こんにちは、エレニです。
一時間も泣いていると少しは冷静になってくるもので俺はポケットに入っていたティッシュで鼻をかみ、泣いている間ずっと俺の背中を擦ってくれた人物を見る。
どの角度から見てもゴンくんである。
ゴンくんが困った顔をしながらずっと擦ってくれていたのである。年下に何させてんだ俺。
「エレニさん、大丈夫?目、真っ赤だよ」
「ゴンぐ、ごほっ、げほ。……ふう、ゴンくん、ごめん、ずっと擦ってくれてたんだね」
「うん、心配だったから。オレたちの部屋行こう?まだ二人の話も時間掛かるだろうし」
「ごめん」
年下に心配させて気遣ってもらうなんて何というか恥ずかしくて死にそうだ。穴があったら入ってそのまま埋めてほしい。
ゴンくんに手を引かれながら歩く。この世界に来てから手を繋いで歩くなんて家族としかしてなかったから、結構照れ臭い。今俺の顔は真っ赤だろう、目も真っ赤だし赤がメインの服を着ているし、全身真っ赤と言っていい。まるでトマトだ。
「あ、ごんく――」
「ここがオレたちの部屋だよ」
「ん、うん」
入ってと言われてドアが開けられる。
ゴンくんやクラピカ、レオリオが泊まっている部屋は
勿論
「お邪魔します、……広いね」
「いらっしゃい!皆寝れればそれでいいって感じだからベッド以外全然汚れないんだ!」
「そっかぁ、だから広く感じるんだね」
話ながら椅子に
座ると目の前に缶ジュースが置かれる。ゴンくんが「今、これしかないんだ。レオリオが買いに行ってくれてるんだけど」と言った。
そして飲むと安心するからとホットミルクをルームサービスで頼んでくれる。ホットミルクならぬホッとミルクってか。
「あのね、エレニさん。ごめんなさい!クラピカがシプアさんの部屋に行ったのオレのせいなんだ」
「え?」
「クラピカ、少し悩み事があって。もしかしたらシプアさんがその悩みを解決してくれるかもしれないって言ってたから、オレ、だったら聞いた方がいいよって。エレニさんのこと全然考えてなかったから、ごめんなさい」
……さっきまでの駄々をこねていた自分が恥ずかしくなってきた。だって
何て言うか、俺、ヤバイな。
「こ、こちらこそ迷惑かけてごめんなさい。もう大丈夫だから顔上げて?ね?」
こちらをおずおずと見上げるゴンくんは、不安そうな顔で、少しいや結構可愛かった。
……俺、相当ヤバイな。
ボーイズラブタグ待ったなしでした。
い、いやエレニは小さい子が好きなだけだから……。
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