使用できない。俺は『PO レベルピリオド』を手札に加える」
さて、見せるとするか。
「俺は、角柱天使レッドフェンサーと、POであるガレオンとコーリングを除外して、クロススリット!」
「ほう……」
これでも自分がPOなんでな。使うことはできるんだよ。
「力を宿らせた赤き光よ、今ここにその力を示し、新たなる奇跡となれ、エボルートスペクトル!現れろ。レベル10『角柱天使スカーレッドフェンサー』!」
レベルが4も上がってる。
「スカーレッドフェンサーの効果を発動。一ターンに一度、一度でもスペクトル召喚の素材となったモンスターをエクストラデッキ以外の場所から選択し、俺のフィールドに特殊召喚する」
「一体何のモンスターを……」
「うまく使ってくれるとうれしいけどな。俺は、エクシーズレオのオーバーレイユニットになっている『ダークバインド・エクスデス』を俺達のフィールドに特殊召喚する」
「何だと!」
スカーレッドフェンサーがエクシーズレオに突撃し、ユニットのうちの一つをレイピアで貫く。
すると、それが俺達のフィールドに来た。
ダークバインド・エクスデス ATK4000 ☆12
「そして、魔法カード『同調と分裂のクロスポイント』を発動。シンクロモンスター一体をリリースすることで、ターン終了時まで、そのモンスターの攻撃力分、スペクトルモンスターの攻撃力をアップし、さらに、50ポイント追加する。俺は『神速竜ライトレイΩ』をリリース」
角柱天使スカーレッドフェンサー ATK3500→6850
「そしてエクストラデッキから、リリースしたモンスターよりも攻撃力の低いスペクトルモンスターをエクストラデッキか選択して、その素材をデッキから除外して、スペクトル召喚を行う。俺はデッキから『聖堂軍ピリオネ』と『聖堂剣ウロボロス』を除外する」
この素材は……。
「遊世。あと任せる」
遊世が戻ってきた。
「変なタイミングで戻すやつだ。我が心を満たす採光よ、剣を取りて、新たなる開闢をこの世に示せ。スペクトル召喚!現れろ。レベル7、『剣聖ゴディアス』!」
剣聖ゴディアス ATK2500 ☆7
「そして、『聖堂剣ウロボロス』の効果を発動。除外されているこのカードを含め、全ての聖堂剣をデッキに戻すことで、カード二枚につき、一枚ドローする。お前のユニコーンが4枚も除外してくれたからな。俺が戻すのは合計8枚。よって4枚ドローする。バトルだ!角柱天使スカーレッドフェンサーで、マキシマムイデア・ペンデュラムメガロドンを攻撃!『クリムゾンシング』!」
ゼハード LP9450→7600
「ぬうう……リバースカードオープン。罠カード『マキシマムペンデュラム』を発動。一ターンに一度、相手ターン中に、一体のモンスターだけをペンデュラム召喚できる」
「ダークバインド・エクスデスの効果を発動する。魔法カードだ」
「正解だ」
「それなら、効果は無効だ」
「ぐぬぬ……」
「俺はカードを二枚セットして、ターンエンド」
残り手札は三枚になった。
角柱天使スカーレッドフェンサー ATK6850→3500
「次は僕のターンだ。ドロー!」
次は八雲だ。
「除外されている輪廻魔術師ナモレイザの効果を発動。一ターンに一度、手札を一枚捨てることで、デッキからカードを二枚ドローする。そして、アナライザーアクセスドラゴンの効果により、一ターンに一度、デッキトップを五枚確認し、その中から一枚を手札に加え、その後残りをデッキの下に置く」
この二体がいれば、手札三枚は確保できる。
「手札から永続魔法『PO アナライズコスモス』を発動する。ダークバインド・エクスデスを選択し、効果発動。スペクトル召喚の素材となるとき、二体分として素材にすることができる。そして、遊世が伏せた『PO レベルピリオド』を発動する」
これは……。
「行くぞ!僕はアナライザーアクセスドラゴンと、アナライズコスモス、レベルピリオドの二枚のPO。そして、強化素材として、レベル8以上のモンスターであるダークバインド・エクスデスを二体分として除外することで、クロススリット!」
八雲……。
「始まりから終わりのすべてを知る竜よ。いまわが手に宿り、大いなる次元にいたれ。エボルートスペクトル!」
アナライザーアクセスドラゴンが、三つ首に。
「あらわれろ!レベル12『アカシックレコード・ドラゴン』!」
アカシックレコード・ドラゴン ATK4500 ☆12
「これが八雲の新しいエースモンスターか」
「そうだ、アカシックレコード・ドラゴンの効果を発動。相手のセットカードと手札、そして、お互いのデッキトップを確認することができる」
「なんだと!」
ピーピングがいかれてる。
アカシックレコード・ドラゴンが雄たけびを上げると、手札とセットカードとデッキトップが表示された。
セットされている二枚は、『マキシマムクロス』『聖なるバリア -ミラーフォース-』だ。
『マキシマムクロス』は速攻魔法で、ターン終了時まで、墓地の『マキシマムイデア』モンスターをフィールドに特殊召喚できる。
戦闘破壊されたメガロドンがペンデュラムモンスターだったから発動しなかったのか。
ってミラフォ!?あっぶな!なんてカード伏せてんだ。
というか、なぜ遊世のスカーレッドフェンサーの攻撃時に発動しなかったのだろうか……。
残しておきたかったのはまだ納得できるがな。だって、まだ相手に無条件に二ターンあるようなものだから。
デッキトップは『死を越えし者の宝札』だ。これはエクスデスモンスターがいないと使えないので意味はない。
ダークバインド・エクスデスの効果によってドローした時のカードは……『死者蘇生』だ。
「手札から魔法カード『アクセスクラッシュ』を発動。相手の手札のカード一枚を宣言し、そのカードが当たっていれば、そのカードを破壊し、相手の魔法、罠を二枚まで破壊する!選択するカード名は『死者蘇生』だ」
アカシックレコード・ドラゴンがいる以上、手札一枚と場の魔法、罠を二枚まで破壊できる鬼畜魔法カードだ。
「くうう……」
死者蘇生、マキシマムクロス、聖なるバリア -ミラーフォース-が墓地に送られた。
「さらに、手札から装備魔法『全知の竜口銃 アカシックリボルバー』を発動。アカシックレコード・ドラゴンに装備する。このカードはアカシックレコード・ドラゴン専用装備魔法だ。攻撃力が1000ポイントアップし、さらに、一ターンに、相手モンスターに三回まで攻撃できる。ただし、バトルフェイズ中、このモンスターしか攻撃できず、ターン終了時、このカードを装備しているモンスターは墓地に送られる」
アカシックレコード・ドラゴン ATK4500→5500
アカシックレコード・ドラゴンの右腕に、龍の頭の形をした銃が出現する。
弾丸の数は三発。
「バトルだ!アカシックレコード・ドラゴンで、ユニコーン、フェニックス、ジャイアントを攻撃!『アカシッククライシス』三連撃!」
アカシックレコード・ドラゴンが口からエネルギーを集めると、それが体の中を通って、三発の弾丸となって装填される。
そして、射出!
轟音が三回、それと共に、三体のマキシマムイデアモンスターが破壊された。
ゼハード LP7600→7100→6600→6100
「なあ。俺思ったんだけどさ。一体どっちが理不尽なのかわからなくなってきた」
「それを言っちゃダメ。勝てば官軍」
鉄也と未来が呆然としていた。
「ターン終了だ。『アカシックレコード・ドラゴン』は墓地に送られる」
「次は僕のターンだ。ドロー!」
こちらの攻撃力の総合計は、
角柱天使スカーレッドフェンサー 3500
剣聖ゴディアス 2500
邪剣聖ディザスター 2500
なので、合計は8500
エクシーズレオをどうするか……。
「除外されている輪廻魔術師ナモレイザの効果を発動。一ターンに一度、手札を一枚捨てることで、デッキからカードを二枚ドローする」
「私は、私は負けんぞ!デッキから罠発動『エクスデスリカバリー』!自分フィールド上に『PO ダークマターエイジ』が存在するとき、マキシマムモンスターをリリースすること発動する。で相手フィールド上の攻撃力が一番高いモンスターの攻撃力分、ライフを回復する。私は、エクシーズレオをリリース!」
ゼハード LP6100→9600
「さらに、相手はこのターン、1000ポイントのライフをはらわなければ攻撃宣言を行うことはできず、さらに、ターン終了時、墓地の『エクスデス』モンスター一体を、効果を無効にして特殊召喚できる」
ここでこれか。ていうか、デッキから発動するにしては効果が破格過ぎないか?
「その程度か?」
「何!?」
「その程度でいいのなら、何も問題はない」
ガイゼはエクストラデッキから『隕石獣ウルガーナ』を取り出す。
すると、そのカードが光りだした。
「まさか……」
「隕石は、原始惑星において恵みをもたらしてきたものだ。だが、現代のものにとっては、それは恵にはならない。それなら、今を生きるものにとってもわかるようにするだけだ。行くぞ。手札からフィールド魔法『クレーターグラウンド』を発動」
突如、屋上がごつごつしたものに変わり、ところどころ穴が開いたものに変わる。
「クレーターグラウンドの効果により、一ターンに一度、カードを一枚ドローして、その後カードを一枚墓地に送る。リバースカードオープン永続罠『PO カセドラリオン』を発動。そして手札から、『魔聖堂軍サモナ』を通常召喚」
魔聖堂軍サモナ ATK1600 ☆4
「僕はカセドラリオンと、レベル4モンスターであるサモナと、フィールド魔法であるクレーターグラウンドを除外して、スリットチェンジ!生誕する心よ、今恵みの雨となりて全てを潤せ、スペクトル召喚!」
突如雨雲が出現し、そこから降り注いだ雨が集まると、竜の形になる。
「現れろ、レベル8『グローリーレインドラゴン』!」
グローリーレインドラゴン ATK2800 ☆8
(え、俺のエースよりレベルと攻撃力高いの!?)
『諦めろ、そう言う運命だ』
そう言うものか?
「グローリーレインドラゴンの効果を発動。このモンスターの特殊召喚に成功した時、そのプレイヤーは、カードを一枚ドローして、ライフを1000ポイント回復する」
遊世 & 八雲 & ガイゼ LP300→1300
「だが、まだ足りないぞ」
「カセドラリオンがスペクトル召喚のPOとして除外された時、自分フィールド上のスペクトルモンスター三体の効果を無効にすることで、レベルが平均と同じスペクトルモンスターを、効果を無効にして特殊召喚する。剣聖ゴディアス、邪剣聖ディザスター、角柱天使スカーレッドフェンサーの効果を無効にする」
レベルの平均は、7+7+10を3で割って……8!
「八雲」
「ああ。全てを貫く巨砲を掲げ、眼前のすべてを殲滅せよ。レベル8『殲滅戦車トライアル』!」
殲滅戦車トライアル ATK3600 ☆8
鉄也のエース。降臨!
「なあ……殲滅戦車のブラスタービットをリリースしてでの攻撃は、効果外テキストなんだが……」
「問題ない。遊世」
「任された。リバースカードオープン『PO ヴァンキッシュリベロ』を発動。鉄也、行くぞ!俺はヴァンキッシュリベロと、剣聖ゴディアスと、レベル7以上の機械族スペクトルモンスターである『殲滅戦車トライアル』を除外して、スリットチェンジ!」
「そう言うことか!」
剣聖ゴディアスと殲滅戦車トライアルが、スリットになった。
「「我が心を満たす遂行者の心よ、今機械仕掛けの剣を取りて、新たなる可能性をこの世に示せ。スペクトル召喚!」」
剣聖ゴディアスが、機械の鎧をまとって、出現!
「「現れろ。レベル10『機工の剣聖マシニクルゴディアス』!」」
機構の剣聖マシニクルゴディアス ATK3300 ☆10
これで、マシニクルゴディアス、グローリーレインドラゴン、角柱天使スカーレッドフェンサーの攻撃力合計はゼハードのライフと同じ、9600だ。
「だが、3100以上のライフがなければ、攻撃は不可能だ!」
「まだだ、速攻魔法『スペクトルエネルギーチャージ』を発動。レベル10以上のスペクトル召喚に成功した時発動できる。そのスペクトルモンスターの元々の攻撃力の半分のライフを回復する」
回復するライフは、1650だ。
遊世 & 八雲 & ガイゼ LP1300→2950
「フハハハハハ!わずかに届かなかったな」
「グローリーレインドラゴンの効果発動。一ターンに一度、このカードの効果以外で自分のライフが回復した場合、その回復した数値の半分、ライフを回復できる!」
遊世 & 八雲 & ガイゼ LP2950→3775
「なんだと!」
「合計で3000のライフをはらって、三体のモンスターで攻撃!『クリムゾンシング』『グローリーストリーム』『ソード・オブ・マシニクル』!」
遊世 & 八雲 & ガイゼ LP3775→2775→1775→775
ゼハード LP9600→6100→3300→0
「ぐおおおおおおお!!!!!」
「俺達の勝ちだ!」
勝った次の瞬間だった。
ゼハードの体から、膨大なエネルギーがあふれ出したのは……。