この町の異変はすでに始まっていた
「ジン!起きてちょうだい!」
俺はそんなアリアの声はすぐ近くからのものだった、起こし方もサクラの時と比べて遥かに良い方法であるのは言うまでもない。それに起きて一番に好きな人の顔と言うのも最高だ。しかし…
「後ちょっと…」
そう言うとアリアは仕方がないという風にため息を吐くと、さらに大きな声で言いながら俺の体を揺さぶった。
「だめよ!ジークさんが起こしてくれって言われているのよ!」
そう言うが俺は眠い事には変わりはない、なので俺は布団に籠城するとさらに抵抗を仕掛けた。
「もお!ジークさんから伝言よ、起きなければ…」
「……」
すうーっと息を吸うとアリアは俺の耳もとで言った。
「お姉さんを呼ぶって…」
「シャキーン!」
俺はそんな効果音を口から出すと完璧に目を覚ました。するとアリアは俺の着替えを出すと、俺はその場で着替えだした。
「ちょっと!私が部屋を出てからにして頂戴!」
そう言うとアリアは急いで俺の部屋をでる。俺は気にせず着替えを続行した。
「終わったよ!」
そう言うと俺はアリアと一緒に宿を出る、するとすでに兄達は着替えて外にいた。
「さあ、入り口のレストランに向かうぞ」
「なんでレストラン?」
俺は頭を傾げるとそのまま兄に聞き返した、すると兄は振り返らず俺の問いに答えた。
「ハンターが少ない場所で話し合うことがある」
そう言うと兄はそのままいってしまい、俺はそれの跡に着いて行った。
俺はレストランに着くとそのまま席に着く、すると俺はメニューを見るとその中に俺の目を奪うものがあった。
「こ、こ、このグレートパフェを…」
俺はメニューにあるグレートパフェの項目を指差すと定員に頼んでみた、すると兄は俺のその行動を見ると呆れたように言った。
「言っておくが個人で支払だからな…」
俺は黙って頷くと俺はその場でパフェを待った、その間兄は話を続けた。
「話を始めるぞ!昨日この町に着いたが、ジンとアリアが仮面の男を発見した」
そう言うとメイリーはその話に対して口を出した。
「それは本当に仮面の男だったんですの?」
「ええ!そのはずよ…」
そう言うとメイリーは黙り込んだ、その様子を確認すると兄は再び話を開始した。
「そこでそれ以外に何か気づいた者はいないか?」
「グレートパフェのお客様は?」
「俺です!」
俺は大きな声で叫ぶと手を挙げて自分だと示した。
「こちらがグレートパフェになります」
「いただきます」
そう言うと俺はすごい勢いでパフェの食事を始めた。兄はまたしてもため息を吐くと周りを確認した。しかしみんなはこれといって気づいたことは内容でその場で黙り込んだ。
「困ったな…」
俺はものの数分で食べ終わるとお代をその場で支払った。すると俺は不意に入り口の方を見た、すると近くにアイスクリーム屋さんから二人の男の子がアイスクリームを持ちながら走って出ていった。
「ねえ」
「なんだ?」
そう言うと兄は俺の方を向きながら聞いてきた。俺はその男の子の方を見ながら兄に聞いてみた。
「あそこの男の子たち、昨日もアイスを買ってなかった?」
そう言うと兄達は男の子の方を向いて確認をして言った。
「確かに、だがそれがどうした?」
「別におかしいことはないでしょ?」
そう言われても俺は何か違和感を感じていた、すると俺は不意に時計を確認して言った。
「昨日俺が男の子にぶつかったのも確かこの時間だったよね?」
そう聞くとアリアは時計を確認して頷くと黙って頷きその後言った。
「確かに…」
そう言うと俺は更に悪い予想が頭の隅をよぎった、俺はそれを確認するために昨日事故があった場所に急いだ。
「どうした?」
「嫌な予想が浮かんだんだ!」
そう言うと俺達は昨日事故があった場所まで来ていた。するとその時まさに昨日あった事故が目の前で起きた。
「どうなってますの!?」
「まるで昨日の事がそのまま起きているように…」
「やっぱり!」
「どういうことだ!」
みんなは俺の方を向くと同じ事を聞いてきた、俺は最後の確認をしる為に隣の人に質問をした。
「あの~、今日は何日ですか?」
「今日は10日だが…」
「失礼なのですが何月ですか?」
すると兄とアリア以外は不思議そうな顔をしていた、俺はその後最も恐ろしい答えを聞いた。
「4月だが…」
「「!!!」」
「ありがとうございました」
そう言うと俺はその場から離れた、すると俺はみんなの元に戻った。
「やはりそうか…」
「ええ」
「どういうことですの?」
「ようするにこの町は4月11日を繰り返しているんだ」
二人は驚いた顔をしていた、俺は昨日の時計台の方に向かって歩き出した。時計台の近くのベンチに座るとみんなでこの町の事について話し合った。
「ようするに、この町は同じ日を永遠に繰り返しているというわけですのね!」
俺は黙って頷くと俺は昨日とは違う光景をそこに見つけた、俺はその場所まで急いだらそこにいた女性に話かけた。
「あの~」
「!」
「す、すみません話を聞きたいんですがいいですか?」
女性は黙って頷くと俺の跡をついて来てくれた、すると彼女は席に着くとこの町について詳しく話始めた。
「私はユイといって…」
「実はこの町には時計台の一番上にある銀の歯車を入れると時が進み、金の歯車を入れると同じ日を繰り返すという昔話があるんです」
「実は少し前に時計技師のマイケルは1人の仮面屋さんからなんでも願いが叶う仮面を購入したんです」
「私はやめた方がいいと言ったんですが…」
そこまで話と彼女は黙り込んだ、俺は彼女に一つ質問をする。
「質問をしてもいいですか?」
「はい…」
「俺達がこの町の住人ではないのでこの呪いにかからないのは分かるんですが、あなたはどうして呪いにかかってないんですか?」
彼女は少しの間黙っていたが、話始めた。
「私は当時この近くにあった森の中に忘れ物を取りに行っていて…」
「そうですか…」
そこまで話と俺はみんなに確認を取った、するとみんな俺と同じ答えだったらしく頷いてくれた。
「俺達に任せてくれませんか?」
「えっ!?」
俺は彼女の方に向いたまま視線を送った。
「お、お願いします!」
そう言うと彼女は頭を下げた。
仮面の男は時計台の近くでその様子をうかがっていた。
そしてその様子をさらにうかがう1人の男がいた。