ジンは、エミリーの約束とハンガー国の兵士達の思いを受け取り、今戦場に向かう。
そしてアリアは、ヴァンの復讐を食い止めるのと彼を説得させるため戦場に急いだ。
アルミア渓谷では今まさに戦いが起きていた。
ー運命戦争勃発ー
ガタンガタン
そのような音が聞こえるくらいにこの車は揺れていいた。
「アルミア渓谷までは後30分ぐらいです」
そう言うのは車の助手席に座っている女の人だった。
「紹介が遅れました。私は、アスナと申します」
「よろしくお願いします」
俺はそう言うと、真面目な顔を続けながらこう言った。
「アスナさんはたしか、ハンター支店のスタッフですよね」
「はい。今回はジンさんを戦場まで案内をさせてもらいます」
そういうとアスナさんは、ポケットから一つの指輪を取り出し俺に、手渡した。
「これが魔防石です。ハンター協会からの支給品です」
そう言われると俺は、魔防石を受け取り指にはめた。指の大きな俺の指でもスッポリ入った。
「これ、俺用ですか?」
「はい。実は一週間前に魔力の波動を検出した際にすぐに注文しておきました」
(なるほど、どうりで)
そんな事を考えていると、アスナさんはエミリーのお兄さんについて説明してくれた。
「エミリーさんのお兄様は、今アルミア渓谷に向かっているそうです。位置を特定するのにもう一人のハンターさんを乗せた車が追っています」
そう聞かれると俺はもう一人のハンターの事を考えていた。
車はかれこれ30分は走っていた。
「歯を食いしばっていてください!スピードを上げます!」
そう言うと車はさらにスピードを上げた。私が乗っている車は目の前を走っている車を追っていた。
「その箱の中に魔防石が入っています。はめてください」
「わかりました」
そう聞かれると私は、指輪を指にはめた。
「その指輪は、ハンター協会からの支給品です。無くさないでください」
そう聞かれると私は、指輪を見ながら少し切ない気持ちになっていた。
(結局私は、彼を逃がしてしまった)
そんな事を考えていると運転席に座っていた女の人が言った。
「そう気を落とさずにしてください。まだ、チャンスがあります」
「ありがとうございます」
そう言われると少し救われた気がした。その時運転している女の人の名前を聞いていなかったので私は聞いてみた。
「あなたの名前をまだ聞いていないのですが?」
そう聞くと彼女は顔の向きを変えずに言った。
「私の名前は、リンです。もう一つの車でハンターさんの案内をしているのは、妹のアスナです」
そう言われると私は、もう一人のハンターの事を考えていた。
少し走ると車は見晴らしのいい丘で止まった。
「私達が案内できるのは、ここまでです」
そう聞くと俺は振り返りお礼を言った。
「ありがとうございます」
「そのまま降りて行ったところが戦場です。気を付けてください」
そう聞かれると俺は戦場が見れる丘から戦場を見つめていた。
(あそこに運命の石が…)
そう考えると俺は戦場に向かって走り出していた。
キキーー!!
そんな音を立てると目の前の車が、止まるのが見えたすると男が出てきてそのまま、戦場に向かった。
すると目の前の車が突然爆発した。
「くっ!」
私達の車は急停車した。
「ここからは、アリアさんだけで向かってください!」
私は車を降りると走りながらリンさんに向かってお礼を言った。
「ありがとうございます」
「あのイヤホンを装着してくださいね!」
「はい!ありがとう」
もう一度お礼を言うと、私は先ほどもらったイヤホンのボタンを押し、耳に装着した。
「もしもし、アリアさんですか?」
「はい!」
「私はスタッフの者です。これからアリアさんの案内をします」
「お願いします。私は何をすればいいですか?」
「先ほど運命の石がある洞窟で生命反応がありました。アリアさんは、その魔物の討伐をお願いします。その隙にジンさんが石のところに向かいます」
(ジン…。それがもう一人のハンターの名前…)
その事を真剣に考えているとイヤホンの声が変わった。
「ジンの方が戦闘面では信頼できるが、石を破壊するすべを持っているのが、ジンなんだ」
(私ではダメと言うこと?)
「オーパーツは特別な剣がなければ破壊はできん!その剣を持っているのがジンだけなんだ」
「その剣は、私では使えないのですか?」
私はどうしても彼を説得したかったが、マスターはすぐに無理だと言った。
「その剣は、ジンの一族でも特別に初代の血が濃い者にしか使えない」
私は少し残念な顔をして、答えた。
「そうですか」
「すまんな」
「いいえ」
そう言うとイヤホンの声がまた変わった。
「アリアさんには南側の入り口から進んでください。その途中で、中央の穴を囲んでいる魔法壁を作っている、魔動機を破壊してください」
そう言われると私は南側の入り口に急いでいた。
少し走ると5人の兵士に妨害された。私は刀の抜いた、その後1人の銃撃を避けるとすれ違いざまに、峰打ちをくらわせた。
「ごめんなさい!」
しかし、他の4人は私にまたしても銃撃を放った。私は紙一重でそれを避けて刀に纏わせた魔法を兵士達の足元にたたきつけた。すると、そのまま大きな音と共に兵士達は気絶した。
「ごめんなさい」
そう小さくつぶやくと、私は魔動機の前まで来ていた。
俺は戦場を駆けていた。その時耳に装着していたイヤホンから声がした」
「ジンさん聞こえていますか?」
「はい!」
その声は女の声だった。
「簡単に説明します。ジンさん目の前に魔法壁が見えますか?」
そう言われると俺は魔法壁を見た。
「その魔法壁を今アリアさんが破壊してくれています。破壊すると一時的に魔法壁が解除されます。再度展開される前に中に入ってください」
(アリアそれがもう一人のハンターの名前…)
そんな事を、考えながら答えた。
「わかりました」
そう答えると、イヤホンの声が変わった。
「ジン!」
「マスター!」
俺は驚いたように答えた。
「お前は、運命の石を破壊しろ。お前にしかできん」
「わかってます」
「アリアは魔物を引き受けてくれる、その隙に運命に石にたどりつけ!おそらくエミリーのお兄さんが立ちはだかるだろうがな」
「多分…」
するとまたしてもイヤホンの声が変わった。
「ジンさん!」
俺は兵士達と機械兵を倒しながら聞いていた。
「なんです?」
「穴の中には魔動砲が設置されています。もうかなりのエネルギーが蓄積されています。それが放たれれば、アルミア渓谷にいる人達は滅んでしまいます。しかし、魔動砲事態を破壊すると周りの被害が多きすぎるので穴の中にある魔法陣を破壊してください」
「わかりました」
そう答えていると目の前に機械兵が5機現れた。すると機械兵は背中に着けていたミサイルポットから、無数のミサイルを打ち出した。俺はそれを指に着けていた守りの指輪で魔法壁を瞬時に作り防いだ。
そして、煙に紛れて機械兵の内の1機を真っ二つにした。その後、切った機械兵を爆発する前にもう1機の機械兵に向けて蹴った。すると、爆発して両機とも爆散した。
そうしていると、機械兵の内残り3機が腕につけていたレザーガンで攻撃を仕掛けてきた。俺はその攻撃を紙一重で避けると俺は機械兵を3機をすれ違いざまに真っ二つにした。
そして俺は、魔法壁に急いだ。
洞窟の奥には、1人の男がいた。
「もうすぐで復讐が成し遂げられる!」
「もうすぐで…」
「ククク」
そうつぶやくと男は大きな声で洞窟内に響く声で笑った。
「もう少しすれば魔動砲は臨界に達するそうすれば…」
「そうすれば渓谷にいるすべての者を焼けつくす」
「渓谷に来ている不要な国王共ごと…」
-タイムリミットまではあと少しー