そうとは知らずについに自分の故郷に到着したジン。
そしてグラン国の冒険が始まる。
「着いたー!」
俺は大きな声で叫ぶ。
「長かったわね」
アリアとサクラもまた荷物を持って降りてきていた。
「降りる人は少ないわね」
「まあ、グラン国といっても首都からは遠い、漁港みたいなものだから」
アリアは周りを見渡す。
「たしかに静かね」
「はい」
サクラも同時に周りを見渡す。たしかに周りは静かで人はあまりいなかった。
「この時間帯じゃ人はあまりいないよ」
そんなことを、話していると船を降りた人の中に、あの不機嫌そうな女性を見つけた。
「あの人も降りるんだな」
「そうみたいね」
「ですね」
アリアとサクラも発見したように言った。
アリアは俺の方に向いて聞いた。
「今日はどうする?」
するとサクラは言った
「街道を進みますか?」
俺はサクラとアリアに一つ質問した。
「ねえ!二人は今お金は大丈夫?」
アリアとサクラはそれぞれモバイルを持って残高を確認していた。
「私は残り100万ほど」
アリアはそう言いながらモバイルから目を離さなかった。
「私も同じく」
サクラも同じようにモバイルから目を離さない。
「俺も大体同じだ」
「私たちは、運命戦争での報酬金と両国の感謝のしるしに、約1000万振り込まれる予定よね」
「たしかその筈」
「それっていつなんですか?」
「少しかかるらしいわ」
「まあ気長に待とう」
「そうね」
「はい」
お金の確認が済んだところで俺は、体を動かしたい気分だった。
「ねえ!体を動かさない?」
アリアとサクラはお互いに目を合わせると言った。
「いいけど」
「私も同じく」
俺は荷物を持ちながら言った。
「じゃあ!ハンター支店で任務を受けよ!」
そう言うと俺達はハンター支店と宿を目指した
ハンター支店と宿で手続きが終わると俺達は沼地に来ていた。
「最近この辺で魔物の数が急激に増えているんだってさ」
そう言うとアリアとサクラは辺りを見回した。
「確かに少し魔物の数が多いわね」
「はい!」
俺も周りを見る数は、数えるだけでも20はいる。左右に6匹も群れと前に8匹も群れだ。おそらくはあれが任務の内容にあった、魔物20匹の討伐だろう。
「俺が前の8匹!」
「じゃあ私が左を」
「では私は右を」
そう言うと俺たちはそれぞれの方に向かった。
俺は剣を両方抜き構えて行った。すると魔物の方も俺に気づいたのか、俺に襲いかかってきた。
「邪魔をするな!!」
俺は魔物の攻撃を紙一重で避けると、そのまますれ違いに5匹切った。
「1,2,3,4,5!!!」
すると残りの魔物が俺を取り囲んでいた。
「「「がるる!」」」
「しかたない」
俺は剣を構えると一気に回転した。
「真空刃・嵐!」
すると俺の周りに大きな竜巻が起きると、辺りに真空刃を複数飛ばした。魔物も次々とやられていく。気づけば魔物は全滅していた。
「俺この技嫌いなんだよな」
自分で考えておいてなんだが、俺あこの技が嫌いだ。この技は辺り一面に真空刃を適当に飛ばす技だ。もちろん俺の意思とは無関係で。
ドゴーーーーン!!
大きな音が響き渡るふと音の方を見るとサクラが魔物をペッチャンコにしていた。
アリアは魔物たちが反応する前に次々に切っていく。
「終わったかな?」
気づくと魔物たちは全滅していた。
「早く帰ろう!」
俺たちはハンター支店を目指した。
私たちはハンター支店から直接宿に向かって、そのまま就寝した。
翌朝またしてもシャワーを浴びている私の耳元に大きな声が響いた。
「サクラーーーーーーー!!!」
「おはようございます」
「おはようじゃねーーーーーー!!!!」
「では」
「話は終わってないぞ!!!!」
私は相変わらずねっと思っていた。ふと、ジンの顔を思い出すと顔が赤くなった。
「い、急いで着替えなきゃ」
私は急いで着替えた。すると外にはジンが付かれたように立っていた。
「はぁ~」
「大丈夫?」
「うん」
ジンはそのまま食堂に向かった。私たちはそのまま食事を済ませると次の町を目指した。
新街道はあまり人がいなかった。
「ねえ!」
「何?」
ジンは歩きながら言った。
「グラン国ってどんな国?」
「私も知りたいです」
サクラも同様の意見だったらしくジンに聞いていた。
「グラン国は軍事力が優れた国だよ」
「兵士一人一人は恐ろしく強い」
私とサクラは「へー」という風に聞いていた。
「それとは別に自然も大切にしている国でさ、よくそういう方面の研究もされているよ」
「そうなんだ」
私は少し関心していた。それはサクラも同じだったらしい。
「だから基本この国の人には、国自体を恨んでる人はいない」
そう聞かれると私はヴァンを思い出していた。
「でも、それとは別に国外からは多くいる」
「この国は戦争を多くしている国だから」
私は運命戦争を思い出した。
「二人は魔動機を知ってるよね?」
私とサクラはそれぞれの顔を見ながら言った。
「ええ」
「はい」
「その魔動機を元々開発したのはこのグラン国だったんだ」
「ええ!」
「本当ですか!?」
私もサクラもそれには驚いた、てっきりハンガー国が作ったのかと思ったからだ。
「理由は軍事力の増大」
「…」
「結果は…成功した」
「それが今では多くの人の生活の一部になったのね」
「うん!」
ふと私はジンのグラン国流が気になった。
「グラン国流ってどんなの?」
「グラン国流は、基礎しかないんだ」
「ってことは…」
「応用はない」
そこでサクラは一つの疑問にたどり着いた。
「では、ジン先輩が使っている真空刃は、グラン国流ではないんですか?」
「半分はグラン国流だよ、要は形はね」
「「形?」」
「そう、グラン国流は形を教えて後は自分でアレンジするんだよ」
「たとえば、剣術と武術、剣術と魔術みたいに」
「なるほど」
少し納得した。
「グラン国は何種類あるんですか?」
「剣術、武術、棒術、銃術…」
ジンは指を折りながら数えた。
「20くらいかな」
「そんなに…」
「だから色んな使い方がある」
「俺の真空刃は剣に風の魔術を纏って使う」
「だから真空刃!」
「「へー」」
そんな事を話していると山の向こうが見えてきた。
「あれが教会の町グランドスタン」
大きな教会が見えた。
わたくしは今山を登っている。
後ろには1人のシスターがついて来ている。
「すみません、こんな事に着き合わせて」
「全くですわ」
わたくしは少し不機嫌そうに言った。
すると山の下にある沼地で三人組が魔物の群れと戦っていた。
「あの人たち…」
どうやらシスターも知り合いだったらしく呟いていた。
「ふん!」
あの男もいる。
しかしその男が桁外れに強いことは見れば分かった。
「いきますわよ!」
「は、はい!」
わたくしは教会の町を目指す。