やはりアタシの青春ラブコメは間違っている?   作:春の雪舞い散る

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楽しい夏休み、みんなで楽しい温泉旅行… 温泉が身にしみるぅ~っ!

 

 

 母ちゃんがチェックインの手続きを終えると部屋に案内なされ浴衣に着替えたあと一回目の入浴に向かうアタシ達なんだけど…

 

 お姉ちゃんショックです…

 

 「小町のって大きくなった?そう言って雪乃はもちろんルミルミとミズミズにまで追い越されそうなそのサイズのその箇所を見比べながらそう聞いたら

 

 「あー、最近ちょっとキツくなってる気はしてるかな?」

 

 そう言ってアタシの顔色を伺う小町

 

 「日に日に悪化の一途を辿ってるんだよね…アタシのおっぱいに対するコンプレックスはさ」

 

 表情を歪めるアタシは堪らなく自分が嫌いだった

 

 しかもそれを小学生の少女達に慰められてる現実がね…更に傷口が広がる思いだったのはここだけの話

 

 結局…妹の成長を素直に喜べずそんな自分が堪らなくイヤで一人いじけてみんなから離れて温泉に浸った

 

 

 湯上がりも相変わらず長く延びた髪の毛の先から滴をポタポタ落とすアタシはアタシだけがそれを気にしないし気にも止めない

 

 そのせいで浴衣の背中を濡らしていることにすら気付いていなかったし

 

 ナニより、テンションの低いアタシは気付こうともしなかったからけーちゃんにまでだらしないって笑われている

 

 

 

 

② テンションアゲアゲな親父とローテンションなアタシ

 

 湯上がりの為に真紅に染まっているアタシの髪は嫌でも人目を引くし体温の上昇に伴い瞳の色もピンクサファイヤの輝きを放っている…らしい

 

 あまり鏡を見ないから自分じゃわからないけど千葉村で湯上がりのアタシを見た隼人がアタシの瞳を見てピンクサファイヤの輝きと評したんだよな

 

 まぁ、そんなことはどうでも良いんだけどね…アタシ的にはさ

 

 ゲームコーナー前でソフトクリームを食べながらボーッとしてる

 

 いつの間に合流したのか小町と彩加に結衣と雪乃はマリカで燃えてるし陽乃さんは蒼空とけーちゃん連れてちびっこ用の乗り物を乗り回っている

 

 で、ルミルミとミズミズは気の抜けたあたしの見張り番

 

 母ちゃんはエステ、親父はマッサージをしてもらってるからそれが終わるの待ってる間が暇で仕方無い

 

 アタシは八と違いあまりゲームやカラオケが好きじゃないからな…

 

 そう思いながらアタシは

 

 「お姉ちゃん、何でラインに返事出さないの?ってか着信のメッセージ来てないの?」

 

 そう小町に言われて

 

 「あー、そう言え電源オフにしたままだったわ…すっかり忘れてたけどさ」

 

 そう言って一旦本を閉じてPHSの電源を入れたらすごい量のメッセージが来ていたから正直ビビったし引いたよ

 

 ゴスロリパラソルバージョンに浴衣姿入浴前と湯上がりのアタシの三枚を貼り付けてあるって

 

 「小町ちゃん、君は一体ナニ勝手な事をしてるのかな?」

 

 そうジト目で見ながらきいたら返事に困ってるから溜め息を吐いてからメッセージチェック

 

 「エヘヘ…彩加に誉められた

 

 結衣、絵文字ウザいし中身なんもない

 

 材木、隼人お前らホント…マジにキモいからな?」

 

 そうぶつぶついいながら画像に対するコメントチェック

 

 ー今まで電源オフしてたの忘れてたし小町がアップしたんだからアタシが知るわけ無いんだけどー

 

 「で、送信っと」

 

 そう呟き送信を選択して書き込みが完了してコメを更にチェックしているが

 

 「戸部、何かコメまで騒がしく思えるぞ?静にしろっ!

 

 沙希に姫菜、優美子そんな誉められたら照れるじゃん?

 

 相模に幡野、歯が浮かないのか?アタシはムズ痒くて仕方無いぞ?」

 

 そう呟き続けたらメッセージ追加が鬱陶しいぞ?特に結衣がな…だから

 

 ーアタシは家族の為に運転頑張ってるパパを放っておいてラインできる程薄情じゃないし電源オフがナビゲートシートに座る者のドライバーに対するマナー、気遣いなんじゃねぇのか?

 

 ドライバーが着信音気にするんだからな、それに気をとられ運転誤って事故起こしゃ旅行どころじゃなくなるんだぞ?

 

 そんなのアタシは絶対にヤだからなー

 

 そう書いてメッセージ送信っと

 

 (あ、陽乃さんからメールだ)

 

 そう言って開くと

 

 (それは賢明な判断だよ)

 

 と、そう書かれていたからわかってくれる人はちゃんとわかってくれるって安心した

 

 ー有難うございますー

 

 そう返信してから本の続きを読むことにした

 

 本を読み終えたたアタシは再びラインチェックしたらムダに絵文字、顔文字だらけの結衣のメッセージは点滅もするから目に優しくない

 

 うん、走行中の車内で見たら乗り物酔いしそうだ…と、言うか側に居るのにナゼにライン?

 

 「結衣、相変わらずよくわからんヤツだな…」

 

 そう呟いたら

 

 「総武高の七不思議なんでしょ?」

 

 そう言われて

 

 「いや、最近はそんなファンタジーな感じって言うよりはななつの謎とか七大怪奇って気がしてきたんだけど?」

 

 そう言ったら

 

 「自分の友達なんでしょ?」

 

 って言われて

 

 「それこそが最大謎なんだよね…だって考えてみなよ?

 

 普通友達ってゆーのはさ…気が合うとか、共通の話題…趣味とかの共通の話題があるとかな?

 

アタシと結衣にそんなモノがなんか有ると思うか?」

 

 そうアタシに聞かれて

 

 「八重視点から見たら多分無いけど結衣から見たら雪乃もそうなんだけど自分に無いものを持つ二人に惹かれてるんだと思う」

 

 そのルミルミの言葉に

 

 「あこがれる、ね…その場合憧れる相手の真似するんじゃねえの?

 

 でも、アイツがするのはアタシがや雪乃に自分の思考や行動パターンを押し付けるんだけどな?

 

 アタシや雪乃の普通は確かに少数派だが三人しか居ない奉仕部においてはアタシ等が主流派だってゆーのを理解しようとしない」

 ふんっと鼻を鳴らし

 

 「隠し味って知ってるか?」

 

 そう二人に聞いたらミズミズはわからないと言いルミルミはさすが家庭科教師の娘か?

 

 「目立たない程度に入れて料理の味を引き立てる調味料でしょ?」

 

 そう答えたから

 

 「そう、なのに結衣のヤツときたら入れすぎなくらぶたちこんで隠し味とゆーんだからな?

 

 しかも自分で味見しないで人に食わせるって神経もどうかと思うぞ…

 

 結論、アタシに結衣は理解できないんだろうな…」

 

 そう言って溜め息を吐いていたが

 

 「んな事よりも三人でプリクラでもすっか?」

 

 そう言って二人を誘いらくがきを二人にまかせて仕上がったモノをシール帳にペタペタっとなっ♪

 

 

 そしてディナータイム

 

 

  

 

 

 因みに今日の衣裳は某巴里歌劇団の最年少の団員のプライベートウェアなんだけど…

 

 皮肉なことに子供四人の中で最年長であるにも関わらず最年少にしか見えず母ちゃんに溜め息を吐かれてしまった

 

 アタシが悪いのかよ?

 

[email protected]

 

 

 

 

 

 

 

① 比企谷家の夏の温泉旅行

 

 

 今回もまた、準夜勤明けの母ちゃんを職場前で拾って出発の家族旅行…じゃないんだよな?

 

 もちろん今回も温泉旅行、しかもプライベートビーチ付き……なんか行きたくなくなった

 

 プライベートビーチってもちろん水着着るから親父も一緒なんだよな? 

 

 つかいったいなんなんだよ?この浮かれようはいったいなんなのさ…

 

 今回の参加者はゲストに彩加にルミルミとミズミズを招いているし陽乃さんと雪乃に結衣に川崎家の子供達は現地で待ち合わせ

 

 と、言うか陽乃さんが招待してくれたんだよね…雪ノ下家と付き合いの有る温泉旅館にさ

 

 

 鼻唄を歌いながらハンドルを握る親父は絶好調で車は順調に走ってる

 

 パーキングエリアで朝食も前回と変わらない、変わってる事と言えばせいぜい言っても朝食のメニューが違うくらいだろう

 

 あ、人数も違うか…

 

 母ちゃんに朝飯食ってもらい車内で少しでもって身体を休めてもらっている

 

 今回はGWの時より高速での移動距離が長いのでが流れる景色をキラキラと瞳を輝かせているアタシを見て小町が呆れていたのはまた別の話だ

 

 何度かのトイレ休憩を挟み早目のお昼ご飯の弁当を食べなから

 

 「アンタ…また料理の腕上がってるんじゃないの?」

 

 そう母ちゃんに言われたが

 

 「お姉ちゃんのお友達でお料理上手の沙希さんや雪乃さんとしょっちゅう勉強会をしてますからね、そりゃ腕も上がりもしますよ

 

 最近なんかお姉ちゃんのバイト先のお店の季節限定メニューはその沙希さんとお姉ちゃんが決めてますからね

 

 店長さんからの信任も篤いお二人なんですよっ♪」

 

 と、なぜか自分の事の様に得意気にそう話す小町に

 

 「小町、アンタ…来年は頑張んなよ?受験、来年は八重の番なんだからさ」

 

 そう言われて

 

 「わかってるよ?お母さん、お姉ちゃんはもしかしたらT大…多分、雪乃さんに一緒に進学しましょうって誘われますからね」

 

 そう勝手な事言ってる…が、確かに雪乃ならそう言うかもしれないなととも感じはしていたがな

 

 昼ご飯食べた親父は車内で仮眠をとっているから食後のデザートを満喫中

 

 親父が一時間くらい仮眠を取り顔を洗ってきたので目覚めのコーヒーを手渡し一息入れて再出発する

 

 

 

 因みに今日のアタシはいわゆるところゴスロリコーデでせっかくの家族旅行だからと陽乃さんか買ってくれたんだけどね…

 

 家族旅行とゴスロリファッションがどう結び付くのか?

 

 と、言う疑問には答えてはくれなかったけどな

 

 でもその絡みでシルバーアクセが増えたことは言うまでもないことだろう

 

 高速を降り一般道に入る頃には母ちゃんも起きて後部座席はかしましい

 

 やがて目的の旅館が見えてきて

 

 「ホッ」

 

 っと息を吐く親父を見て

 

 (たまにゃ肩でも揉んでやるかな二人の…)

 

 そう思うアタシだった「」「」「」「

 

 部屋割りは親父と母ちゃんはツインルームでそれ以外はくじ引きになり、アタシに陽乃さんとけーちゃんで一部屋

 

 雪乃と結衣にルミルミで最後に沙希、小町、ミズミズと別れ男子はくじなしで彩加と大志に蒼空と別れるけど取り敢えずは晩飯はみんな揃って食うし

 

 楽しい夜にするためみんなで遊ぶんだけど… まずは温泉だ

 

 ちょっと待て、アタシの扱いがかなりおかしいぞっ?!

 

 ナンでけーちゃんと同じ扱いなんだよ?

 

 アタシの手を嬉しそうに引く陽乃さんとけーちゃんの手を引く母ちゃん… 

 

 その後をルミルミとミズミズ、に雪乃の手を嬉しそうに引っ張るの同級生コンビで最後に苦笑いの小町と呆れ顔の沙希がついてくる

 

 

 直撃を避けていたにも拘わらず被弾しまくり?のアタシのはダウっすらと赤く染まっているので温泉の熱いお湯が見に染みること…

 

 マジに泣けてくるんだけど?

 

 いや、冗談抜きで明日は水着やめないとマジにやはそう

 

 つか、全く洒落になっとらんぞ?

 

 ホロ酔い気分の親父と母ちゃんと、おんなじ肌の色じゃん?

 

 アタシは飲んでないからな?

 

 粕漬け一切れで酔っぱらって寝ちまうアタシが飲んでたら起きてるわけないだろ?

 

 だからアタシは既に、大学生になっても飲み会禁止令が出ている

 

 多分飲み会のノリについていけないつか、ついていきたくないアタシは断る口実がありがたいだけで困ることはないと思う

 

 ただ、アサリの酒蒸しや同じ粕漬けでも魚の切り身の場合アルコールが飛んでるみたいだから平気だけどお酒を使ったスイーツとか気を付けないとヤバイよな?

 

 気が付かずに、ウイスキーボンボンなんか食っちまったら目も当てられんと思うからな

 

 

 

 

 

 

④ 千葉村の後日談

 

 

 最終日の朝刊の読者投稿欄にアタシの英雄譚が載ってたらしい

 

 そのお陰でヤマカガシと闘ったことが母ちゃんにバレて泣かれたけど無事に帰ってきたので許すと言われた

 

 その投稿記事によれば

 

 『 一メートルを越える毒蛇のヤマカガシと一人で闘い、児童達と友人達を守ったヒロインとその間一人も現れなかった教員達についての件 』

 

 と、銘々されて書かれていたそうだ

 

 

 そして書かれた記事の最後に

 

 「 ご馳走になったヤマカガシは言われなければ蛇とは思えないくらいに美味しかったですよっ♪ 」

 

 と、言う言葉で締め括られていたそうだ

 

 場所はC村と書かれてはいたそうだが千葉日報に載せられたその呟きは瞬く間に全県下に…

 

 特に教育委員会や文科省にまで波及しアタシの知らないところですでに大騒ぎになっていたんだそうだ

 

 留美達の小学校の特定は容易で何も知らずに出勤してきた当直の教員が学校に着いたときには多数のマスコミと事実関係を確かめようとする父兄で教職員用の通用門は塞がれていた

 

 その為慌てたその教員が校長と教頭に連絡を取ったが既に教育委員会から事情を聞かれておりその対応に苦慮していた

 

 様々な思惑を持つ人達が学校を訪れていて対応に追われてパニック状態のところに肝心のバスが戻ってきたから完全に収拾がつかなくなってしまったそうだ

 

 あの時には気付けなかった陽乃さんのアタシに向けた笑顔の理由なのは今なら何と無くわかるんだけどね

 

 教員の一人や二人の問題じゃないため学校が機能不全に陥り登校日は全学年中止と、言う事態にまで発展

 

 いすれにせよ校長と教頭に六年の学年主任を始め引率の教員がそれなりの処分を受けるのは必定な情勢となり…ボロを出した

 

 留美達のクラスのハブりごっこをポロっと溢してしまったのだ、保身に必死な教員達の口から…

 

 しかもリーダー格の少女の親がPTAの役員を務める上にモンペアだってことまでご丁寧にね

 

 もうここまで来たら学校はガタガタでしょ?修復不能なまでにさ、新学期どうなるのって感じだよね?

 

 まぁそれがアタシ等に及ぼす影響がどれ程の事かなんて新学期に学校行くまで知る筈もなかったんだけどね

 

 で、鶴見留美とその友人の水岡瑞枝の話で言うと今日は川崎家に来て宿題をしている

 

 留美のお母さんが総武高校の家庭科の教員だった事が判明し差し支えがなければ平日の昼間だけで良いから留美の勉強を見てやって欲しいと頼まれ水岡瑞枝と一緒にきたのだ

 

 だからアタシは鶴見先生に

 

 「 鶴見先生、年は違ってもアタシと留美はもうお友達なんだからそんな水臭いの無しでお願いします 」

 

 笑ってそう答えたんだけどね

 

 そんな訳で朝アタシと彩加が練習してるコートに鶴見先生が留美と瑞枝を連れてきて家か川崎家、雪ノ下家のいずれかが勉強場所になっている

 

 一時期を境に今は沙希も出勤数を減らし勉強時間に充て無事にスカラシップの恩恵をしっかりと受けている

 

 まぁ、今は夏休み期間だからまた増やしちゃいるけどね

 

 いずれにせよ今はまだ七月、アタシ達の高二の夏休みは未だ始ったばかりなんだからな?

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