二人はみんなの元に戻る
長い廊下をアリアと共に進んで行く、すると目の前に初めのロビーが見えてきた。
「ようやく着いた…」
「この後継承かしら…」
俺は露骨に嫌な顔をする。
「そんな嫌そうな顔をされても…」
「だって今日はもう疲れた…」
すでに俺はクタクタですぐにでも休みたいところなのだ。
中には既に兄達は居ない、おそらくは部屋に向かったのだろう。
「疲れた…今日は休もうよ…」
俺はロビーの中に進んで行き、神官に部屋がどこか聞いてみることにした。
聞いてみたところ、その部屋に案内された。
「こちらです…」
連れてこられた部屋にはすでに兄達の声が聞こえてくる。
「兄貴達…いつの間に部屋に?」
「ジン…アリア…どこに行っていたんだ?」
「継承の間に入るための鍵を手に入れていたんです…」
「そうか…という所は手に入れたんだな?」
「殺したりないけどな…」
「それは止めてちょうだい…お願いだから」
「何の話だ?」
「いいえ、気にしないでください」
そうしていると俺は部屋を出て、自分の部屋に行こうとしていた。
「ジン!継承の前に明日は、精霊の復活が先だそうだ…」
「…了解」
自分の部屋に入って行き、シャワーだけを浴びて寝た。
朝8時に起きてすぐ、着替えると食事の為に食堂を急いだ。
「昨日は色々あって疲れた…」
食堂にはアリアがすでに食事をしていた。
アリアの隣に座ると、朝食を食べ始める。
「今日は精霊の復活よ?分かってる?」
「分かってるよ…」
パンをかじりながら返事をしている。
「精霊の所までは歩くようになるって…」
俺は昨日と同じ嫌な顔をしている。
「また歩くの?ビューンって行けないのか?」
「行けないんだって…」
食事を終えると、俺はロビーに移動していた。
ロビーには俺以外のメンバーが揃っている。
「良し!来たか…行くぞ」
兄は振り向くとそのまま歩いて行く、俺もあの後に着いて行く。
長い廊下を進んで行く、昨日見た絵が多く飾られている。
「昨日も見たけど、同じような絵ばかりだよな…」
絵のある廊下を進んで行く、すると目の前に大きなドアが見えてくる、
兄がドアを開ける、すると奥に進んで行く。
光の中に進んで行くと、ついに精霊のいる場所にたどり着いた。
「ここに精霊が安置されているのか?」
中は見たことのない模様で出来ており、構造は既に神殿とは違う。
「らしいな…」
「この一番下にいる…」
すると後ろからバハムートが話しかけてきた。
もうすでに驚かない、バハムートが後ろから話しかける事は慣れた。
「いつからいたんだ?」
「先ほど…お前が食事をした後に…」
俺はバハムートの話を聞きながら兄の後に着いて行く。
兄の後に進んで行くと、目の前に大きな穴が見えてくる。
「深い…落ちたら死ぬな…」
橋が架かっており、俺達はその橋を渡って行く。
奥にある大きなドアが見えてくる、兄がドアを開けて行く。
ドアの奥には何個もの階段が見えてくる。
「あそこの階段はどうやって行くんだろうな…」
階段を下りたり上ったりしている。
俺達が次に大きなドアを開けると、次の部屋は床が見えてない。
「どうやってここにいるんだろうな…」
俺は思う浮かんだ疑問をそのまま呟いてみる。
みんなも同じように周りを見回している。
「確かにな…でも今するべき事は精霊の復活だ」
兄だけは黙々と進んで行く、中には時計や蝋燭なんかが歪んで見える。
さらに大きなドアを通って行くと、次の部屋は長い廊下になっている。
「この先だな…」
「もうすぐか?」
「そのはずだ…もうすぐで精霊が安置されてる部屋だ」
そう言う兄の言葉を信じて奥に進んで行くと、ようやく大きな部屋に出る。
部屋の奥には二体の銅像が安置されている。
「一体は綺麗な銅像なんだけどな…」
もう一体は気持ち悪い筋肉の男の像だった。
「気持ち悪い像だよな…」
俺とアリアは二体の像の前に行くと、同じように祈りだした。
ようやくの思いで、二体の像が新しいディフェンダーが復活した。
「闇はどこだ!!!!!!」
炎を纏った筋肉質の男が大きな声で叫んだ。
俺達は耳を塞いで攻撃を防いだ。
「私が説明しよう…」
いつの間にか出現していたゴーレムが二人に説明を始める。
するとイフリートが闇と戦う態勢を作ると、ライゴウとバハムートも同じように話に加わる。
「難儀だな…」
話を終わると、イフリートは話を分かったようでそのまま消えた。
「メイリーさんはどなたですか?」
元ペガサスであり、今はフェニックスがメイリーを探していた。
「わたくしですが…」
「わたくしと契約をしましょう」
そう言うと二人は契約をしている。
契約を終えるとフェニックスは消えていく。
「イフリートが戦うと、ややこしい状況になるからな…」
バハムートが言うには、イフリートには世界樹に魔力の供給を行ってもらっているらしい。
「それじゃあ戻るか…」
元来た道に戻って行く。
ようやくの思いでロビーに戻ると、外は既に夕方になっていた。
神官が言うには継承の間に行くには数時間は掛かるらしい。
仕方が無いので俺達は明日に継承式をすることにした。
「それじゃあ部屋に戻るか…」
そう言う兄の跡について行くと、俺は気になった事を聞いてみる。
「そう言えば黒の翼はどうしてるんだ?」
「姉貴の話だと、アジトを見つけたらしい」
「すごいですわね!」
「すごいです!」
「今の所は何も行動はしていないそうだ」
しかしそれも時間の問題だろう…
決戦の時間は近い…
「明日に備えて良く寝ておけよ!」
「分かってるって」
「夜更かしをするなよ」
「分かってるって」