こんにちは、エレニです。
現在俺たちはゾルディック家の庭である山を登っている。昨日は何事もなく客室で休ませてもらい、今日は本邸へ進行中だ。
一人の執事さんも一緒に付いてきてくれる。勿論
「あと少しだから走ろうっか!」
そう言って走り出した
「とーちゃく!」
「ぜぇ、はあ……」
距離としてはそこまで走っていないのだが、
見張りはここまでと言われていたのだろう、執事さんは俺たちが本邸に付くと同時にいなくなった。
「いらっしゃいませ、シプアさん」
俺が膝に手を当てて息を整えていると、玄関であろう巨大な扉が開き包帯を巻いた女性と小さい女の子が出てきた。
格好からゾルディック家当主の奥さんでありキルアやイルミのお母様でもあるキキョウさんと、その息子?娘?のカルトさんだと分かる。
「こんにちは、キキョウさん。カルトちゃんもお久しぶり、元気だった?」
「お久しぶりですシプアさん。お会いできなくて寂しかったです」
「で、そちらの方は?」
挨拶もそこそこに二人の視線はこちらへ移る。キキョウさんはよく分からないが、カルトさんの眼には怒りが含まれている。何故だ、俺は何もしていないぞ。本当に。
「この子は私の弟の――」
「エレニと申します。今回は姉の付き添いで……」
「丁度いいから連れてきたんです。あ、これつまらないものですが」
「シプアさんのご兄弟なら私の息子のようなもの、さあさあ上がってくださいな」
ゾルディック家。
その名を知らぬ者は田舎者で世間知らずだと言われるほど有名な暗殺一家。
顔写真にさえ1億近い懸賞金がかかっていることは、裏の人間ならば誰でも知っている。
ゾルディックの根城はパドキア共和国のククルーマウンテンにあると言われ、鼠はこぞって我も我もとそこへ行き、志半ばで倒れる。
そんな危険極まりない人たちの家に、俺は足を踏み入れるのだった。
「あ、私キキョウさんと話があるからエレニはカルトちゃんと遊んでて。後でまた連絡するね!」
「え、ちょっと、待って――」
頼むから一人にしないでくれという心の叫びは、
お久しぶりです、すみません遅くなりました。
カルトくん、好きです。くんなのかちゃんなのか分からないところがまたいい。
キキョウさんはとある二次小説を読んだら好きになりました。人妻っていいよね。
久しぶりなためかシプアが暴走し、エレニが疲れました。
閲覧、お気にいりありがとうございます。
次回はカルトくんとお話、出来るかなぁ……。お話(物理)になりそうだなぁと思っています。
これからもよろしくお願いいたします。
次回の更新は未定です。