バハムートと歩いていると…
俺達は砂漠を歩く準備をしている。
「憂鬱だな…また砂漠を歩く事になるなんて…」
俺が商店街を歩きながら商品を眺めていた。
後ろにはバハムートがついて来ていた。
町のみんなもすでに慣れたようで、すでに驚くものはいない。
「バハムート、空を飛んで移動はだめ?」
「断る!重いお前を乗っけたくない…」
そう言われると俺はブスーとした顔で移動している。
そうしていると、目の前を綺麗な女性が走り抜けた。
「今のは…」
「バハムートの知り合い?」
そう聞いてみると、バハムートは考え込んでいる。
バハムートは突然女性を追いかけている。
俺はそれに引きずられるように歩いていく。
「な、な、な、なんだいきなり!!」
「あの女性は…おそらく…」
バハムートは真直ぐ女性を追いかけて行く。
女性は町の高台を目指して歩いて行く。
「なんなんだ!いきなり!説明しろ!」
「後で説明する!!」
「今しろ!すぐにしろ!」
バハムートは飛んで移動している。
説明していくと、彼らを召喚している間は半径5メートル内である。
それ以上はどちらかに引きずられてしまう。
「後で説明しろよ…」
「するから付いてこい」
そうしているとついに町はずれの高台まで来ていた。
高台の一番上では女性が祈りをささげている。
「やはり…聖天使か?」
「?どなたでしょうか?」
女性は不思議そうな顔をしている、どうやら聖天使はあっているみたいだ。
「俺から説明しますよ」
俺が聖天使に説明していると、聖天使は理解しれくれたようで黙って頷いて聞いてきた。
「…なるほど、守護龍さんだったのですね?」
「今はバハムートと言う名だ」
「改めて説明しますね…」
聖天使が小さな声で説明を始めた。
「私は聖天使と言います、精霊なんです」
「あの時の戦いで闇に喰われたんじゃないのか?」
「私は戦いの途中で飛ばされてしまったんです」
聖天使がにこやかに言うと、その場で黙り込んだ。
「…説明は終わりですか?」
「はい!」
「…まずはアリアさんとやらを呼べ」
俺はアリアの元に電話を掛けると、アリアはすぐに向かうといってくれた。
すると聖天使は一言聞いてきた。
「それはそれとして、新しい存在は何というのですか?」
「「…さぁ?」」
俺とバハムートはそう言うと首を傾げた。
「いい機会ですし、今のうちに決めてしまいませんか?」
「いいけど、お前は何かあるのか?」
聖天使はかわいらしく考えていると、何か思い付いたように呟いた。
「じゃあ!ディフェンダーはどうでしょう?」
「なんだ?ディフェンダーって?」
「守る者という意味で、世界樹を守りつつ人と共存していく者です」
「いいじゃないかな?それでも…」
俺が同意するとバハムートはそれ以上言及しなかった。
どうやらバハムートもそれでいいらしい。
「じゃあ!それで決定という事で…」
そう話していると、高台にアリアが登ってきた。
「こっち!アリア!」
アリアがくると俺はもろもろの説明を始めることにした。
「なるほど…それじゃあ始めましょうか」
俺達が手をつなぎ祈り始めると、あっという間に聖天使らしい姿に変わった。
「ありがとうございます」
「良かった…少し慣れてきたわね」
「それで、アリアさん?」
「はい?なんでしょう?」
「私と契約をしませんか?」
「いいですけど?」
そう言うと二人はその場で契約を始める。
二人が手をつなぐと、紋章が浮かび上がりそのまま消えた。
「終わったのか?」
「はい、私は少し世界樹の方に行ってきます」
そう言うと聖天使は綺麗に消えて行った。
「それじゃあ私達も買い物を続けましょうか?」
「どこから回る?」
アリアと一緒に回る事になり、俺は高台をゆっくり降りて行った。
高台を下りると、俺は町の中に戻って行った。
「少しアクセサリーを見てみたいの!」
そう言うとアリアは近くのアクセサリー店に入って行った。
中は指輪やペンダント、腕輪まで色々そろっていた。
「何が欲しいんだ?」
「ええっとね…これ!」
アリアは近くでペンダントを持って俺に向かって見せてきた。
「いいんじゃないか?」
「でしょ!かわいいでしょ?」
アリアはペンダントを持って似合うか見ている。
アリアは値段を見ていると少しがっかりして、その場に置くとそのまま奥に移動した。
「値段は…5万!!」
高い値段にビックリしていた。
俺は財布の中を確認していると、どうするかを決めた。
俺は袋を持ちながら外でアリアを待っていた。
「お待たせ!待たせた?」
「別に?」
そう言うと俺はその場でアリアに袋を渡した。
「これは?」
「開けてみて…」
アリアは袋を開けてみると、その中にはアリアが欲しがっていたペンダントが入っていた。
「これって…もしかして…」
「プレゼント…」
「あ、ありがとう」
アリアは嬉しそうに目の前につけている。
「どお?」
「似合ってるよ」
アリアは嬉しそうにしていると、急に顔を近づけている。
何かがほっぺにくっついていた。
「!?」
「お礼…ありがとう」
俺は自然と表情がにこやかになっていた。
「じゃあ…どこか見て行く?」
俺はそれでアリアの手をつないで町の中に走って行った。
「本当に行くの?」
「ああ、なんでだ?」
「だって…暑いし」
「当たり前だ」