一夜過ごしジン達はグラン国の城目指して進み始めた
「本当に護衛は要りませんか?」
兵士さんが心配していた。するとジンは答えた。
「いいよ!戦時中だし」
「そうですか…」
兵士さんは心配なようで顔に出ていた。
「それじゃ!」
「わかりました」
「では!行ってらしゃいませ!」
そう言うとジンはそのまま旅にでた。私達はその後に続いて言った。
「「「行ってきます」」」
そう言うと私達は城下町に続いている街道を歩き始めた。
「そう言えば無限魔石についてはご両親に伝えなくてもいいんですか」
そう言われるとジンは歩きながら言った。
「伝えてもらったよ」
「そうなの?」
「うん!」
そう言うとジンは少し黙っていたが突然話し始めた。
「みんなはオーパーツがどうやって出来たか知ってる?」
私達はお互いに否定した。
「でも突然どうしたの?」
「いや!話しておこうかと思って」
私達はジンの顔を見たその顔は複雑そうな顔をしていた。
「あなたが嫌じゃなかったら」
「私も」
「わたくしも」
そう言うとジンはオーパーツのできた経緯を話し始めた。
「元々オーパーツはこの世界には無かったんだ」
「それは誰かに作られたって事」
「う~ん、そう言うことではなくて、この世界の物で作られた物じゃないんだ」
「「「???」」」
「オーパーツは元々この世界にいた錬金術師が、とあるアイテムを使って出来た物なんだ」
「そうなの?」
「目的は?」
「この世界にはかつて大きな闇があった」
「闇?」
「詳細は分かってない」
「でもその闇をとある1人の男が愛する女性が作ったオーパーツを使って封印した」
「どこに?」
「最果ての地」
「要するに等価交換で出来た物でその目的がその闇を封印する事だった?」
「そお!」
改めてオーパーツの存在に私達は驚いた。
「その二人はどうしたんですか?」
サクラが疑問に思ったのかジンに聞いてきた。
「二人はとある大陸に国を作ったんだ」
「その国はなんですの?」
「グラン国」
「「「えっ!?」」」
「だからグラン国を作ったんだって」
「そうなの!?」
「だからこそそのオーパーツが他の者に悪用された時の為にこの剣があるんだ」
「なるほど」
そんな事を話しながら私達は歩いていた。そうすると脇の森の草むらが揺れた。
「「「!!!」」」
私達はそれぞれの武器を構えたが、ジンは腕組みしながら立ちすくしていた。
「ジン!武器を!」
そう言うとジンは草むらを凝視しながら答えた。
「大丈夫だよ!」
「「「えっ?」」」
私達はそう言うとジンは答えた。
「そろそろ姉貴出てきたらどうだ!」
そう言われると草むらから1人の美女が出てきた。
「あら~」
「あら~っじゃない!」
「きゃら~」
「そうじゃない!」
「じゃな~に~?」
「町をでてからずっとついて来てただろ」
「そうなの!?」
「ああ!魔物を倒してくれたのはうれしいけど」
「でしょ~」
なんというかすごく個性的な人だと思った。ジンの言葉責めも珍しいが、それ以上にその言葉責めを「あら~」で流している。
「大体どこに行っていたんだ!?」
「えっとね~隣国まで~」
「全く放浪癖は治らないのか?」
「?」
「まあいいや」
「ジンの事を心配したのよ~」
「それはどうも」
ジンはシラーとした顔で言った。
「なんというか個性的な人ですね」
「ですわ」
「ええ」
「だろ」
「でも兄弟の中で一番強い」
そう言うジンの顔は複雑そうな顔だった。
私達はそのまま城を目指した。
城下町に入るとそこは色々な人が行きかっていた。
「とりあいずハンター支店を目指すか」
「そうね」
「お姉さまをどうなさいます?」
「ついてくわ~」
(相変わらずおっとりした姉貴だな。あれで兄弟の中で最強なんだから困る)
少し歩くとすぐにハンター支店に着いた。中に入るとルーン店のマスターがいた。
「マスター!」
「おうジンか!」
マスターもこっちに気づいたように言った。
「アリアも久しぶりだな」
「マスターも」
「お久しぶりです」
サクラは笑顔で言った。
「お前サンか!?見違えたぞ!」
「ありがとうございます」
「で!お前が新しい仲間か?」
「はい!わたくしメイリーと申します」
「おうよろしくな」
「でもマスターいつも間に付いたんですか?」
するとマスターはそのまま驚きの事実を喋った。
「ルーンからだが?」
「「えっ!?」」
「お前たちが出てすぐだ」
「うそーーーー!?」
「無駄足…」
「しょうがないわよ」
そう言ったアリアも少し残念な顔をしていた。
「そろそろ行かないと…」
「到着は儂から行っておこう」
「では!」
そう言うと俺達はそのまま城に向かって言った。城に着くと一人の大きな鎧を来た男が話しかけてきた。
「ジン到着したか!」
「兄貴着いたぞ!」
「着いたわ~」
「姉貴もいたか!一週間ぶりだな」
「姉貴は一週間で一か月かかる隣国の首都に一週間で言ったのか?」
「なんのこと?」
「まあいい、ジン!」
「何?」
「親父が呼んでるぞ」
すごく嫌な顔をした。
「いいから行くぞ!」
「はーい」
三階に上がると一番大きな部屋にたどり着いた。部屋に入ると中にこれまた美人な母親と机で書き物をしている親父を見つけた。
「お父さん、母さんジンを連れてきました」
「ジン聞きたいことがある」
「?」
「ソロモン国が無限魔石を手に入れたってどういうことだ!」
俺は今までの経緯を話した。
「なるほどその人がソロモン国に無限魔石を提供した可能性があると」
「うん!」
そう言った俺はそのまま窓を見た。
「戦争の準備はどうなってるか?」
船の中で一人の老人が兵士たちに話しかけてきた。
「もうすぐで完了です」
「よし準備ができ次第出発だ」
「はっ!」