多分転生したから第一目標:生き残るで頑張る   作:成金黒兎

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自己忠信的姉弟

 こんにちは、エレニです。

 

 ククルーマウンテンに来た俺たちは黄泉の門の近くにある小屋――守衛室と言っていいのかわからない――の中で守衛さんことゼブロさんの話を聞いたり、ゴンくんが電話でキレたり、試しの門に挑戦したりしていた。

 夕方頃主人公組は試しの門を開けられるまで修行することが決定し、俺たち姉弟はどうしようかと考えていたとき(アクタ)の携帯が鳴った。

 

「あ、ヤバイ」

 

 少し焦った表情で(アクタ)が声を上げた。どうやらメールだったようで、焦っている顔からして嫌な予感しかしないが差出人を聞いたところ「イルミ様からでした」とのこと。

 

「おお!イルミ君からかぁ!何がヤバイの?何か悪戯でもした?」

「シプア、イルミさんとはハンター試験で敵対にも似た何かになったからそれがあれでそうなんじゃない?」

「兄さんのは大体あってますが姉さんは少しは恐いものというものを見つけてください」

「そういうの私わかんない」

 

 姉ちゃん(シプア)には何を言っても無駄だ。特質系なのに強化系に見えてくるのは何故だろうか、その性格故でだと思われる。

 姉ちゃん(シプア)のことは置いておき、(アクタ)の話を聞く。

 見せてもらったイルミのメールにはこう書かれていた。

 

「何々、あの飛行船で話したこと忘れたなんて言わせないよ。今家に来てるんでしょ?さっきオレも家に着いたから丁度いい、今から五分で部屋まで来て、よーいどん。

 ……アクタ早く行かないとすぐ五分になるぞ」

「あ、私も未来の旦那様の所へ遊びに行こう!」

「じゃあ俺家に帰るから――」

「ゴンくん私たちちょっと先に行ってるね!修行頑張れ!」

 

 そう言った姉ちゃん(シプア)に腕を引かれて試しの門の中へ入る。(アクタ)は試しの門が開いた瞬間にはいなくなっていた。スゴい瞬発力である。ゾルディック家の執事たちや主人たちにどんな修行をさせられていたのか気になる。

 俺は名残惜しく思い門が閉じるまでずっとゴンくんに手を振っていた。ゴンくんやレオリオ、そしてなんとクラピカまで手を振り返してくれた。嬉しい。

 

 途中カナリアに会ったが姉ちゃん(シプア)が知り合いだったらしくリアと呼んで親しそうに話していた。

 俺はその間ずっと姉ちゃん(シプア)の半歩後ろに立っていたが紹介され少しだけ話をし、そしてあっさりと線の先へ行くことが出来た。

 これぞ天使(シプア)の為せる業である。

 

 その後、姉ちゃん(シプア)と二人で歩いているとでかいお屋敷が見えてきた。そして扉の前にゴトーさんがいた。姉ちゃん(シプア)に聞くとどうやらこのお屋敷は執事たちが暮らす所らしい。おいおい嘘だろ中級貴族の本邸ぐらいの大きさはあるぞと驚いてお屋敷を見ながらゴトーさんの前へ行く。

 

「おかえりなさいませシプア様」

「ゴトー、今日ここに泊まるから部屋を用意してね、ひとつでいいから。あと食事もお願い、あ、この子の分は毒は盛らないでね」

「かしこまりました」

 

 ナチュラルに様呼びさせているところに呆れつつ、明日からゾルディックの本丸を攻めることになるのだろうと気付き、胃がしくしくと痛くなるのであった。

 

 俺、ハンター試験終わる前まであんなに関わらないようにしてたのにね、ははは。

 

 




 
 ゾルディック家と関わらないようにするのはどんなルートでも多分無理だったろうよ……。
 ゴトーさん結構好きです。カナリアちゃんは大好きです。女の子たちがキャッキャッうふふしてくれるだけでいいんだよ……それ以上は望まないさ。
 カナリアちゃんのことをリアと呼んでいるシプアですが、リアと書いたあと某銀髪ハーフエルフのヒロインを思い出し、二重のハッピーに包まれました。

 閲覧、お気にいり、評価ありがとうございます。
 さて、次回はゾルディック家へ遊びに行きます。
 これからもよろしくお願いいたします。

 次回の更新は10/28にできたらいいなぁ。
 無理でした。
 次の更新は11/6です。
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