榛名さんの苦労話   作:榛猫(筆休め中)

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前回までのあらすじです!

年に一度開かれる料理コンテストに出場した私とサンジくん

そこでサンジくんにライバル心を燃やすカルメンさんやサンジくんと競いあい優勝を手にしたのでした。
そんな中、ルナが気にかけていたのは一般審査員に出てきたある二人の事だった…。

この会に出てくる吉野さん達主要の話はこちら↓

大本営特務課の日常
https://novel.syosetu.org/80139/

ギャグやカオスが主流の面白い話ですのでよろしければどうぞ


接触!別世界からの訪問者!

sideハルナ

 

こんにちは、ルナです。

 

サンジくんにエレファントホンマグロを渡した私は人を探すため、メインストリートを歩いていました。

 

 

「あの二人はどこに行ったのでしょうか…。」

 

まだそこまで時間は経っていないですし、そう遠くまで行っているとは思えないですけど…。

 

それとも二人を見つけるより先にチユちゃんと合流するべきかしら?

 

どちらにしても止まっているわけにはいかないですね。

 

先に見つけた方を優先していきましょうか…。

 

私はそう方針を決めると歩き出しました。

 

 

 

 

sideout

 

 

 

 

 

side時雨

 

 

コンテストが終わり、僕達は町の中を歩いていた。

 

 

「コンテスト終わっちゃったね?提督、これからどうするの?」

 

 

「とりあえず状況把握が最優先かな?自分達の今の状況がまったく把握出来てないから」

 

 

「今分かってる事といえばこの町がローグタウンと言う名前だということだけだもんね」

 

 

「そういうこと、だから出来る限り情報収集をしておきたいと自分は思ってるけど時雨クンはどうかな?」

 

 

「僕もそれで構わないよ、提督の方針に従うだけだからね」

 

 

「……いつも苦労をかけるねぇ」

 

 

「それは言わない約束だよ?おとっつぁん…。……!?」

 

と、そんな漫才をしていると僕の目に信じられないものが写り込んできた。

 

 

『まいど!』

 

 

「ごちそうさん!」

 

 

「ごちそうさまっぽい~」

 

 

「……くぁ」

 

それはある三人が食事処から出てきた時だった。

 

 

「あーうまかった!」

 

 

「一時はどうなることかと思ったぞ…。」

 

 

「優しい人がいてくれて助かったわ…。あの人がいなかったら私達今頃…。」

 

そう言いながら三人は僕達の横を通りすぎて行ったんだ…。

 

僕は振り返って三人の内の一人の少女を見る。

 

 

「ゆう…だち…?」

 

その後ろ姿は間違いなく夕立のものだった…。

 

 

 

sideout

 

 

 

 

sideヨシノ

 

 

先程から時雨クンの様子がおかしい…。

 

「…?時雨クン?どうかしたのかい?」

 

そう訪ねると時雨君は我に返ったのか、訳を話してくれた。

 

 

「あ、うん、実はね…」

 

それはポイヌにそっくりの火とを見かけたと言うものだった。

 

 

「なるほど、あのポイヌを見かけたと…。それは間違いなく夕立クンだったのかな?」

 

自分の言葉に時雨君は大きく頷いた。

 

 

「間違いないと思う、あんな口調してる子なんて早々いないから」

 

まあ、確かにあんな個性的な口調してる人はそういないかもねぇ…。

 

 

「う~ん…じゃあ情報を集めつつそっちも探してみるとしようか」

 

 

「うん、ありがとうね提督」

 

これで当面の方針が決まった。

 

動きだしかけたその直後の事だった…。

 

 

「あの…ヨシノさんとシグレさんでしょうか?」

 

 

「え?」

 

不意に声をかけられ振り向くと。

 

そこにはコンテストに出場していた人物が立っていた。

 

時雨君が思い出したように話しかける。

 

 

「僕が時雨だけど…。

あ、あなた確かコンテストに出ていたルナさん…だよね?」

 

 

「えぇ、『今は』ルナです。でもこれ実は偽名なんです」

 

ん?今とんでもないことをさらっと抜かさなかった?この人…。

 

 

「偽名ってどう言うこと?」

 

 

「そうですね、直ぐ分かりますから少し待ってくださいね?『アクア・ボール・バリエーション』」

 

目の前の女性がそう言うと、何処からともなく水が彼女へと集まっていく…。

 

やがて水は彼女を包みこむと一つの球体へと変化した。

 

その球体の中を見てみると彼女の姿が先程とは打って変わり、球体から出てきた時には自分達がよく知る戦艦榛名がその場に立っていた。

 

変化を終えた彼女はにこやかに話始める。

 

 

「改めまして、金剛型三番艦、榛名です。よろしくお願い致します」

 

その変わりように自分はしばらく思考が追い付いてこないのだった…。

 

 

 

sideout

 

 

 

 

sideハルナ

 

 

 

「えっと…榛名君…でいいんだよね?今のはいったい…。」

 

 

「水に包まれたら姿が変わった…。どういうこと?」

 

二人とも信じられないって顔してますね…。

 

 

「今のは私の悪魔の実の能力ですよ、水を使って変装していたんです」

 

 

「あ、悪魔の実…?」

 

 

「え?これって現実だよね…?もしかして夢だったりするのかな?」

 

理解できないのも無理はありませんよね…。

 

私もこの世界にきたばかりの頃は信じられませんでしたし…。

 

 

「とりあえず、変装していたということは分かったよ。それで榛名君は自分達に何の用かな?」

 

やはり聞いてきましたね…。

 

 

「少し、確認したいことがありまして」

 

 

「確認したいこと?僕達に?」

 

小首を傾げながら言う時雨さんに私は頷いて答えます。

 

 

「えぇ、まずはヨシノさんあなたに確認です。あなたはあの大阪鎮守府の吉野三郎大佐で間違いありませんか?」

 

するとヨシノさんの表情に警戒の色が浮かび上がってきました。

 

 

「……どうしてそれを君が知っているのかな?」

 

 

「私もこっちに来る前はそちらの世界にいましたから

大阪鎮守府の吉野三郎大佐、大本営から戦力(意味多数)をごっそりと引き抜き類い希なジュウコン提督だと…」

 

 

「待って‼それの殆どが自分の意思関係なく進んじゃってるものだから勘違いしないで‼」

 

もう周知の事実なんですからそんなに慌てなくてもいいと思いますけど…。

 

 

「時雨さんのことも聞いていますよ、艤装を使わずに接近戦で戦う駆逐艦だと」

 

 

「そこまで知られちゃってたんだね…。」

 

 

「その二人がどうしてこの世界に来ているのかを確認したかったんです。単刀直入に聞きますが、お二人はどうやってこの世界にいらっしゃったのですか?」

 

そう聞くと二人は顔を見合わせた後、口を開いた。

 

 

「実はね…。」

 

そう言って吉野さんが話して内容はとんでもないものでした。

 

 

 

 

 

「……なるほど、出撃祝いの祝勝会中に防空棲姫こと朔夜さんが謎の地獄飲料を編み出してそれを飲まされたお二人が気がついたらこっちに来ていたと…。」

 

私の言葉に頷く吉野さんと時雨さん…。

 

防空棲姫を味方に付けているのにもおどろかされましたが、まさかそんな方法でこちらに来るとは思いませんでした…。

 

 

「話は分かりました。そういうことでしたら榛名も協力致しましょう」

 

話を聞いてしまった以上放ってはおけませんしね…。

 

 

「え?それはありがたいけど良いの?あなただって都合があるんじゃない?」

 

 

「大丈夫ですよ、困った時こそ助け合いですから」

 

 

「…ありがとう、それじゃあ力を貸してもらえるかな?榛名君」

 

 

「はい!榛名にお任せください!

でも、私だけだと少し心許ないのでもう一人協力者を呼びますね」

 

私はそう言うと夕立ちゃんに向けて無線を飛ばすのでした。

 

 

 

ーーーーーー

 

 

 

 

無線を飛ばして十分程経ち…。

 

 

「ハルナさんお待たせっぽい!」

 

夕立ちゃんが走ってきました。

 

 

「来てくれてありがとう夕立ちゃん。早速で悪いんだけどこの人達を元の世界に返すのに協力してほしいの」

 

 

「ぽい?この人達…?え…」

 

 

「あ…」

 

そこで時雨さんと夕立ちゃんの目が合いました。

 

 

「…時雨?」

 

 

「…夕立?どうしてここに…?」

 

二人はお互いに信じられないものを見たような顔のまま止まってしまいました…。

 

これじゃあ話が進みませんね。

 

 

「二人とも感動の再会は後にして話し合いをしますよ」

 

 

「え?う、うん」

 

 

「はーい」

 

 

「果たしてこんな再開?でいいのだろうか…。」

 

大丈夫ですよ、きっと…。

 

こうして話し合いが始まりました。

 

 

「まず、どうやって向こうの世界に送り返すかと言うことですね」

 

 

「私達がこっちに来たときみたいに神様にお願いするのは駄目っぽい?」

 

 

「夕立ちゃん、それだと一度沈めないとならなくなりますから却下です。」

 

 

「良かった、帰るために沈められるなんて嫌だったからね」

 

 

「いやそれ以前にその前提でいくと自分殺されちゃうから‼」

 

 

「こんなのはどうかな?僕達が来たときと同じ手を使うというのは」

 

 

「それ結局死ぬよね!?第二の人生まっしぐらだよ!?」

 

 

「でもそのくらいしか方法がありませんし…。」

 

 

「なら、せめて殺されない前提で考えようか…。」

 

 

「良い案があれば良いっぽいけど…。」

 

吉野さんの提案でしばらく話し合いが続いた結果、最終的に決まった方法はとてもあり得ないものでした。

 

 

ーーーーーー

 

 

船着き場に移動した私達は船が停まっていない場所にやってきました。

 

 

「それじゃあいきますよ?『アクア・クリエイション』」

 

私は能力を発動させ、大砲のようなものを作り出します。

 

 

「ねぇ…これ本気でやるの?下手したら、いや下手しなくても死ぬよね?これ…。」

 

 

「大丈夫だよ提督。そのときは僕も一緒さ」

 

 

「あぁ…。もうなんだか全てがどうでもよくなってきた…。」

 

フラフラと大砲の砲口に入り込む吉野さん。

 

それに続いて時雨さんが吉野さんの隣に入り込みました。

 

 

「それじゃあいきます!3、2、1、榛名!全力で参ります!!」

 

私はあらんかぎりの力で大砲を撃ち放ちます。

 

 

「~~~~っ!!」

 

撃ち出された二人は光速を越える速度で飛んでいきすぐに見えなくなりました。

 

 

「夕立ちゃん、電探に反応は?」

 

 

「ん~…。ないわ、成功っぽい」

 

私はその言葉を聞いて胸を撫で降ろしました…。

 

 

「良かった…。それじゃあ戻りましょうかみんなが心配しているわ」

 

 

「ぽい!」

 

 

こうして二人との別れを告げ私達は町の方へと戻っていくのでした。

 

この時の私達にルフィ提督がピンチに陥っているということなど知るよしもないのでした…。




やっべぇ!バギーの奴に捕まっちまった!このままじゃ処刑されちまう!
ん?あれ?あの黒い奴はもしかして!

次回!榛名さんの苦労話!

絶体絶命のルフィを救え!戦艦棲姫再臨!

海賊王にオレはなる!
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