魔法世界のオーパーツ   作:ナッツガン

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 ジン一行はついにアルミア大陸を出た。
 船に乗ろうとすると不思議な女性と出会う。
 そして…


恋心

船の甲板でー

「私どうしちゃったんだろ…」

 私は海の方を見ながら呟いた。

 本当にどうかしている…

 先ほどジンに押し倒されたとき、私はこのままジンとキスをしてもいいと考えていた。

「なんで私…」

(本当の自分じゃないみたい…)

 最初の頃は好きなんて考えてなかった。しかし、ジンと過ごしていくうちにジンの事を意識するようになった。今までは表に出そうとしなかったけど…

「す、好きってことよね…」

 自分の本当の気持ちを整理する。

(元々好きになったキッカケはなんだろう?)

「私いつから好きになったんだろ…」

 最初の頃はなんでもない表情が今では、意識してしまう。笑っている顔、怒っている顔、悲しんでいる顔全てが…

 先ほどのジンの顔もすぐに意識してしまい、怒るどころではなかった。今でも少しドキドキしているのが自分でも分かる。

「戻らなきゃ…」

 そう呟いて私は部屋に戻る。

 部屋の前に戻るとジンはいまだに正座していた。私はジンに近寄ると言った。

「ジンもういいわよ」

 そう言うとジンは申し訳なさそうに呟いた。

「でも俺、アリアのむ、む、胸を揉んだし」

 ジンはずっと反省していたのだ。なのに私はずっと…

「いいのよ!わざとじゃないのは今の態度でも分かるし」

 ジンは少し頭を上げると言った。

「ホント?」

 私は少し微笑んで言った。

「ホント」

 そう言われるとジンは少し笑って立ち上がった。その表情を見ると私はまた少しドキドキしだした。

「ねえ!ジン!」

 ジンはストレッチをしながら私の方に向いて言った。

「なに?」

「私少し気分が悪いみたい」

「だから今日は部屋で休んでいるわ」

 すると少し残念な顔をジンはして言った。

「そうか…」

 そう言うとジンは1人で小走りで行った。

 私は部屋の中に入った。

 

(アリア怒ってないかな…)

 俺は小走りで走りながらそんな事を考えていた。

 俺はアリアを押し倒してアリアの胸を揉んだのに、アリアは怒った表情を見せなかった。

「どうしたんだろ…」

 そう考えていると、俺は甲板に入った。

「潮風が気持ちいい」

 俺は甲板を少しゆっくり歩いていた。すると奥の方でサクラがストロベリークレープを、おいしそうに頬張っているのが見えた。

「ストロベリーが好きなんだな…」

 そう呟くと俺もクレープが欲しくなった。俺はクレープ屋さんに、ブルーベリーを頼んだ。

「サクラ!」

 サクラは頬張りながら俺の方を向いた。

「ジン先輩!」

 俺はサクラの隣の席に座った。

「先輩はもう正座しなくていいんですか?」

「うん」

「アリア先輩は…」

「部屋に居るって」

「そうですか…」

 そう言うとサクラは俺のクレープを凝視した。

「一口どうぞ!」

 俺は自分の分のクレープをサクラに差し出した。

「いいんですか?」

「ああ」

 サクラは少し頭を下げると、そのまま一口食べた。

「おいし?」

 するとサクラは少し笑って言った。

「はい!」

 するとサクラも俺の方にクレープを差し出して言った。

「私のも一口どうぞ!」

「いいのか?」

 するとサクラはまたしても少し笑って言った。

「先ほどのお礼です」

「じゃあ」

 俺は一口だけ貰った。

「どうですか?」

 サクラは俺の顔を少しだけ覗いて言った。

「おいしいよ!」

「よかった…」

 そう言うとサクラは、時計を見て突然立ち上がった。

「私これから映画を見に行っていきます」

「行ってらっしゃい」

 俺は腕を振りながらサクラを見送った。

 俺は船の中を順に見て回った。そして機関室の方を特別に見せてもっらた時だった。部屋の中心にシスターの服を着た女性に出会った。

 

 私はシャワー室でシャワーを浴びていた。すると部屋が突然開き声が聞こえた。

「アリアいる?」

 私は少しだけ驚いた。

「居るわ!」

 私は体を拭いて着替えようとした時に、不意にドアが開いた。

「アリアここ?」

 ドアを開けたのはジンだった…

「きゃーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

 私は近くにあった全ての物を投げた。

「ごめんなさ、ぐふ」

 ジンの顔に物がヒットした。私は急いで部屋を閉めた。

「どうしてノックもせずに入ってくるの!?」

「ごめんなさい!」

 隙間から除くとジンは土下座をしていた。

「そこで待ってて…」

「すぐに着替えるから」

「はい…」

 私はすぐに着替えると部屋を出た。

「もう!」

「ごめんなさい…」

「で、そこのシスターさんはどなた?」

 ジンは少し頭を上げると説明した。

「この人はシスターのメイさん、部屋がどこか忘れたんだって」

 するとシスターが自己紹介をしてくれた。

「シスターのメイですよろしくお願いします。

 メイさんはいかにも年上という感じのお姉さんで、髪は腰まであって色は銀色だった。

「ジンと同じハンターのアリアですよろしく」

「それでアリア…」

「分かった」

 するとメイさんは私に鍵を見せてくれた。鍵には401号室と書いてあった。

「これは下の階ですね」

「私が案内してあげますよ」

「ありがとうございます!」

 私達はそのまま下の階までゆっくり行った。その途中で私はジンに事情を説明してもらった。

「どうしてシスターさんと?」

「さっき機関室を、特別に見せてもらったら機関室にいたんだ」

 私は不思議そうな顔をした。

「なぜ機関室にいたの?」

「なぜか迷ったって」

 なるほど、ようするにジンと同類の人ね。

「なるほど!で、自分じゃ部屋はわからない、だから私の部屋に来たのね」

「うん」

 そうしているといつの間にか私達は下の階にいた。

「えーっと、こっちです」

 私は道案内を続けた。すると目の前に401号室の前に来ていた。

「ここですよね?」

「ありがとうございます!」

 そう言われるとジンは、少しふらふらしながら周りを見ていた。するとメイさんが私にだけ耳打ちをした。

「あの人の事が好きなんですか?」

 私は少し驚いて慌てた。

「な、な、な、な!」

「ふふ!」

 メイさんは少し笑って言った。

「あなたがずっとあの人を意識していましたから」

 私はまた顔を赤くしていた。

「ではありがとうございます」

 そう言ってメイさんは部屋の中に入った。

「どうしたのアリア?」

「なんでもない!」

 私は部屋に向かって歩き出した。

(私本当にどうしたんだろ、どうしてこんなにもジンの事ばかり考えているんだろ…)

 そんな事を考えていると私はいつの間にか意識を失っていた。




 シスターは私に言った。
「何か悩みごとでも?」
「なにもありませんわ!」
 そう言うと私はその場を離れて行った。
 すごく不機嫌だイライラする。
 すると近くから大きな声が聞こえる
「ご、ごめんなさい!」
 するとそこには先ほどの男が土下座をしていた。
 しかし女性の方はスタスタを歩いて行った。
「フン!」
 わたくしはそのまま歩いて行った。
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