多分転生したから第一目標:生き残るで頑張る   作:成金黒兎

27 / 43
最終試験 試合1

 こんにちは、エレニです。

 

 今俺は最終ハンター試験の説明を、残ったメンバーと共に聞いている。

 残ったのは原作の通りの9人と、イレギュラーな人間である俺と(アクタ)の11人だ。

 トーナメント表を見てみると、原作ではボドロさんとレオリオが戦った所がボドロさんと俺に変わっており、そのあと負けた方とレオリオが戦うことになるようだ。

 (アクタ)はと言うと、ハンゾーとポックルさんが戦った後に入っている。ポックルさんと戦うことになるだろう。負けたらキルアと戦うことになるのでここは勝ちに行くだろう。ブラコンの兄が見てる前で弟と対決なんて嫌だろうし。

 

「意外とアクタの評価が低いな」

「まあ基本的に兄さんとずっと一緒にいて、活躍らしい活躍をしていませんでしたし」

「俺は大分助けてもらったけどね」

 

 話ながらゴンくんとハンゾーの試合を見る。原作通りに腕が折られたりしているが、流石主人公と言うのだろうか、目の光が消えていない。

 死んだ魚のような目をしながら試合を見ている(アクタ)を横目に見る。なんだこの違いは……。三歳差でこんな変わってしまうのか……。

 

 ため息を吐いて、幸せが逃げるからと吐いた息を戻し、深い呼吸をする。

 原作通りの展開でゴンくんが勝ち、ゴンくんが文句を言い、ゴンくんが気絶して第一試合は終わった。

 

 

 

 飛んでポックルさんと(アクタ)の試合。

 (アクタ)が不機嫌そうにポックルさんを睨む。あいつ実はシャイなんだ、シャイボーイなんだ、だから怯えないであげて。

 ポックルさんが警戒しながら(アクタ)に攻撃しようとした一瞬の隙をついて、(アクタ)はポックルさんを組み敷いていた。

 なんか難しそうな動きをしていたので俺は真似できないだろう。器用な(アクタ)だから出来る技だ。

 

「――で?」

「……まいった」

 

 対ハンゾー戦でも同じことをされているからだろう、ポックルさんの顔は悔しそうに歪んでいた。

 

 そして次は俺とボドロさんの試合である。

 

「……大丈夫っすか?」

「はぁ、はあ、大丈夫だ」

 

 試合を始める前に話す。

 ……これ、レオリオのように延長させた方がいいのだろうか。

 なんかそれっぽいことを言っとけばなんとかなるような気がする。

 

「第5試合、ボドロ対エレニ!」

「あ、え」

「始め!」

 

「あ、え、ええ、まい、まいった!参りました!」

 

 気がついたら試合が始まっていて、ボドロさんがこちらに向かって駆けてきていた。

 本当は少しでも戦おうとしたのだが、ボドロさんの目が血走っていて怖かったので試合を放棄した。

 

「なん、だと?」

「無理です!ごめんなさい!」

 

 そして俺は最終ハンター試験、合格のチャンスを一つ潰したのだった。

 

 

 




 ボドロさんは生きます。
 何てったってエレニがチキンだったからです。

 閲覧、お気にいりありがとうございます。
 これからもよろしくお願いいたします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。