魔法世界のオーパーツ   作:ナッツガン

10 / 66
 湿原での一件で追ってきている者を意識し始めた、ジンとアリア。
 それ以降は何もなかった。
 ジン一行は途中で会った親子を町まで護衛した。


列車事件

「ここまで護衛していただき、ありがとうございます」

「いいえ、お構いなく」

 俺は照れながら答えた。

「おじさんたちありがとう!」

「うっ!」

 俺はショックで倒れた。

「どうしました!?」

 アリアは俺の代わりに答えた。

「気にしないでください」

 そう言うと親子は町の中に消えて行った。

「ジン!早く行くわよ!」

「…はい」

 俺はとぼとぼ歩きだした。すると駅が見えてきた。

「サンはホテルを3室予約してきて、私たちは列車を予約して来るから」

「わかりました」

 そう言うと駅前のホテルまで走って行った。

「じゃあ列車の予約をしましょうか?」

「うん!!」

 そう言うジンの顔は、輝いていた。

 中に入ると色んな人がいた。帰る人、今からどこかに行く人、駅員。

 そんな事をしていると俺たちは、駅員の前にいた。

「機械都市行きの列車の個室付きを、3つを願いします」

 そう聞かれると駅員の人は、俺たちにチケットを渡してくれた。

「発車の時間は9時になります」

「10分前には乗車してください」

「ありがとうございます」

 そう言うと俺たちは駅を出た。すると駅前は雨が降っていた。

「困ったわね」

「そうだな」

 俺たちは困った顔をしているとモバイルに着信があった。

「なんて?」

 と俺が聞くとアリアは言った。

「先にホテルの部屋にいますって」

「じゃあ、走っていくか?」

 アリアはモバイルを片付けると言った。

「ええ」

 俺たちはホテルまで走って行った。

「ホテルの503、504、505だって」

「ほーい!」

 五階まで上がるとサンがちょうど部屋から出てくる時だった。

「これが部屋の鍵です」

 そう言うとサンの持っていた部屋の鍵を、俺達はそれぞれの部屋の鍵を取った。

 アリアは304号室、俺は305号室。

 少ししてすぐに部屋から出てきた俺たちは近くにあったレストランに向かった。

「俺はシーフードパスタ!」

「私はオムライス」

 と言ったのはアリア。

「私はミートスパゲッティ」

 すると最初にサンのミートスパゲッティが来た。

「では、いただきます」

 サンは無表情で食事を始めた。

「おいし?」

 と俺はよだれを垂らしながら言った。

「ちょっと汚いわよ!」

 アリアは俺の口元を拭いた。

「こちらオムライスのお客様は?」

「私です!」

 そう言うとアリアは、手を挙げた。

「おいし?」

「ちょっと!よだれを垂らさないで!」

「シーフードパスタのお客様は?」

 俺は元気よく叫んだ。

「俺ーー!!」

 アリアは五月蠅そうに言った。

「うるさい!!」

 

 カタンカタンカタン

 そういう音を鳴らしながら列車は機械都市に向かっていた。

「これが電車かぁ~」

 そう言うジンの顔はまるで幼い児童のような顔で、嬉しそうに言った。

「綺麗ね」

 窓の外は海が光に反射してキラキラしていた。

 私たちは列車の食堂に居た。もうすぐ昼食という時間だった。

「オムライス!オムライス!オムライス!」

 そう言いながらジンは机を叩いていた。

「ちょっと!静かにしなさい!周りが迷惑でしょ!」

「はーい!」

 ジンはふざけた感じで答えた。

「オムライスまだかな~」

 ジンは完全に浮かれていた。

 その後昼食が終わるとジンは車内探検に出かけた。

「仕方ないわね」

 私はサンの方に向いた。

「サンはどうする?」

「私は部屋に戻っています」

 そう言うとサンは部屋に戻っていった。

「私はどうしようか…」

 そう言うと謎の音に気付いた。

 フルフルフル

「これは、ヘリコプターの音!」

 するとジンが目の前から走ってきた。

「アリア!上から何かきたー!」

 私は真面目な顔をしながら言った。

「ヘリコプターよ!」

 ジンは不思議そうな顔をした。

「へりこぷたー?」

「誰かがこの列車に飛び乗ってきたのよ!」

 私は飛んで行ったヘリコプターの数を数えた。

「5機ね!後ろに3機、前に2機!」

 するとサンが部屋から出てきた。

「アリアとサンが後ろ!俺が前で!」

 私は後ろに向かおうとした、すると前から1人の武装集団が出てきた。

「おとなしくしろ!」

 相手が言うが、ジンが相手の腹にパンチを打った。

「こいつは?」

 私はジンの方に向いて言った。

「テロリストよ」

 私は続けて言った。

「この国は機械で発展してきたでしょ」

 ジンは頷いた。

「でも、何もかもがうまくいってきたわけじゃない」

「中にはエミリーのお兄さんみたいに機械の実験などで、親しい者を亡くした人もいる」

「そういう人達がテロリストとして、こういう行動をとるの」

 そう言うとジンは黙って走って行った。

「私達は、後ろに」

「はい」

 後ろの扉に向かうと武装集団が5人で見張っていた。

「武器は使っちゃだめよ」

「拘束が目的だから」

「わかりました」

「早く、敵に、的確に、気絶させる」

「いい?」

 そう聞くとサンは無表情で黙って頷いた。

 私たちは高速で敵を気絶させた。サンは手刀で、私は腹にパンチを片付けると私たちは部屋に居る人達に部屋に入っているようにと言い次に向かった。

 さらに片付けると電車のスピードが上がった。

 私はジンに電話した。

「もしもしジン?」

「アリア!電車のスピードが!?」

「多分テロリストの目的は電車を機械都市に向かって突撃させる事よ」

「どうやって!?」

「スピードを上げて脱線させるつもりよ!」

「脱線?」

「そう!電車を町の中へ突撃できるの」

「どうやって阻止すればいい!?」

「一番前に行って運転手を解放か、ブレーキと書いてあるボタンを押して!」

「分かった!」

 そう言うとジンは電話を切った。

 気づくとサンが次の車両のテロリストを倒していた。

「倒してきました」

「ありがとう」

 私はジンの行った方を見ていた。

 

 アリア達と別れると俺は次の部屋に向かった。

「二人か…」

 そう言うと俺は一気に1人を腹にパンチして気絶させた。

「こいつ!」

 すると相手は気絶した仲間事撃った。俺は守りの指輪で受けると、そのまま走って相手を気絶させた。

「大丈夫ですか?」

 俺は拘束されていた2人を解放した。

「奥には何人いますか?」

「運転手が1人、世界連盟の平和大使が1人です」

「平和大使…」

「次の部屋にはテロリスト以外誰もいないはずです」

「ありがとうございます」

 そう言うと俺は次の部屋に向かった。

 次の部屋には、5人が食堂に構えていた。俺は近くにあった鉄棒を二本持って入った。

「グラン国流の二刀流剣術を見せてやる!」

 俺は部屋の入り口にいた1人を倒した。

「撃て!」

 俺は机を蹴り上げて相手の視界をふさいだ。

「二人、三人」

 俺はすれ違いざまに、叩いた。

「四人、五人」

 最後の1人を叩くと俺は次の部屋を覗いた。

「さて、この部屋にいるのがリーダーか…」

 そう呟くと突如電車のスピード―が上がった。するとアリアから電話がかかってきた。

「もしもしジン?」

「アリア!電車のスピードが!?」

「多分テロリストの目的は電車を機械都市に向かって突撃させる事よ」

「どうやって!?」

「スピードを上げて脱線させるつもりよ!」

「脱線?」

「そう!電車を町の中へ突撃できるの」

「どうやって阻止すればいい!?」

「一番前に行って運転手を解放か、ブレーキと書いてあるボタンを押して!」

「分かった!」

 俺は電話を切ると窓から電車の上に上がった。

「行くぞ!」

 俺は電車の窓に向かって飛び込んだ。入った場所は平和大使の次の席だった。

「誰だ!」

 俺は相手に向かって鉄棒を叩き込んだ。すると敵は数歩後ろに下がった。俺はさらに三撃を入れた。

 しかし、相手はそれさえも避けて俺に攻撃をした。

 ババンババンババン

 数回銃撃が鳴ると俺はその弾を撃ち落とした。

「邪魔をずるな!!」

 俺は黙って距離を詰めると相手の男の脇腹に一撃を入れた。

「なぜだ、なぜ邪魔をする!」

 俺は男に言った。

「自分が絶望を喰らったからって、それを他人に押し付けていい理由にはならない」

「人の幸せを守るのがハンターの仕事だ」

 男はそのまま車掌に捕まった。

「お久しぶりです」

「ケネディーさん」

 そう言うと俺は1人のお婆さんに言った。

「久しぶりね、ジンちゃん」

「また後で」

 俺はそう言うと次の部屋に行って最後の1人を捕えるとそのまま運転手に電車を任した。

「まさか平和大使をしているなんて」

「ジンちゃんこそ、まさかハンターさんだったなんて」

 俺は笑いながら話あった。




 視線を感じる…
 誰…
 誰なの…
 やめてよ…

「サンどうしたの?」
「いいえ」
「なんでもないです」
 私は少し心配しながら言った。
「ジンの方も片付いたって」
「わかりました」
 しかしサンは後ろの方を気にしていた。
 サンは前を向き歩き始める。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。