多分転生したから第一目標:生き残るで頑張る   作:成金黒兎

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最終試験 試合2

 

 こんにちは、エレニです。

 

 ボドロさんとの試合が終わり、俺は(アクタ)に叱られながらポックルさんとキルアの第6試合を見ていた。

 見るって言うか開始早々キルアが降参した。

 

「ほ、ほら、キルアくんもすぐに降参したよ?俺と一緒だよ?」

「あんたと一緒にされたくないんだけど……」

 

 (アクタ)を宥めるように言うと、クラピカの側にいたキルアからそう返される。

 彼らはどうやら俺がボドロさんが怖くて逃げたと思っているようだが、俺は一人の命を多分救ったんだぞ!二人とも知らないから仕方がないけれども!

 頬を膨らませながらレオリオとの試合のために歩き出す。途中まで頬を突いて――付いて――来ていた(アクタ)と、変なかおー!と笑っているキルアには後でお仕置きである。やっぱり殺されそうだから脳内でお仕置きしておく。

 メイド服のキルアとかどうだろうか、猫耳メイド……いいぞ、もっとやれ。

 

「第7試合、エレニ対レオリオ!」

「二人とも気合い入れてけよー!レオリオ死ぬなよー!」

「なんだその気の抜けた応援は!」

「レオリオ、相手の力は未知数だ。気を付けろ」

「お、おう」

「始めまで長いですね」

「な、緊張するから早くしてほしいんだけどね」

「……始め!」

 

 少しずつ動き相手の出方を伺う。レオリオは構えながら待っている。

 さて、最終試合はこの試合で負けた方とキルアが戦うことになるだろう。そしてその時キルアは多分闇落ちしている。

 とすると、キルアの攻撃が来ても回避できないレオリオは死ぬ。キルアの殺意を持って出された手を、念を使えない人間で回避や防御することは無理に近いのではないだろうか。ハンゾーとかなら出来そうだけど。忍者だし。今度忍びなれども忍ばない!って言わせようかな。お前にお似合いの言葉だよって言いながら。

 まず俺このハンター試験中にハンゾーと話したことないんだけどね。他の人ともほとんど接触が……。

 じゃなくて、俺は念を使えるし、練をずっとしていれば多分防御できると思う。まあ、無理だったときは(アクタ)に看取ってもらおう。大丈夫大丈夫!暴走はすると思うけどゾルディックを皆殺しにしようなんて無茶な考えは持たないといいなぁ……。

 とりあえずここは時間をかけても無駄なのでさっさと終わりにしよう。

 

「参りま――」

「てめぇ!また何もしないで終わらせる気か!」

 

 レオリオに怒られてしまった。ぷんぷん丸らしい。

 何もしないでこのままハンター試験に受かって胸を張ってハンターと名乗るのが嫌なんだよね?ワカルワカル。ウンウン。よくわかんねぇけど。

 

「俺に当たってラッキーと思えばいいんじゃないですか?それともそんなに戦いたいんですか?」

「そういう問題じゃネーだろ!キルアもそうだがお前ら簡単にまいったまいったと言いやがって!弱いやつ見下してるってよくわかるんだよ!何つーか、気に食わねぇ!」

「ういっす、そっすか。あ、審判さん参りました」

 

 レオリオの話を聞き流しながら審判に降参することを伝える。

 いや、レオリオが別に嫌いとかではなく、死なせたくないという一心で降参するのだ。別にレオリオを弱いとか思ってないよ?俺と同じぐらいには強いと思うよ?心がね。

 脳内どや顔を披露していると(アクタ)に頭を叩かれた。そしていつの間にか移動してきていたキルアに脛を蹴られた。痛い。

 

「弱い者いじめ反対!」

「兄さん良かったですね、次負けたらハンター試験落ちますよ」

「お前は弱いから絶対落ちるな、お疲れさん」

「うん、遠回しに心配してくれてることはわかった」

 

 2人はツンデレなので悪態つきながら心配してくれているのだ。多分、絶対多分。

 

「俺よりもキルアくん、君は自分の心配をねぇ……」

「オレは次で勝つからへーき」

「……」

 

 (アクタ)がキルアのことを見ながら眉間に皺を寄せる。

 え、てか待って。

 

 俺、キルアが勝っても負けてもゾルディックと戦うことになってるじゃん……。万が一キルアが勝ったりなんてしたら俺ハンター試験合格できないじゃん……。

 闇落ちキルアは止めるとしてもそこまで考えてなかったことに戦慄したまま、キルア対ギタラクルの試合が開始されるのだった。

 

 俺って本当バカね。

 

 





 キルアの闇落ちって言葉、とても魅力的だなと。
 さて次回、キルア対ギタラクル戦!そして?対エレニ戦です!
 もう少しでハンター試験が終わりますね。

 閲覧、お気にいりありがとうございます。
 グダグダと進んでいますが、これからもよろしくお願いいたします。
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