僕犬系っ娘の日常   作:軟体動物

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馴染む元少年

「ほら、起きなさい。」

「ん?いったい何が...」

僕は何で寝てるんだっけ?って何で縛られてるの?!これあれじゃん。亀甲縛りってやつじゃん!なんとか抜け出さないと!

「んっ、んっ!抜け出せない...」

「当然。さて、あなたが何者で何故ああなったのかはダーリンから教えてもらったわ。あんた、どういうつもり?」

僕何かしたっけ?全く覚えてないんだけど...何となく覚えているのが頭をなでられたところまでで...その後何かあったんだな。

「あのぉ、僕も頭をなでられたところから記憶がないっていうか...」

「ふーん、そうなの。じゃあ、私がどうなったか説明してあげるわ!」

その後ラミアの娘から何があったかを聞いて僕は死にたくなっていた。会って間もないご主人様にそんなことをしていたなんて...ほんとにどうかしてる...

「死にたい...」

「何もそこまで落ち込まなくても...でも、あんたの反応からその行動が本望じゃないことがわかったわ。突然気絶させたり、縄で縛ったりしてごめんなさいね。私はラミアのミーア。よろしくね。」

眩しいほどの笑顔でミーアさんは手を差し出してきた。男だったら眩しすぎて失神してたな。今の。

「僕は犬のクリン。よろしくお願いします。ミーアさん。」

「ミーアでいいわ。それより、あんたに紹介する娘がもう2人いるわ。そこに隠れてないで出てきなさい!」

そうミーアが言うと上半身が人間で下半身が馬の娘と、人間と鳥のハーフのような娘が出てきた。

「何?完璧にス二ーキング出来ていたはずなのに...まあいい、私はセントレアだ。宜しく頼む。」

「クリンです。こちらこそよろしくお願いします。」

「パピだよ!よっろしくー!」

「よろしくお願いします。パピさぁぁぁ!?」

自己紹介を終えた途端にパピさんが飛びかかってきた。喋ってる途中だから舌噛んじゃったじゃないか...

「パピだよ!よっろしくー!あなたの名前は?」

「え?」

「その娘鳥頭なんだ...」

今まで空気だったご主人様が補足を入れた。さっきご主人様の文句で出てきた娘たちかな?今ではその問題も解決してるみたい。それより、ご主人様への信頼が3人とも強いな。ご主人様は相当いい人みたいだ。僕も運が良かったな。

「やっぱりご主人様には特殊な力があるのかもね。みんなもこんな感じだし、僕も気軽に喋れるし。理想の彼氏に近いんじゃない?家事もできるし。」

もしも、僕が女だったら...て、今は女の子か。あれ?何故かみんなが顔を赤くしてこっちを睨んできてる。僕何かしたかな?

「そういえばクリンは主殿とのけ、結婚は考えているのか?」

「え?!け、結婚!?そんなの出来るわけないじゃん。」

「あ、墨須さんから聞いてないのね。私たちモンスター娘でも、人間と結婚することができるのよ。ねぇ、ダーリン。」

「あ、ま、まぁね。でも、別に気にすることないよ。」

「そ、そうなのか...知らなかった。」

墨須さんとんでもないことを秘密にしてたな。まさかご主人様と結婚しようと思えば出来るなんて...でも、こんなに魅力的な娘たちがいるんだし、第一男と結婚なんて...。

「さ、さて!自己紹介も終わったんだしご飯にしようか?」

「パピおなかペコペコ!」

「うむ、私もだな。」

「流石ダーリン。私たちのことは何でも知ってるのね。」

「じゃあ、準備するからみなさん手伝ってください。」

『はーい』

 

 

 

 

 

あれ?この身体になる前には好き嫌いなんてなかったのに...野菜ってこんなに美味しくなかったっけ?そして、お肉ってこんなにも美味しかったっけ!?

「クリンさん、好き嫌いしないで食べてくださいよ。」

「う、うん。」

「おかしいな、墨須さんの説明だと犬系は野菜も食べれるはずなのに。」

「ごめんなさい...」

あーあ、ご主人様困らせちゃった。迷惑かけないように頑張りますとか言ってたのに、早速迷惑かけてるよ。よーし、ご主人様のためにも頑張って野菜を食べるぞ!

「あむ、ガブッ、あ、む、、か、、、ぷ、、、ごちそう様でした。」

「!!よく頑張りましたね!」

「ご主人様、僕頑張った?」

「うん、偉いです!」ナデナデ

「えへへ!」

頑張って良かった!ご主人様になでなでされると何でも出来るような気がする。あー、でも何でこんなに気持ちいいんだろう。ずっとこうされていたい。

「ダーリン!私だって毎日ちゃんと食べてるでしょ!?」

「主殿!私もだ。」

「パピも、パピも!」

ご主人様でも、ごめん...。余計困らせちゃったね。食卓が賑やかなのはいいけど、賑やか過ぎてもダメでしょ!収まりそうに無いな...あっそうだ!ご主人様にお風呂いつ入ってもいいって言われたから入ってこよーかなー?うん、そうしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、改めて自分の姿を見たけどこれはまた...」

髪は灰色と言うか銀色のセミロングで、頭にはそれと同じ色の狼や犬のような耳、そしてしっぽ。胸部には自分の存在をかなりアピールしているふたつの果実。そして低身長か。うん、完全にロリ巨乳キャラだ。目もトロンとしてこれはけしからん。でも、ここまでの興奮源を見ても何にも感じなくなったとは...ちょっと悲しい。逆に男の身体を見たら興奮するのかな?まあいいや、とにかくお風呂に入ろ【ガシャン、カチャ】

「ん?えっ、?」

「へ?え!?あぁ、」ブシュー

「ご主人様!!」

何でご主人様が!?しかも何で鼻血出して倒れてるの!?あ、僕裸だった。とにかくご主人様をどうにかしないと―。

 

 

 

 

 

「ごめんなさい!悪気は無かったんです!」

「ご主人様!やめてください!僕大丈夫ですから!」

「いや、本当にごめんなさい!ミーア達に追われて...まさかいるとは思わずに。」

「いえいえ、こちらは居候させていただいてる身なので。」

ご主人様が気がついてからずっとこのやりとりをしている。別に見られて減るものでもないから大丈夫なのに―。嘘。本当はすごくドキドキして、震えていた。裸を見られるだけで恐怖感がグワットきて...

「クリンのために何でもしますから。」

「ん?今何でもって...」

「はい、僕に出来ることなら何でも。」

何でもって言ったから我が儘言ってもいいんだよね?

「なら、僕の頭を10分間なで続けて。」

「そんなことでいいんですか?」

「うん、いいから早くなでて。」

「は、はぁ、わかりました。」ナデナデ

「はぅん、ご主人様大好き。」

「え?...」

10分後には満足した顔のクリンと困惑した顔の公人の姿があった。




感想1件いただきました。ありがとうございます!
これからも続けさせていただくので暖かい目で見舞ってくだされば幸いです。
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