そこで任務に向かう事になったのだが…
俺は朝宿のベットで目を覚ました、サクラもアリアも起こしに来ていない。
「まだ5時か…」
しかし俺はもうすでに目が完全に覚めていた、俺はゆっくり着替えていると昨日の事を思い出してニヤついた。
「えっへ~」
着替え終わると俺はやることがない事に気付いた、その時廊下を歩く音が聞こえた。
「誰?」
そこには兄が1人で歩いていて、俺の存在には気づかないように外に出た。俺も外に出るかどうか判断したが、外に出てもやることがない。
「しかし、どうしたものか…」
頭を抱えて考えているとメイリーも部屋から出てきた、すると俺の方に向かって歩いて来て聞いてきた。
「ジーク様はどちらに?」
「下…」
そう言いながら俺は指で下を刺した、するとメイリーはそのまま感謝の言葉を言ったのち下に降りて行った。しかし兄の反応を見るとまだメイリーの気持ちに気付いていない事は明白だ。
「兄貴も気づけばいいのに…」
「しかしみんな朝早いな…」
そう言いながら俺はアリアの部屋の方を見た、するとアリアが部屋から出てくる。アリアは俺が起きている事に気付くと俺の方に向かって走ってきた。
「ジンがこんな時間に起きているなんて珍しいわね」
そう言われると俺は少し顔を膨らませて言った。
「失敬な!俺だって早起きぐらいするもん!」
「はいはい…」
そう言うとアリアは俺の腕をつかむとそのまま俺と一緒に食堂に急いだ、そこにはすでに兄とメイリーはいなかった。俺とアリアは近くの席に座るとそのまま食事を注文する。
俺とアリアはそこで食事を済ませると今日の予定を確認したが、兵士達が到着するまで暇なのは確かだった。するとアリアは近くで討伐任務をすることを提案した、俺も別に断る理由はないのでそのまま俺はアリアと一緒に任務をすることにした。
「でもこうして一緒に任務をするのは久しぶりだな!」
「そうね!でも本当にいい気持ちね…」
そう言うと俺とアリアはそのまま近くの街道で数個の任務をすることにした。
「さて!まずは…」
そう言うと近くの草むらからギーが8体出てきた、俺とアリアはそれぞれ武器を構えるとそのまま戦闘に入った。
俺は武器でギーを二体すれ違いざまに真っ二つにすると残り二体を魔法で吹き飛ばした。アリアは刀で切りながらも常にギーとの距離を取ってから戦っている、それはまさにみとれるほど綺麗だった。
「どうしたの?」
気づくとアリアの方もギーを倒したのか俺の方に向かって話しかけてきた、俺はというとアリアの戦いに完全に見とれていた。
「いや、アリアの戦いって綺麗だよな…」
「そうかな…」
そう言いながらアリアは刀を片付けた、俺の方もすぐに武器を片付けるとそのままアリアの方に向かって次の任務の確認をした。
「次は?」
「え~と…次はカメライの3体討伐…」
そこまで言うとアリアは言葉を完全に止めた、俺はアリアの方を見るとそのまま話しかけた。
「アリア?どうした?」
「えっ?何?」
「いや、確認を…」
「あっ!御免!次はカメライの3体討伐よ」
「?分かった」
そう言うとアリアは戦闘を進んでいった、俺は何か引っかかったが今は任務に集中することにした。
少し行くとそこは綺麗な水源になっておりそこでは魚たちが住んでいる、しかし最近体から雷を発するカメであるカメライが住み着いており、街道の人にも何件か被害報告があった。
水源を横目に道なりに進んでいるとすぐそばになんとメイリーと兄とサクラがいた。
「ここで何を?」
「?任務だが…」
そこで俺達は亜互いが同じ任務を受けていることに気づいた、俺はそこでカメライを討伐するために歩いて行った。
「綺麗だな…」
そう言うがアリアの顔はあまり良くは無かった、俺はアリアの事が心配になり話しかけることにした。
「アリア?大丈夫か?」
そう言ったがアリアは何度も黙って頷くとそのまま歩きを続けた、俺はその後を着いて行くと近くから大きな音を出し水辺からカメライを3体出現した。
「全員戦闘態勢!」
そう言ったがアリアは完全に固まっていた、俺はアリアの傍によると俺はアリアの肩を掴みそのまま揺さぶった。
「アリア!アリア!」
「嫌!嫌――――!!!」
そう叫ぶとアリアはその場で悲鳴を上げながら座り込んだ、しかしカメライの方もこれ以上待ってはくれない。俺はアリアをかばう態勢でカメライの攻撃をまともに食らった。
「ぐっ!」
俺は何とか立ち上がるとそのままアリアの代わりに戦うことにした、しかし少しずつ先ほどのダメージが響いてきた。
「アリア!アリア!」
俺は何とかアリアに向かって叫び続けた、俺はそのまま戦いを続けた。何とかカメライを倒したがすでに俺はボロボロだった。
「アリア!どうした!アリア!!」
何度も何度も俺はアリアに向かって叫び続けたがアリアは何も変化はない。
「私は…私は…」
「アリア!アリア!しっかりしろ!!」
「私は…本当は…」
そう言った後だったアリアはその奥にとある人物の名前を言った。
「お父さん…私は…」
その時だったカメライが一体さらに水辺から現れた、しかもありに向かって攻撃を仕掛けてきた、俺はその攻撃を何とかするためアリアを吹き飛ばした。
「ぐわ!」
そんな音を叫ぶと俺はその場で気絶した。最後にアリアが言った言葉が気になったが…
俺が気づくとそこは病院のベットに上だ、近くには兄とカイサがいた。
「兄貴が病院送りになるなんてな…」
「油断…した…」
「しゃべるな!」
そう言うと俺は任務がどうなったか心配になる。
「安心しろ、任務もアリアも無事だ!
「よか…た…」
「しかしアリアさんはどうしたんですか?」
「分からん…何か…こう…誰かを…」
そこまで言うと俺はこれ以上言ってはならない気がした。
「なんだ?」
「嫌…なんでも…ない」
そう言うと俺はそのまま外を見た。
「目的地についたらすぐに攻撃だ!」
「はっ!」
「民の怒りを教えてくれる!」