神殿に入って行くジン達
神殿の中に入って行くと俺達は中を確認した。
神殿の中はとても大きく、広くできている。
「今日は疲れたから休みたい…」
「そうだな、そうするか…」
俺は神殿の中を進んで行く、大きな廊下には絵が多く飾っている。
一番奥のドアを開けると中は本で埋め尽くされていた。
「しまった迷ったな…」
図書室の中を進んで行く、中には興味深い本が多い。
中を進んで行くと、奥の方に古びた本を見つけて手に取る。
「…これって確か…」
俺は本を取り出すと、中をペラペラめくっていく。
中にある本は昔俺が呼んだ昔話にそっくりな内容の本だった。
「懐かしいな…昔よく読んだな…」
昔幼いころに母に読んでもらった記憶がある。
1人の勇者が世界を救う物語で、途中で母が作ったジュースを飲んでいた。
「こんな事をしている場合ではない」
本を棚に戻すと、後ろに向いて廊下に戻って行く。
絵が多く飾っている廊下を進んで行くと、今度は階段を降りて行く。
「階段なんて登って来たっけ?」
疑問に思いながら階段を降り、さらに奥のドアに入って行く。
中は大きな鍋が置かれていて、鍋から紫色の湯気が出ている。
「なんか毒でも入っているのではないのだろうか?」
そう言うと奥の方から低い声が聞こえてくる。
「失礼じゃな!これは儂の傑作じゃ!」
奥の方から1人の老人が出てくる。
「誰ですか?」
「わしは薬剤師をしている」
という事はこの鍋はどうやら薬のつもりらしい。
とてもではないがそうは見えない。
「これが…薬?」
「ああ!儂の最高傑作じゃ!」
そう言って老人は鍋から一皿分の薬を取ってきた。
「飲んでみ!」
「まずはお爺さんから飲んでみたらどうです?」
「そうじゃな!」
そう言うと老人は皿にある薬(自称)を飲み始めた。
すると老人は口から泡を吹いて気絶した。
「毒だったか…」
俺は再び廊下に出て行く、俺は絵が飾ってある廊下を進んで行く。
またしてもドアが見えてくる。
「今度はどこだ?」
そこには剣が何本も飾ってあり、中心に1人に男が座っていた。
すると座っていた男が消えた。
急いで剣を抜いて構える、そしたら剣がぶつかる。
「この攻撃を受け止めるとは…」
「いきなりなんだ!」
男は剣を収めてその場に座り込んだ。
「嫌、済まないな…」
男は座り込んだまま、黙り込んだ。
俺はその部屋を後にする、さらに廊下を進んで行く。
「今どこに行ってるんだろうな…俺」
廊下をさらに進んで行く、俺はすっかり迷っていた。
奥に進んで行くと、今度は大きなドアが見えてきた。
「そろそろ休みたいんだけど…」
ドアを開けると、そこには1人の女性が1人立ち尽くしていた。
「…私と付き合いませんか?」
「嫌です」
彼女は平然と告白をしてきたため、俺はそれを平然と断った。
「なぜですか?」
「俺には好きな人がいる、だからこそだ」
俺は彼女にまっすぐ見て、そう言った。
彼女は少し笑ってみると、一言誤った。
「ごめんなさい!試したかったの」
「?どうしてですか?」
「これは既に勇者の試練は始まっているんです」
「えっ?どういうことですか!?」
「ごめんなさい!それこそが試練だったんです…多分彼女も同じような事が起きているでしょう」
そう言うと彼女はにこやかに笑って見せた。
俺もつい笑ってしまう、彼女と一緒に笑っている。
「すいません!でも、本当にいい勇者様ですね…」
「なるほど…それだったら先ほどの爺さんも?」
「ええ、でも素晴らしい危機回避能力でしたね」
「そりゃあ…あんな危険そうな飲み物…」
「ふふ、でもあの人はあれが本当に最高傑作だと思っているんですよ」
「でしょうね…じゃないと飲みませんし」
「どれをとってもあなたは合格です」
彼女は近くにある棚の中から鍵を取りだして俺に渡した。
「これは継承の間に行くための鍵です」
俺は彼女に近づくと、その鍵を受け取った。
すると彼女は俺に向かってキスをしようとして来たため、俺はそれを避けて少し距離をとる。
「素晴らしい危機回避能力ですね」
「それはどうもです…」
鍵を受け取ると、鍵を見つめていると鍵に一つの紋章を見つけた。
その紋章はグラン家の紋章だった。
「これって…俺達の紋章ですよね?」
「ええ、グラン家の紋章こそ初代勇者の証ですから…」
そう言うと彼女は遠い目をしていた。
「これで継承の最終段階に進めます」
彼女の隣に大きなドアが出てくる、俺はそれに向かって歩いて行く。
「最後に…頑張ってください」
「ありがとう」
俺がドアから出るとちょうどアリアも試験が終わった所だった。
「試験は?」
「今終わったよ…アリアも今終わった所?」
「うん…変な人だった…なんか好きだ好きだってしつこく詰め寄ってきた」
そう言われると俺はアリアが出てきたドアに手を掛けていた。
「ちょ、ちょっと!ジン!?どうして怖い顔をしながらドアを開けようとするの!?」
「安心しろ!アリアに告白した奴は殺す!」
「ちょっと!?少し落ち着いて!!」
アリアは俺に必死にしがみついて止めてくれた。
「止めるな!俺は殺すんだ!!アリアに告白した奴を殺す!!!」
俺は完全に錯乱している、目は完全に座っている。
「いいから落ち着いて!!殺すことに意味は無いわ!!」
アリアにそこまで言われると、俺は何とか引き下がった。
俺はアリアと一緒に奥の進んで行く、
「会ったら殺す!」
「お願いだから落ちつてね?」
そう言うアリアの表情は少しうれしそうな顔をしている。
「何とか終わったみたいですね…」
「明日は継承だな…」
「いいえ、その前に精霊の復活です」
「そうだな、それが先か…」