魔法世界のオーパーツ   作:ナッツガン

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 長い航路の果てたどり着いた氷の国
 そこでジン達は賢者の情報を探す


情報屋

 外に出ると目の前に大きな町が見えてきた。

「あれが目的地ですか?」

 サクラが聞いてくると兄がすぐに答えてくれた。

「ああ、ミストの情報だとあそこに居るはずだ…」

 ミストは俺にあそこの町に向かえと言いどこかに消えた、俺はミストの言葉を信じる事にした。

 船は真直ぐ港に向かっていて、俺達はすでに降りる準備を始めていた。

 みんなコートを羽織っており寒さに対する準備は万端だ。

「それしても寒いですわね…」

「氷の国って言うぐらいだからな…」

 船が港に泊まると俺達は船から降りて行った。

 降りるとこれからの行動を話し合うことにした。

「これからどうする?」

「まずはハンター支店とホテルの確保?」

「だな…」

 俺とアリアがハンター支店、兄とサクラとメイリーがホテルの確保。

 その後は賢者探しという運びとなった。

 俺とアリアは大きな通りを進んで行く、通りは町に住んでいる人達で多く賑わっていた。

「ここを真直ぐ行くとハンター支店に着くと思うけど…」

 ハンター支店の看板が目の前に見えてきた。

 ハンター支店は3階建てで横にも大きく、遠くからでもよくわかる。

 中に入っていくと中はガランガランで、誰もいない。

「私が報告をしてくるわね」

 そう言うとアリアが受付の方に向かって歩いて行った。

 話が終わったのかアリアは歩いてこっちに向かって来た。

「報告終わったわよ」

「じゃあ外に出るか?」

 俺達は外に出ると早速賢者探しを始めた、まずは聞き込みから始めることにした。

 

 2時間聞き込みを続けたが中々情報が得られない。

 賢者の名前を知ってはいてもどこに住んでいるかは知らないというのがほとんどだ。

「それにしても困ったわね…」

「どこにいるんだろ…」

 二人して喫茶店で紅茶を飲みながら落ち着いていると兄からメールが来ていた。

「なんて?」

「そっちはどうかって…」

「と言われてもね…」

 俺は今の状況をそのまま報告することにした、するとすぐに返信が返ってきた。

「兄貴も大体同じ状況だって…」

「まあ、そうなるわよね…」

 とてもではないが賢者が居るようには見えない。

 ため息を吐きながら困り果てていると店員が伝票を持ってきた。

「どこかに良い情報は無いかな?」

 俺がそう呟くと外はいつの間にか吹雪いていた。

「これじゃ…外をうろつくのは…」

 そう言っていると中に入って来た客の話声が聞こえてきた。

「全く…困ったもんだな…」

「情報屋だろ…」

 そう言うと客は遠くの席に座った、俺はアリアに顔を近づけた。

「今の聞いた?」

「ええ…行ってみましょうか…」

 そう言うと俺達はそのまま外に出ると、吹雪に耐えながら情報屋に向かった。

「で…どこにいるの?」

「さあ…どこかで聞けばいいでしょ…」

 そう言いながら俺達は情報屋を探して街中を進んで行く。

 するとすぐに吹雪は止んでくれたので街中をゆっくり進んで行く。

 街中に出てきた住人に話を聞いていると町の中心地にある商店街。

そこの裏路地を通っていくと階段があり、その先にいるという。

「寒いな…」

「この通りを進んで行って…」

 アリアは先ほどから道の確認が忙しいらしく地図の確認をしている。

 少し進んで行くと目の前に階段が見えてきた。

「この階段を上ると情報屋が居るはずよ…」

 階段を上って行くと普通のドアがあり、隣にインターフォンが付いている。

 ピンポーン

 少し経つと中から1人の女性が現れた。

「…はいはい、どなた?」

「情報屋はここですか?」

 女性はそれを聞くと俺達を中に入れてくれた。

「…で、知りたい情報はなに?」

「実は人を探しているんです」

 そう言うと彼女はタバコに火を点けた。

「誰を探しているんだい?」

「賢者を探しているんですけど…」

 そう言うと彼女は遠い目をすると口を開いた。

「…懐かしい名前を聞いたね…」

 そう呟くと彼女は賢者の居所について話始めた。

「…賢者は今この町にはいないよ」

「賢者はこの先の山に一番上に住んでいる」

 彼女は本棚から大きなこの大陸の地図を出してこの前に広げた。

「…ここが町でこの先を真直ぐ道なりに進むと山に着くよ」

 地図の中にある町から道なりに指を進めていき、一つの山に止めた。

「…ミストマウンテン?」

「…そうミストマウンテン、別名ミストが住んでいた山」

「だからミストはここに賢者がいるって言ったんだ」

 彼女は落ち着いていて、彼女は話を続けた。

「ここに居るはずだ…でもこの山の中腹には守護龍が守っている」

 彼女の説明は全て終わったらしく、彼女は目の前に請求書をだした。

 俺は財布からお金を出して彼女に渡した。

「毎度!行くならそれなりに準備が必要よ」

「ありがとう!」

 俺達はそのまま店を出ると携帯で兄に報告をした。

 ホテルで集合という事になり、俺とアリアは真直ぐホテルに向かった。

 

 ホテルの前には兄とサクラとメイリーが待っていてくれた。

「お前達が手に入れた情報を教えてくれ」

 俺達はホテルの中に入るとエレベーターに入っていった。

 エレベーターで5階に移動すると503号室に入って行った。

「…で、どんな情報を手に入れたんだ?」

 俺とアリアは兄達に手に入れた情報を話した。

「…なるほどな、ミストマウンテンにいるか…」

「それにドラゴンが住んでいるなんで…」

 三人はそれぞれが難しい顔をしている。

 俺は頼んでいたカレーを食べ始める、アリアはそれを見ながらニコニコしている。

「まずは、ドラゴンをどうにかする方を考えるか…」

 兄は頭を抱えながら考えている。

 ピンポーン

 今度はナポリタンが出てきた。

「いただきます!」

 俺はフォークを持って二個目の食事を始める。




「あなたならたどりつける…」
「信じていますよ…」
「ジン…」
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