こんにちは、エレニです。
カルトさんの後ろを歩きながら、何かいい話題がないかと頭を巡らせる。と言っても、ゾルディック家の子どもであるカルトさんと平々凡々を目標に今まで生きてきた俺とでは好きなもの何かも違うだろう。
共通した話題なんてゾルディックのことしかない。あとは
どれも盛り上がるかと聞かれれば、盛り上がらないだろうと答えられる。
ゾルディック家は結構家族愛が強いので、カルトさんもハンター試験時のキルアのことを話題に出せば、関心は持ってくれるだろう。
しかし、それよりも俺がキルアと仲良くしていたと知られた時の嫉妬の念が当てられるのが怖い。長男があれなのだ、カルトさんもブラコンである確率は高い。
冷や汗をだらだらと滴らせながら考える。カルトさんがブラコンで嫉妬深かったら、普通に斬り捨て御免される未来しか浮かばない。その後のことなんてどちらも考えないだろう。
「着いた」
カルトさんが腰に刀を差しながらグーパンで俺を殴り殺す想像をしていると、玄関からはそう遠くないところにある一つの扉の前で止まった。
……ここはもしかして拷問部屋か?
「ここ客室だから。シプアさんが来るまでここで大人しくしておいて」
そう言いながら此方を見るカルトさんの瞳は、怒りに燃えたぎっていた。
客室で軟禁されていると執事さんがお茶とお菓子を持って来てくれた。持ってくるだけで出ていってしまったので、優雅にお茶を啜りながら今後の事を考える。
ついでにカルトさんは俺を客室に入れた途端にプリプリと怒りながら何処かへと去っていった。足が早すぎてすぐに見えなくなった。
「ふむ、さてと」
このあとはあれだよな、競技場だよな。
競技場なぁ、殺しOKだから怖くて近づきたくないんだよなぁ……ゴンくん達とは別行動かなぁ。ここまで来たのに残念だ。
だとすると何をするかなんだけど、一回家に帰らないといけないよな。母さんも父さんも心配してるだろうし。
ヨークシンは関わるって決めてるから、それまでは修行になるなぁ。シプアは暇かな。お仕事入ってたらアクタに頼もうかな。
これからのことに思いを馳せながら窓の外を見ていると、扉がノックされるのと同時に開く音がした。
そちらに視線を向けるより早く軽自動車が時速80㎞でぶつかってくる程の衝撃で何かがタックルしてきた。
「エレニ!キルアくんに会って帰ろ!お腹すいてきちゃった!」
そうやって笑顔で絞め殺そうとしてくる
「シプア、苦しっ……!」
慌てて駆け寄る
お久しぶりです。
ヨークシン編に入る前に一度この小説を完結します。このあと番外編のような形で他視点のものや、修行の話などを書いていきたいと思います。
ヨークシン編からは別連載、続編という形で書かせていただこうと思っております。
急に完結して申し訳ありません。この話を書いているときに「このまま完結した方が最終回っぽくていいんじゃ?」と思いまして。
無理矢理終わらせた感が半端じゃないですね。すみません。
次の小説からは頭に油を染み込ませてもっと上手く回るように準備していきたいと思います。もしかしたら長編(長さ的には中編)小説で始めて完結したかもしれないです。そう考えたらよくやったと自分で自分を褒めつつ、これからも頑張って妄想を続けたいと思います。
閲覧、お気にいりありがとうございます。
これからも本編は完結はしましたが、番外編をよろしくお願いいたします。