森の中で手当てを受けていた
仮面の男との戦闘を終えて俺達は森の中で野宿していた、これも仕方のないことで先ほどの戦闘で俺と兄が負傷してしまい、今日はこれ以上の行動が無理だと判断した。
俺はメイリーに回復魔法をかけてもらっていた。
「しかし奇妙な敵でしたね」
「ええ、なんというか…」
そこまで言うとアリアも先ほどの戦闘を思い出しているようで黙り込んだ。俺は兄の顔を見ると同時に兄に話しかけた。
「兄貴、今の仮面は…」
すると兄も同じ答えに至ったのか頷いてくれた、すると周りのみんなはあの仮面の事を聞きだした。
「あれの事をご存じなのですか!?」
サクラとメイリーも同じく聞いてきたので俺と兄はあの仮面の事について話すことにした。
「あれは多分…奇術の仮面だ…」
「「「奇術の仮面?」」」
アリアとサクラとメイリーは頭を傾げた、俺は兄の方を向いて確認を取ると兄も同じ答えだったようで頷いて聞いてきた。
「着けた人の望みを叶える仮面なんだ…」
そこまで言うとアリアが俺の方に向かって話しかけてきた。
「でも!この前ジンはオーパーツじゃないって!」
「うん、オーパーツではないんだ…」
「「「???」」」
そこまで話とさらに三人は頭を傾げて全くわけがわからないという風な顔で俺達を見る。俺と兄は更に話を始める。
「オーパーツは1000年前に出来たって話は前にしたよな…」
そう聞くと三人はコクリと頷いてくれた、俺は続けて話始める。
「奇術の仮面が出来たとされるのが約300年前なんだ…」
「ようするに奇術の仮面ができるときはもうすでにオーパーツはあったんだよ」
「だからオーパーツではないんだ…出来た時代が違うんだ…」
そう聞くとアリアは話の不信感に気付いたようで、俺達に質問をしてきた。
「ねえ何で約なの?」
「だって、オーパーツは1000年前に出来たってわかってるんでしょ…」
「うん、奇術の仮面は良くわからないことが多すぎて未だ把握されてないんだ…」
そこまで話すとアリアは俺の言いたいことが大体わかったようで黙って頷いた。するとまだ二人は分からない用で頭を傾げた。
「ようするにオーパーツは本などで記述されているけど、奇術の仮面はされてないから詳しい時代が分からないんだ」
そんな話をしていると俺の治療が終わったのか、回復魔法を解除していた。俺はもう一度みんなの方に向かって話を始めた。
「みんなのその違和感の正体は…」
「「「正体は?」」」
「殺気を感じなかったんじゃない?」
そう聞くと三人は何度も頷いた、俺と兄はやはりといった顔で話を始めた。
「戦う事に慣れている人は殺気などを感じることができる…」
「確かに私達は殺気を感じて戦うわね」
「でも仮面に感情自体がないから攻撃していても殺気を出さない、しかも攻撃をしているのは着けている本人だし、本人は攻撃したいわけじゃないから殺気もない」
「どういうこと?」
そう聞くと兄が代わりに質問に答えた。
「ようするにつけている本人は別に俺達に攻撃がしたいわけじゃないんだ、あれは仮面が願いを叶えようとしている過程で邪魔な人間を排除しようとしただけなんだ」
「しかも実際に魔法を本人が使えなくても仮面が無理やり魔法を使わせることができるし…」
俺は目の前にある食べ物を食べ始めた、するとアリア達は改めてあの仮面の男の強さに気付いたようで少し考えていた。
「まあ、考えていたって仕方がない事だよ…」
「そうね」
そう言うと俺達はそれぞれ寝ることになった。
起きると俺達は改めてクロックタウンに向かって歩き始めた、するとすぐにクロックタウンに着いた
「!!!」
中に入ると俺は何か不信感を感じた、それは兄とメイリーも一緒だったようでお互いに確認をした。
「ねえ!今!」
「はい!」
「何かを感じたな!」
しかしアリアとサクラは感じなかったようで二人して頭を傾げた。すると俺に隣のアイスクリーム店から二人の男の子が出てきた、するとそのうちの一人の男の子が俺とぶつかりそうになった。
「ごめんなさい!」
「別にいいよ」
そう聞くと男の子はそのまま町の中心に向かって走りだした、俺は改めてみんなに確認をした。
「とりあいず、ハンター支店と宿の確保を優先しよう!」
「では前と同じく俺とサクラ、メイリーがハンター支店に」
「じゃあ!俺とアリアは宿の確認ね!」
そこまで話と俺達は町の中心に向かって歩き出した。すると大きな十字路で別れることになり俺達はそれぞれの方向に向かって歩き出そうとした時、それは起こった。
赤い車がトラックに向かってぶつかってしまい、それに続くように何台もの車がぶつかって行った。
「事故か!」
俺は野次馬の端から一生懸命になって事故を確認しようとするが中は確認できなかった。
「行きましょ!」
「うん」
俺は仕方なく歩き始めた、少し行くと俺は宿にたどり着きそのまま町の中を探索することにした。
「今のところは何もないわね…」
「仮面の男も襲撃してこないし…」
すると俺は路地に昨日の仮面の男を見つけた、俺は走って追いかけると仮面の男は屋根に上って消えた。
「見失ったか…」
そこまで言うとアリアは「仕方がない」といって俺と一緒に町の探索を再開した。町はこれといって何かあるわけでもなく、俺とアリアは時計台にたどり着いた。
「大きいな!」
俺は時計台を見上げると大きな声で呟いた、するとアリアも同じ意見だったようで俺と同じく上を見上げていた。
「二人とも!」
声のした方に行くとそこには兄達がいて俺達の方に向かって手を振っていた。
「そっちはどう?」
「今のところは…」
俺は兄達に聞くと兄は首を横に振って言い返した、俺は少し考えていると不意に腹が鳴った。
「お昼にする?」
「…うん」
俺は顔を赤く染めながら呟いた。昼は近くにあったレストランでとると俺は不意に時計台の入り口の方を見た。
「何かある?」
「いいや、何も…」
そう言って俺は食事を再開した。
作戦は…
うまくいっているよ…
では…
ああ、引き続き…