今新たな旅が始まる
病院を退院すると俺とアリアは継承式のある首都を目指して進み始めた。
「♪♪♪」
鼻歌交じりに進んで行くと、アリアは俺に向かって話しかけてきた。
「機嫌がいいわね?」
「まぁね!」
俺は鼻歌を続けながら歩いていた。
するとアリアが俺の方に携帯を見せてきた。
「これがこの間ジークさん達を襲撃したグループのリーダーだって」
そう言いながら見せてくれた画像に俺は身に覚えてあった。
「身に覚えがあるな~」
そう言いながら俺は記憶を探っていると、アリアが携帯を片付けた。
俺は頭を抱えながら進んで行くと不意に思いついた。
「そうだ!内の兵士長していた男だ!」
「そうなの?」
そうアリアが聞いてきた為俺は昔の事を思い出した。
内の兵士長が捕まったと、聞いて俺は興味が無いという風に俺は、そのまま部屋で籠って本を見ていた。
「兄貴が怒鳴るなんて珍しいよな…」
「そうね~」
「!!!」
俺の後ろから声が聞こえてきた、俺はそのまま後ろに向くとそこにはいつの間にか姉貴が居座っていた。
「姉貴!?どうやって此処に!?」
確かに部屋のドアには鍵をかけたと自覚している。
「ヒッキン…兵士達に開けてもらったのよ~」
「今ヒッキングって言いかけなかった?」
そう聞くと姉貴は明後日の方に向いていた、俺は姉貴に追及するのをやめた。
「言った所で答えないし…」
「そのとうり~」
「……」
姉貴の方を見ながら無言で睨みつける、すると姉貴は何でも無いように質問を続けた。
「それで、兵士長が捕まったってどういうこと?」
そう聞かれたので俺は姉貴に対して質問に答えた。
「なんでもテロリストの可能性があるんだって」
「……」
俺は姉貴にそう言うと、姉貴は立ち上がり突然部屋を出た。
「どこに行くの?」
「その人に所~」
俺は心配になり後を付いて行くことにした。
城の牢獄に着くとそこには兵士長が脱走しようとしている所だった。
「あらあら」
「まあまあ」
そう言いながらおれと姉貴はそれぞれ武器を構えた。
「こんな時に!」
そう言うと男は俺達に向かって煙玉を投げた。
「逃げたね…」
「そうね~」
逃げた方向に行くとそこには兄が元兵士長と戦っていた。
すると兄が放った一撃が元兵士長に直撃した。
その後兵士長は川に落ちて行った。
「あれでは捜索にも時間がかかりそうだね?」
「そうね~」
しかしその後捜索したが元兵士長を発見できなかった。
「生きていたのか…」
俺はそう呟くと、アリアは俺に向かって話しかけた。
「ジークさんが倒したの?」
「うん!」
そう言いながら俺はあの時の事を思い出していた。
しかし、思えばあの時兄はそうなる事を予想していたのではないかと、考えていた。
「それにしても結局黒の翼の情報は手に入らなかったな」
「でも、何か行動をしている可能性があるのは確かよ」
そう言うアリアの表情はとても険しい。
俺は黒の翼のメンバーの事を思い出していた。
「でも何をしようとしているのかしら?」
そう聞かれると俺はそのままアリアに向かって答えた。
「それは分からないけど、嫌な事のような気がする…」
そう言いながら歩いていると、アリアがしゃがんで何かを拾った。
「これ落としたわよ!」
そう言うアリアの手の平には石があった。
「ありがとう!」
石をポケットの中に入れるとアリアは俺に向かって聞いてきた。
「それは?」
「ミストにもらった石」
これはあの時ミストからもらった石だった。
「あの時って私を助けてくれた後に出会った時?」
「うん!貰ったからには大切にしないと」
そう言うと俺は石をポケットの中で転がしていた。
俺達は町に到着するとすぐにホテルに急いだ。
「早く!早く!早く!」
「はい!はい!」
俺は歩きながら町の中を見て回った。
すると中を歩いているとホテルを見ていると俺は近くに知った顔を見た。
「あいつは!?」
男の方に行くと男も気づいたのか逃げて行った。
「アリア!追うぞ!」
「ええ!!」
俺達は男が入って行った路地の中を進んで行く。
そして男は大きな道に出た、するとそこには他の男がそこに待ち構えていた。
「見つけられた!」
「仕方がない…」
俺はその男達の前に立つと男達を確認した。
「黒い翼!!」
そこにいたのはソロモン国との戦争で俺達の妨害をした二人だ。
「また会ったわね…」
「そのようですね…」
そう言うと男は鉤爪を構えていた。
「私達を見つけられるとは…」
俺の目の前の男は銃剣を構えて戦う態勢を取った。
「また会ったな…」
そう言うと俺は剣を抜き男に向かって走って行った。
「そうですね!!」
男は銃剣で俺の攻撃を受け止めると完全に均衡状態に入った。
「すべてはこの世界の為に!!」
そう言うともう一人の男はアリアとの戦闘に入った。
俺は相手を吹き飛ばすとそのまま態勢を整えてすさまじい速度で距離を潰した。
「何を考えている!!」
俺は相手の攻撃のすべてを受け止めるとそのまま攻撃を仕掛けた。
「くっ!」
俺はそのまま相手を吹き飛ばすと男はそのまま家の屋根に避難した。
アリアが戦っていた奴もすぐに家の屋根に逃げる。
「まあ、ここで貴様が俺達を倒したところで結果は変わらない!」
「何!?」
「すべてはあの方の望み通りになり、破滅を首都にもたらすであろう!!」
「喋り過ぎだ!!」
そう言うと男は逃げて行った。
「あの二人がここに向かっているそうよ」
「そうか、あの男の生まれ変わりが…」
「はい、似ていますよ…性格は…」
「そう言うな、マドンナ」