そんなジン達の目の前に希望が現れる。
砂漠の中を進んで行くと俺達の目の前にようやく砂漠の町が見えてきた。
俺はゆっくり歩きながら進んで行きながら、町に向かって行った。
「やっと町に着いた…」
「そう言うがまだ歩いて2時間程度しかたってないんだが…」
兄は呆れ顔で言うが、俺からすればすでに5時間は経っている。
船を下りて砂漠に行くための準備をしたのが昨日の話。
そして、今日ようやく砂漠に入ったのは良いが…
「…暑い!暑すぎる!」
俺はあまりの暑さに滅入ってしまいそうだ。
ゆっくりとではあるが、砂漠の町に入って行った。
砂漠の町に入ると俺はアリアと一緒に宿を目指した。
「クーラーの効いた部屋に入りたい…」
アリアは俺を見ながら少し同意してくれた。
商店街を横目に珍しい物を見ながら進んで行く。
すると商店街の品物の中に砂で出来た人形が置いていた。
「これってなんだろう?」
「これかい?」
すると店員が親切に教えてくれた。
「これはこの町を守ってくれている、ゴーレム様だ!」
「…ゴーレム」
その名前は俺がかつて見た遺跡に書かれていた精霊の1人に書かれていた。
その精霊も闇に喰われたのだろう。
「…これを一つ!」
「毎度!これは鞄に付けると良いぞ!」
俺はゴーレムのストラップを買うと、鞄に着けた。
店員に手を振ると俺はそのまま宿に目指した。
俺はご機嫌がとても良く、鼻歌交じりに商店街を進んで行く。
「これおいしそう!」
店の中に有った食べ物の中から俺はケバフと言う食べ物を選んだ。
「そろそろいかない?」
「もうちょっと!」
俺はケバフを受け取ると中にチリソースをかけて頬張った。
中にある肉とキャベツがチリソースと絡んで、ピリ辛なのにとてもうまく俺は更にご機嫌は良くなった。
「ご機嫌がいいわね?」
「うん!」
ケバフを少しづつではあるが、俺は食べていた。
砂漠を歩いていたせいか、俺はすっかりお腹が空いていた。
「しかし、本当に暑いよな…砂漠の民はどうして暮して行けるんだろうな?」
「さあ…でも生活の知恵が何かあるんでしょうね」
アリアと話をしながら進んで行くと俺は再び商品に目がいった。
「こ、これは!?」
俺は近くにあったシェイクに目がいっていた。
俺は店員に一つ頼むと中で商品を作り出した。
「♪♪♪」
「本当にご機嫌ね?」
店員から俺はシェイクを受け取るとそのまま食べながら歩いて行く。
「この調子で宿に付けるかしら?」
「さあ…わかんない!」
「本当にご機嫌ね」
シェイクを食べながら俺は商店街を出て行った。
「この道を進んで、三つ目の角を曲がると…」
俺は進んで行くと三つ目の角で曲がり進んで行く。
しかし道の途中にゴーレム、ワームの人形が展示されていた。
その人形を見ながら進んで行く、俺は宿まで後少しだ。
「着いた!これで俺は自由だ!!」
「何か違うと思わない?」
「知らん!俺は自由が欲しい!自由をくれ!」
俺は宿に入ると近くにあったソファーに横たわる。
アリアが宿の店員に部屋の予約を始めた。
するとアリアは俺の元に戻ってくる、アリアは部屋の鍵を俺に渡した。
「これがあなたの鍵よ…」
俺はその鍵を受け取るとそのままエレベーターに向かって歩き出した。
エレベーターに乗るとアリアが聞いてきた。
「ねえ、黒の翼…あれ以降本当に行動してこないけど…」
「確かにね…でも今の所何もないし…いいんじゃない?」
「…そうね」
エレベーターが俺達の部屋のある階にたどり着くと部屋に向けて歩き出した。
曲がり角を曲ったところにある、部屋が俺達の部屋だ。
俺はすぐ目の前の部屋の部屋に入ると、中の確認をした。
「意外と広い!」
俺は荷物をそこに捨てるとベットにダイブした。
「ふかふか…幸せ…」
俺がベットに上で寝っころがるとようやくここまで来たのだと考えていた。
俺は荷物からゴーレムの人形を取り出し見つめる。
「俺はあいつらを止められるかな?」
しかしゴーレムの人形に言っても何も答えてくれない。
「俺にこの世界を救うなんて大事…」
その時だった、ゴーレムの人形が光り出した。
「な、な、な…」
すると目の間に在ったゴーレムの人形が大きなサイズに変化した。
その時俺が首にかけていた石が光っていることに気づいた。
「ここは?」
目の前にある人形が突然喋り出した、俺はあまりの事に唖然としていた。
「おぬし、名前は何という?」
「…ジン・グラン」
「…グラン…なるほどそう言う事か…しかし」
目の前にある者(?)は1人納得したような、それでいて納得してないような感じでいた。
「…あの~」
「なんだ?」
「どなたですか?」
「…私の名前はゴーレムだが?」
俺は完全に混乱していた、なぜ目の前に喰われたはずのゴーレムがいるんだ?
「なるほど…それで…」
ゴーレムは俺が首にかけている石を見つめると説明をしてくれた。
「この石が私を人形越しに闇から救ってくれたのだろう、おぬしの力と一緒にな」
「しかし、この力は大きい…私は精霊ではない」
「え?」
彼の言っている事がいまいち呑み込めない。
「私はおぬしと契約することでおぬしに力を与える事ができる、私が戦う事は出来ないだろう」
「それって?」
「私が話は全て真実だと思え」
そこから話してくれたことはミストも守護龍も賢者も予想していない内容だった。
それは、精霊が新しい形で世界樹を助ける事ができ、新しい彼らはあくまでも人の力を与えるだけの存在だという。
力を貸す間だけは姿を現すのだと、それ以外ではどこかに居るのだと。
力を使うには彼らと契約をしなければならない事。
そしてこれはある意味この先の世界の魔法に変わるものになるという事。
「それって!」
「ああ、君たちの世界の新しい力になる…しかし問題は…」
そう問題はこの力をどうやって解放するかだ…
俺達にはその方法がまだ見つかって無い…
「準備はまだか!?」
「もう少しです!」
「急げよ!奴らに気付かれる!」
「はっ!」