新たな仲間ジークフリードを連れて
そんな彼らは今…
森で迷っていた
俺達は今迷っている。
「ここどこ~?」
俺は疲れ切った顔で言いてみた、するとみんな俺と同じ顔で歩いていた。
「本当ですわ…」
「疲れました」
いつも鎧を着ていた兄は普通の服を着ていて、疲れを感じさせない動きをしている。そんな兄は俺達に言った。
「仕方ないだろ、こっちの方が近いという意見を信じてこっちに来たんだから」
そう言うとアリアも兄に同意した、そんな事を話していながら俺は少し前の事を思い出してみる。
「もう少しで次の町だな」
「ええ!そのはずよ」
そう言いながら俺はアリアの隣で歩いていた、すると後ろでは他の三人が話している。
「それにしても、二人とも仲がいいですね」
「しょうがないわよ、急に恋人になったんだから…」
「二人に任せておこう」
「は、はい」
そういうメイリーは頬を染めながら答えている。メイリーは少し前から兄の事が好きになったらしい、理由は単にかっこいいとのことだ。しかし兄はそんな事に気付かない、兄はあれで他人の事には気が利くのに自分の事に関しては鈍感なところがある。
「どうした?」
兄は心配になりメイリーの顔を覗き込む、するとメイリーは顔をさらに赤く染めてしゃべりだした。
「な、なんでもありません…あ、ありがとうございます…」
「「???」」
そんな会話を横目に見ていると俺とアリアは二人で話始めることにした。
「なんか二人とも、様子がおかしくない?」
「いいのよ…」
そんな事を話していると俺は草むらから魔物が出てきた、俺とアリアと兄とサクラは武器を構えたが、メイリーはまだ武器を構えていなかった。
「どうした!?メイリー!?」
そう聞くとメイリーは顔を赤く染めながらぶつぶつと呟いていた。するとアリアは俺達に指示をした。
「仕方ないわ!メイリー抜きで戦うわよ!」
俺達は黙って頷くと俺は草むらを凝視した、すると草むらからギーが出てきた。数は10匹。
「散開して各個に迎撃!」
そう兄が叫ぶと俺達は迎撃し始めた、しかしその内の一匹がメイリーの方に向かって襲い始めていた。俺が走るがとてもではないが追いつけない。
「メイリー!避けろ!」
そう叫ぶとメイリーの体が下に落ちた、すると攻撃していたギーは吹き飛んで死んでいる。気づくと兄がメイリーの体を抱えていて、しかもお姫様抱っこでいた。
「大丈夫か?」
そう聞くとメイリーはさらに顔を赤くして言った。
「は、は、は、はい!」
そう言うとメイリーは固まったままになってしまった。すると俺とアリアは話始めた。
「兄貴が抱っこするとさらにメイリーは役に立たなくなるんだよな…」
「仕方ないわよ…」
そう言うアリアの顔は苦笑いだった、するとサクラは俺達に聞いてきた。
「どうして役に立たなくなるんですか?」
そう聞くと俺はサクラに言った。
「それはな、メイリーが兄貴の事が…」
好きだと言おうとしたら頭にすごい衝撃が走った。
「何を言おうとしているんですの!?」
「それは…お前が…兄貴の事が…す」
ガン!ガン!ガン!ガン!
そんな鈍い音が何回も響く、するとアリアはさすがにこれ以上はやばいと思ったのか、止めに来てくれた。
「そ、そこまででストップ!」
「ハァ…ハァ…ハァ…」
「「???」」
二人は訳が分からないといった顔で俺達のやり取りを見ていた。
そんなやり取りの終わり俺達は次の町まで到着するこができた。
「宿を予約する係りとハンター支店に行く係りに別れよう!」
そう言うと兄はすぐに係りを分けた。
「では、俺とサクラ、メイリーが宿を予約しよう」
そう言うとメイリーとサクラは同意するように頷いた。
「ではな!」
そう言うと兄達はそのまま町の中に消えて行った。俺達はゆっくりハンター支店を目指している、田畑を横目に見ながら進むとアリアは言った。
「静かなところね…」
そう言っていると町の中心から大きな、それでいて賑わいの声が聞こえてきた。
「何かあるのかしら?」
「さぁ?」
俺達はその場所に行くとそこでは屋台などが立ち並ぶお祭りの姿があった。俺達は祭りを横目に眺めながらハンター支店を目指していると、トウモロコシ屋を発見した。
「トウモロコシ!」
そう叫びながら俺はそこに向かって走り出そうとしていたがアリアはすぐに俺の首元を掴んで言った。
「あとでね、先にハンター支店よ」
そう言われると俺は渋々ながらに諦めることにした、俺達はそのままハンター支店を目指し歩き始めた。少し歩くと田んぼに挟まった形で見つけた。
「小さいな…」
ハンター支店は思ったよりも小さかった、俺達はそのまま中に入ると到着申請をした。
「さぁ!トウモロコシを食べに行こう!」
そう言うと俺は先ほどの屋台に急いだ、その途中で俺達は目的地のクロックタウンの話を聞居て回った。
「トウモロコシを一つ!」
そう注文するとすぐにトウモロコシが出てきた、俺はそれをベンチで食べながらアリアの話を聞いていた。
「やっぱりクロックタウンの話はあまり聞けなかったわね」
「もぐ!」
「まあ、2か月近く音信不通では仕方のないことなのかもしれないわね…」
「もごもご!」
「しかし、グラン国の兵士の人でさえ近づく事さえできない男ってどんな人なのかしらね…」
「もごもご?」
「特徴はただ一つ、仮面をつけているだけだし…」
「もごもご!!」
「もお!食べながらしゃべらない!!」
「…はい」
俺はそのままトウモロコシを食べ終わるとアリアの話を聞き続けた。
「ねえジン!オーパーツの中に仮面ってある?」
俺はオーパーツの事を思い出してみたがやはり仮面の事は乗っていなかった気がする。
「いや、無いな」
「だったらなにか仮面の事について何か知らない?」
「う~ん」
俺が考えていると兄達が現れて報告してくれた。
「宿の部屋を予約するついでにクロックタウンの情報を集めてきたぞ」
「なにかありました?」
そうアリアが聞くと兄は首を横に振って言った。
「いや、何もない」
「そうですか…」
俺達はあきらめかけたその時1人の老人が話しかけてきた。
「もしかしてクロックタウンに行くのかい?」
「は、はい」
「だったらこの奥の森を使うといい」
「奥の森?」
「ああ…」
そう言うと老人は人ごみの中に消えて行った。俺達はその言葉を信じて次の日森を目指して歩き始めた。
「しかし本当に近道なのか?」
俺はぶつぶつと呟きながら文句を言った、しかしアリアは俺の方を向いて話始めた。
「しかたがないわよ…信用してしまったものは…」
「くそぉ~」
俺は疲れながら森の中を進み始めた。
うまくいったな…
あとは…
あの男に任せるか…