多分転生したから第一目標:生き残るで頑張る   作:成金黒兎

10 / 43
クルタ族
天使と喧嘩とクルタ族


 どうも、エレニです。

 

 母さん(ヘレナ)の実家にお邪魔したら、みんな目が無くなっている状態で死んでいた。思わず自分の目があることを確認。その後、頬を抓って夢かどうかの確認。その間姉ちゃん(シプア)父さん(イアス)は生き残りがいないかの軽い捜索をしていた。その結果、クルタ族が滅んだであろうことがわかった。

 

 姉ちゃん(シプア)によると、生き残っていても2、3人程だろうということだった。村長宅らしき家に入ったが村人の名簿などは見つからず、生き残ったとも残ってないとも断定は出来ないと言う。

 まあクラピカが生き残っているだろうし、純粋なクルタ族の母さん(ヘレナ)もいるので滅亡したわけではないな、と一人頷いていると、村の入り口から声が聞こえた。

 

「おおーい、そこに誰かいんのかー?」

 

声のする方へを向くと、記者のような格好をした男が手を振りながら此方へ歩みを進めていた。

 

「記者か?」

「おう、俺ァベリードっつうもんだ。見ての通り記者をやってる。まあ、ただのじゃじゃ馬男だと思ってくれや。そういうあんたらは?こんな所に家族旅行かい?」

「まあそんなところだ。で、これは一体どう言うことだ?見たところ皆死んじまってる。それも眼をくり貫かれて」

「なんだあんたら田舎から来たのか?ここはクルタ族の村で、ちょっと前に全員殺されちまったんだよ、幻影旅団に」

「幻影旅団?聞かない名前だな」

「あんた随分と世間知らずだな!幻影旅団っつうのは――」

 

 記者のおっさんから旅団についての話を聞いていたのだが、途中母さん(ヘレナ)の体調が悪いと(アクタ)が伝えに来たので、元母さん(ヘレナ)の実家である家に入り休憩した。

 家の中は滅茶苦茶だった。旅団がやったのか、クルタ族が滅んだことを知った盗賊か何かがやったのかは分からないが、家を見渡す母さん(ヘレナ)の瞳が悲しみと怒りで赤く染まっているのは分かった。

 姉ちゃん(シプア)も同じ顔をしており、その二人を見つめる父さん(イアス)の顔には“心配”という二文字だけが浮かんでる。

 (アクタ)はずっと目を瞑って何か考え込んでいる。

 記者のおっさんは旅団のことや、当時何があったのか分かるような手がかりが無いか探しに行った。

 母さん(ヘレナ)の実家には俺たち家族だけが入っていた。

 

 

 

 突然姉ちゃん(シプア)が立ち上がる。

 どうしたのだろうとその横顔を見詰めるが、何を考えているか分からない。

 

「姉ちゃん、どうしたの?突然……」

「ちょっとその幻影旅団っていう奴ら、殺してくる」

 

 とんでもないことを言い残して、姉ちゃん(シプア)は家を飛び出そうとする。

 流石に俺も父さん(イアス)姉ちゃん(シプア)を止める。いや本当あの人たち絶対姉ちゃん(シプア)だけで戦うとか無理だからやめろ、やめてください!と心の中で訴えながら姉ちゃん(シプア)の腰を抱く。

 

「シプアには無理だよ、こんな大勢の大人でも無理だったのに、たった一人でできるはずないだろ!」

「できる!私は念を覚えてる!それにハンターになった!私はそこらの大人よりも強い!」

「じゃあ旅団が念能力使えないって保証はどこにあるのさ!必殺技のないシプアだけじゃ無理だよ!簡単に捻られて殺されて終わりだよ!」

「ならどうすればいいのよ!こんなことする奴らほっておいたらどんどん人が不幸になる!」

「でもそれをシプアが止める必要ないだろ!」

「力がある人間が止めなきゃ誰が止めるのよ!」

「二人とも、静かにしなさい」

 

「エレニ、シプアを止めてくれてありがとう。シプア、お母さんは貴女にそんなことしてほしくないわ。危ないことをしてほしくないの。貴女は女の子で、私たちの娘。貴女まで奪われたら、私はどうすればいいの?」

「お母さん……、でも……!」

 

 その後は親子の感動ストーリーが繰り広げられていた。俺も少し感動して泣いてしまったがそんなことより、今後のことを考えよう。

 

 

 




 とあるハプニングがありました。
 シプアはまだ発を覚えていません。想像力が皆無なんです。全て弟に取られたんでしょうね。
 最後の感動ストーリーの所は話が長くなりそうだったためカットです。
 クラピカ氏に早く会いたいでござる。

 閲覧、お気にいりありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。