こんにちは、エレニです。
身体を震わしていると目の端に豆のような頭の人が見えたのでそちらに顔を向ける。
あ、やっぱりマーメンさんだ。あれほど豆を表現している人はマーメンさんしかいないだろう。
「番号札をどうぞ」
マーメンさんが
「そちらの方もどうぞ」
マーメンさんは俺の方に笑顔を向ける。可愛い、じゃなくて隠しているのに気づくなんて流石ネテロ会長の秘書。
「兄さん、気を付けてください。どこからか禍禍しい殺気が送られてます」
「なにそれ怖い」
ここは恐怖の館か何かか!と心の中で叫びながら番号札を受け取る。
355と書かれた番号札を鞄の中――の宝物ボックスと呼んでいる箱の中――に入れ、番号がわからないようにしておく。第四試験の為だ。
二人で場所を移動しながらそんなことをしていると、奇妙な一角を見つけた。
そこだけ空間が歪んでいるかのように見える。禍禍しいオーラが天井まで突き抜けていた。
怖い怖い近寄らんとこ!と思ったら
「お前考えなしだなやめとけ、ハウスだハウス!」
「あまり大きな声出さないように。バレます」
「もうバレてるって!あんな怖そうなオーラの奴、俺らじゃ手も足も出ないよ!何しに行くのさ?」
「敵情視察と挨拶を」
「なにこの子、自重して」
そういえばトンパ来ねぇなぁと思いながらエレベーターの扉を見ていると、
「あともう少しで始まるそうです。俺からあまり離れないでくださいね」
「お兄ちゃん怖いから一緒にいてぇ?ってこと」
「殺されたくなかったら離れるな」
「イエッサー」
離れたら
「また受験者が来たようですね、これで最後でしょうか」
「時間ギリギリだし、そうだろうな」
そういいながら今来た受験者たちを見る。
皆お待ちかね、ゴンくんレオリオクラピカがそこには立っていた。
とりあえずレオリオそこ変われと言いたくなる。クラピカ美人すぎ、
「何か母さんや姉さんに似てません?」
「似てるな、肌の白さとかうへへ」
「キモい死ね」
そんなことを言いながらクラピカをガン見する俺たち。まるで変態である。
ずっと見ていると流石に気付かれそうなので視線を外すと何やら悪いことを企んでいそうな男がいた。
あれトンパじゃん。
「あの男……」
「何か持ってるな、ジュースか何か?」
「ですね。あの男の笑顔、気持ち悪い」
「お、あの子たちに近づいて行くな」
「大方新人潰しか何かでしょう」
「どうする?助ける?」
「こんなことで潰れるのならハンターになんてなれません。あの子たちの為にも男の情報を貰うだけにしましょう」
ということで俺らも近づいて聞き耳を立てる。あいつスゴいフレンドリーだな。何でこっちに来なかったんだ?
トンパたちの会話に耳を傾けていると、先程の禍禍しいオーラがあった場所から悲鳴が上がった。見てはいけない気がしたので視界の端にも入れないように努力する。あー、クラピー本当美人だなー。
なんて考えていると、ゴンくんはジュースが古くなってると言い、レオリオとクラピカに睨まれたトンパは去っていった。
「毒か何かですかね」
「そんな大したもんじゃないだろ。あいつにそれを仕込む度胸なんてなさそうだし」
「確かに」
そう言いながらゴンくんたちから離れていく。何事もなくて良かった良かったと話していると耳障りな音が聞こえた。
音のする方へ目を向けると、試験官のサトツさんが立っている。
サトツさんは試験を開始すると言い、まるで試験会場へと案内するかのように歩き出した。
俺たちも行こうと合図し歩き出そうとすると、
ハンター試験は不安な感情を残したまま開始されたのだった。
オマケ NG
「お前考えなしだなやめとけ、ハウスだハウス!」
「あまり大きな声出さないように。バレます」
「もうバレてるって!あんな怖そうなオーラの奴、俺らじゃ手も足も出ないよ!何しに行くのさ?」
「敵情視察と挨拶を」
「なにこの子、自重して」
そんな話をしながら
と思ったらトランプやっているピエロがいた。
「ククク、ようこそハンター試験へ」
「どうも、兄が怖がってるんでそれやめてくれませんか?」
「本当に挨拶してるよ……。はじめまして、兄です」
心、身体と来て次に声が震えた。ってかこれもう隠する必要ないじゃんね、念使いってバレてるもんね。
「君たち面白い念をしているねぇ、美味しそうだ」
そう言って舌舐めずりするヒソカに俺や
ほら、
「……へ」
「ククク、なんだい?」
「へんた、変態だ……兄さん逃げるぞ!」
そう言って腕をひかれて転けそうになりながらも走る。
目には唖然とした顔のヒソカや他受験者の顔がバッチリと見えていた。
あまりヒソカは出さないようにしようしようと思っていたのに出してしまったのでNGにしました。
ゴンくんたちが出て来ました。次から第一試験に入ります。
進みが遅くてすみません。
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