その時アリアに何が起こったのか…
あれはいつの時だっただろう?私が小さいとき父に連れられて行った場所で私は父の理想を聞かされた、私はその場で大きな亀に襲われた。父はその時に負傷して動けなかった、その時私を助けてくれたハンターがいた。そうだあれは13歳の時だ、あれは大きな男の子だった。その男の子は亀と一緒に崖の下に降りて行った。
「…ア…アリ…」
誰かが私を呼ぶ声が聞こえる、誰かが私を呼んでいる。
「アリ……アリ…ア…」
あの時の男の子が私の目の前にいた、そうだあの時の男の子が目の前に。
「アリア!!」
その時その男の子が私をかばって水辺に落ちて行った、私をかばって。その時カメライはそのまま私の方に向いて移動してきた、私は動けない。
「ジン先輩!」
そう言うとサクラはそのまま水辺に潜って行った、その時後ろから1人の男が私を助ける形でカメライを倒した。
「ジン先輩!!」
そこには昔の男の子が火傷だらけの顔でぐったりしていた、私のせいで…私の…
私はそこで意識が飛んで行った。
カメライを倒したと同時にサクラがジンの体を持って浮かんできた、サクラはあの大きな体を持ち上げた事にまずは驚いた。その時アリアはそんなジンの姿を見るとそこで気絶してしまった。
「アリア!メイリー!アリアを頼む!」
「分かりました!」
そこまで言うと俺はサクラの方に向いて一緒にいるジンの体を引きずり上げたその体は火傷で一杯であった。
「応急処置をする!」
そこまで言うと俺は回復魔法を使った回復をした、しかし火傷はなかなか治らない。その時サクラは携帯を取り出しどこかに向かって話しかけた。
「今、車を寄越しました」
「ありがとう!」
するとアリアの事を任せていたメイリーが俺の方に向かって走り始めた。
「わたくしが代わります!」
「すまない…」
俺より遥かに手際のいいメイリーが治療を行っても中々回復しない、これは完全に俺のミスだ。
「クソ!!」
そう言うとメイリーがジンの回復治療をやめた、するとこちらに歩み寄ってきた。
「どうだ!?」
「大丈夫でしょう、応急処置は終わりました」
「そうか…」
「後は病院でちゃんと治療をしない事には…」
そこまで言うとメイリーもジンの方を向いた、そこで俺はアリアの方を向いて呟いた。
「アリアの身に一体何が…」
「何かつぶやいていましたね…」
「ああ…」
そこまで話と俺は二人を安全な場所に移動させる、そこで俺はサクラに指示を出した。
「サクラ!車に俺達の場所を案内してきてくれるか?」
「分かりました」
そう言うとサクラはそのまま奥の方に向かって走って行った、俺は二人の様子を窺った。
「わたくしがしっかりしていれば…」
そう言うとメイリーは泣きそうな顔で俯いた、俺はそんなメイリー抱くと俺は呟くように言った。
「いや、俺のせいだ…」
「ジーク様…」
「俺がしっかりしていれば…」
そこまで言うと俺はそのままの態勢で彼女の涙を受けた、俺は改めて自分が何もできない事に苛立った。
「ここです!」
そんな声がすると俺は彼女から離れた、そして大男が二人で担架に乗せるとそのままアリアも搬送の準備を始めた。
「彼女も位置を病院に運びます」
俺は一緒についていこうとしたが乗れるのは後1人だけなので、俺はサクラを選び俺達はそのまま歩いてクロックタウンに向かった。
「じゃあ…一緒に…」
「はい…」
そう言うと俺達は無言でクロックタウンに向かって歩き出した、帰り道の途中はずっと無言で移動した。
ずっと空気が重くとても足が重く感じた、いつもならすぐに終わる任務だったのに、今回はこんなにもひどい結果に終わった。
クロックタウンに戻ると俺とメイリーはそのまま病院に向かって歩き出した、病院にたどり着くとそのまま俺は中に入っていた。
「すみません、ジン・グランの家族の者ですが…」
「ジン様は今三階の手術室で手術中です」
「手術!?」
俺はそのまま急いで三階に急いだ、三階にはサクラが手術室の前で暗い顔で座っていた。俺はサクラに説明を求めた。
「容体は!?」
「深刻らしくて…その油断を許さない状況…」
「そんな…」
メイリーは更に暗い顔をしてその場に座りだした、俺はその場の近くにある自動販売機に行くとそこでジュースを三本買う。
「これでも飲め」
「ありがとうございます」
「………」
メイリー無言でそれを受け取ると手の中で黙って持っていた。
何時間経っただろう、そうすると中から1人の女性医師が現れた。
「ジンは!?」
そう言うとその女性医師はにっこり笑って言った。
「大丈夫ですよ、数日ちゃんと休めば」
「そうですか…」
そう言うと中から包帯だらけのジンが出てきた、メイリーとサクラはそのままついていった。俺は女性医師が何か言いたそうな顔でいたのでその場に残った。
「問題が…あるんです…」
「なんですか?」
「その、ジン様についてではなく…その…」
「アリアの事ですね?」
「はい、アリア様は何かトラウマのようなものが有り…その…」
女性医師は何か言いにくそうな感じで言った。
「その中心に居るのが彼女のお父様と…」
「もう一人というと…母親ですか?」
「いいえ、そうではなく…」
「?」
その後口に出した言葉に俺は驚いていしまった。
「ジン様がどうやらトラウマの中心にいるようなんです…」
「ジンが!?」
まったく予想ができない、少なくともアリアはジンに対してトラウマになるようなことが在ったとは聞いていない。
「ジン様だけではなく、今回の亀と一緒になってトラウマになったと考えられます」
俺はその言葉に衝撃を受けると共にこれからの方針について話合わなければと感じていた。
それは大きな体をしている少年が剣を使って亀を倒していた。
私はその姿がとても衝撃的だった。
でも…でも、どうして忘れていたんだろう。