【コラボ】SAO~4人の英雄の物語~   作:kokonato

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ゆっくり分隊長様が願うことは叶うこともなく……

本当に遅れてすいませんでした。これからは気を付けます。たぶん、きっと、おそらく。

今回は2000字と、だいぶ少ないです。遅れてこれとか怒られそうです。

ではどうぞ。


3話

『おい、お前生きてんのかよ!』

 

『………』

 

『ダンマリとかいいからさー、キモいしww』

 

屋上

 

学校の屋上だった

 

俺たちの学校は屋上が解放されていた

 

 

 

押す、突く、叩く

 

少女はのけぞる

 

 

手すりに手が当たる

 

 

さらに押される

さらに突かれる

さらに叩かれる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の朝は最悪だ。いつもならパンでも食ってたのに今じゃパンもどきであまり美味しくない。

何よりも最悪なのが仮想世界での夢だ。

夢というのは脳が休憩をしているときにながされるうんたらかんたらなのだが…

まさか仮想世界でも見る羽目になり、それも最悪の夢だ。今、この状況だから見るのだろう夢。

 

 

人生のゲームオーバー

それが死

 

俺は垣間見た。

俺たちは垣間見た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分から言うのもおかしいが一つだけ、平均ではないものがある。

 

EDU、教養だ。

 

これといって英才教育を受けたわけではない。親も普通の親で自慢できることがあるわけではない。

知識量がおかしいのが俺の長所である。

 

俺は何をとっても平均だ。剣道も素人ではなく9級から段持ちまでの平均程度の実力。柔道も同じ平均。合気道も。中華拳法、カンフーも。古武術も。CQCも。ロシア式武術、システマ。沖縄拳法。

武術だけではない。国語力、計算能力、化学、物理学、天文学、歴史、公民、地理、語学。コミュニケーション、動体視力、味覚、視覚。

あらゆる分野ができる。

 

そんな俺の弱点はなにかで負けることだ。

俺がすべてで勝つことは絶対的に無い。そんなのは赤子だけだ。10歳にでもなれば何か一つでも勝てるようになる。俺には得意なものがない。

でも俺が得意としていることは、何かで負けても何かで勝つ、ということだ。

 

がり勉だったら運動能力で勝つ。

脳筋は頭脳で勝つ。

出木杉君並みのスペックには武術で勝つ。

 

俺は何かで負ける代わりに、必ず何かで勝てる。これが俺の長所だ。

 

 

 

 

そんなことはおいておいて。

 

 

朝食のパン(もどき)を二人で食べ終え、外の様子を見るべくカーテンを開く。

道路にはあまり人がいない。ここら一帯は宿舎ばっかりなのでみんな宿で荷物整理、冒険の準備をしているのかなと思う。

だが俺には嫌な予測の方が確率は高い。

ナツミがそうであったのだからもっと確率は高いであろう。

 

 

 

 

朝9:00くらいの草原のバトルフィールド。そこにはフレンジーボアが沸き、敵はでてこぬかと待ちに待っている。

幸いなことに群れてるわけではない。一体一体、着実に倒していけば相手の行動パターン、回避方法、そしてレベルアップによる有利がつかめる。あいてはNPC。ノンプレイヤーキャラクターだ。こっちの思考を読めるのはある程度だ。学習をしない。

 

「あいつからいくぞ」

 

俺は本命刀を握りしめ、イノシシに近づいていく。

イノシシの索敵範囲に入ったのか。こっちに振り向くと、地面をこすり、土煙を出しながら瞬間的速度を貯めていく。

 

イノシシは基本真っすぐにしか突進できない。現実世界でもそんな感覚がある。だからゲームの世界でも一緒だ。

弱点はそこだ。真っすぐにしか突進できないところだ。

 

イノシシ型のモンスターは俺に向かって突進してくる。ナツミは後ろで周りの警戒とスイッチが来た時の準備をしている。俺は集中力を高め、イノシシの突進を回避するタイミングを伺う。

 

 

今だ

 

 

いつもと同じく右側にステップして軌道の変えにくい突進を寸前で躱す。

そして握りしめていた刀は鞘のなかでソードスキルの光をはなつと一瞬で抜刀し、敵の頭から尻までを切る。

頭を切ったことによるクリティカルダメージも相まってフレンジーボアは青い光のかけらとなって消滅する。

 

何なんだろう。なぜここまで俺はドキドキしているんだろう。まさかスリルを味わって楽しむほどのMではないし。俺は刀を鞘にしまい、深く深呼吸をすると、ナツミの方を向く。ポーカーフェイスはこのゲームでは無意味なのだ。なので大げさな感情表現がナツミの顔には表れている。

 

深く、怖がっているようだ。

 

「ナツミ。何故、そこまで怖がるんだ?」

 

俺は思ったことをそのまま口に出す。女心考えろよと言われそうであるが、そのままではこの世界では生きていけない。ゲームでは生きていけない。

 

物事には必ず理由がある。理由が無くて動くものは一つとしてない。理由を挙げられない場合は本能的に動いたときか、それが記憶として記されてない場合だ。

つまるところ、この理由を書き換えれば全ての行動が変わるわけだ。

 

「死ぬのが、怖い、から」

 

当然で予測できる答えがそのまま帰ってきた。この世界の人々が戦わないとするならばその理由は当然、死にたくない、からだ。

こんなありきたりの質問にどう答えたものか。

 

「そうか。なら、死ぬなよ」

 

単純明快で、そして矛盾した回答である。

死ぬのが怖いなら死ななければいいのである。死なないためには戦いに慣れ、生きていかなければいけない。

それを遠回しに言っているのである。

 

コクリ、とうなずいたナツミは気持ちを切り替え、次の獲物へと目を向ける。

 

 

 

死と恐怖の入り乱れたこの戦場に娯楽や楽しさというものを復旧させれるのかどうか。

復旧ができるのなら、少しでもこの世界を明るくできたらいいのに。そして希望を作れればいいのに。

 

この世界に祝福があらんことを。

 

 

そう願いながら俺たちは確実にレベル上げをしていった。

 

 

 

 

 

デスゲームになってもこのゲームの難所であり、一番難しいであろうあの部屋を攻略するときはいつか来るだろう。その攻略の足を引っ張らない程度にはなんとかレベルを上げていたいものだ。

 




どうだったでしょう。
進行度で言えば、ゆっくり分隊長様、zeke(仮)様のように日付をあまりまたいでないので、私の作品のほうが遅れをとっていそうですが。

ブックオフの100円コーナーにプログレッシブ売ってないかなぁ。あれ高いんだよなぁ。

では、次回、ディアベルさんのカリスマを見るかもしれないことに期待をして
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