やはりアタシの青春ラブコメは間違っている?   作:春の雪舞い散る

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トラブルだらけの千葉村、未だ間に合うから…

夜になる前にこそこそと作業をするアタシに

 

 「 問題のグループをここに追い込みゃ良いんだね? 」

 

 そう聞いてくる沙希

 

 「 そうだよ、持て成しの準備はしっかりしたから精々ビビってもらうよ 」

 

 そう言って喉で笑うアタシとそれを見て飽きれる沙希に

 

 「 しかし、その仮装似合ってると言うよりハマってるって感じだよ… 」

 

 そう言われたアタシが着ているのは座敷わらしで実はこれも演出のひとつなのだ

 

 

 暗闇で座敷わらしのようにグループに紛れ込みその罪を弾劾するって訳

 

 もちろん恐怖を煽る言葉や効果音に演出を織り混ぜてね

 

 カラスの停まってそうな枝に目星をつけておき小石を飛ばしてカラスを羽ばたかせ鳴き声が上がるのを聞いてビクつく少女達

 

管理組合の人に頼んで買ってきてもらったドライアイスの演出効果等々を駆使して追い詰める

 

 隠し録りで拾った四人の悪口を聞かせねちねちと…

 

 ついに耐えられなくなった四人が駆け出したけど足が地面に縫い付けられたようにその場から全く動けなくなり

 

 少女達はすっかりパニックを起こしていたからアタシは優しく

 

 「 因果応報の理からは逃れられるはずもないから安心しろ… 恨むのなら自分の行いこそを恨むんだな 」

 

 そう言って酷薄な笑みを浮かべ見下ろすアタシを見て

 

 「 ひっ! 」

 

 と、短く悲鳴をあげその場で尻餅をつきその場で後ずさってから逃げ去るのを見て

 

 「 全く… ちょっと落ち着きゃすぐにわかるようなトリックなのにな… 」

 

 そう言って足下で結ばれたは草を蹴り上げながら結び罠を壊していると

 

 「 それがあんたの言ってた幽霊の正体、枯れ尾花なんだね? 」

 

 そう沙希に言われて

 

 「 まぁね、あそこまでキレイに決まるとは夢にも思わなかったけどね

 

 マジに金縛りだって思ってたみたいだよ、上半身は普通に動いてるのにさ 」

 

 そう呆れて言うアタシに沙希は

 

 「 まぁね、それが見えざるものへの恐怖ってやつなんじゃないの? 」

 

 そう言われて

 

 「 そうかな?明確に向けられた人の悪意だって十二分に怖いって思うけど…

 

 まぁ、連中には同情の必要はないよ、無自覚に掘ってきた呪いの穴に自らも落ちただけで後はそのツケを払うだけの話 」

 

 そう呪いを掛けた呪いの主は自分達自身なんだからさ

 

 「 でもさ、冗談抜きで今夜は結構騒がしい夜になるかもよ? 連中の絶叫が… 下手したら一晩中ね 」

 

 そう言ったアタシの言葉通りに夜中何度も絶叫が響き渡り翌日大多数が寝不足の朝を迎えることになった

 

 翌朝留美の背中を押して元友達の水岡瑞枝に謝らせたアタシは

 

 「 許してやれとは言わないし、留美がこの先この経験をどう活かしていくのかは留美次第だがアタシは友として見守るつもりだ

 

 そして留美自身も今回の謝罪で許されるとは思ってなくこれからの自分の行動で示していくつもりだから先に進む機会を…第一歩を踏み出させてほしい 」

 

 そう言ったら

 

 「 …お互い様になっちゃったんだよね? 私が今回、留美ちゃんをハブってなきゃいつまでも恨んでられたけど私もハブってるんだから…

 

 だから… 比企谷のお姉さん、どうか私ともお友達になって留美ちゃんともう一度友達になるのを見守ってください 」

 

 そう言って頭を下げるから

 

 「 おう、良いぞっ! 夏休みは始まったばかりなんだから楽しい夏休みにしようぜ?

 

 勉強もわからんとこは教えるから宿題も… 頑張れよ?

 

 ただし、アタシはなんでか知らんけど工作は苦手だから役に立たんからそれだけは断っておく 」

 

 そう言って二人の和解の手助けができたと思っている

 

 

 

 

 

 

 

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