やはりアタシの青春ラブコメは間違っている? 作:春の雪舞い散る
早速トラブるに見舞われる奉仕部とその他の仲間達
③ ありゃあ苛め…だよな?
特製品の七節棍の頭を薙刀モードに変えて杖代わりにして歩いてるアタシ等の少し前を歩く最後尾のグループは四人と一人と言う奇妙な陣形で歩いているのが見えるがアタシの勘違いじゃなきゃ多分…
ーイジメッ!ー
だと思う
不機嫌そうにその光景を睨むアタシに
「 全く… この学校の教師どもは終わってるなっ! 」
沙希が吐き捨てるようにそう言うと
「 本当に… レベルの低さが顔からにじみ出してたわね 」
そう言ってる雪乃の目は冷ややかで凍てつくように冷たい光を放っている
「 んで… 八重は、奉仕部的にはこの光景を見てどうするつもりなのさ? 」
沙希にそう聞かれたアタシと雪乃は
「 それはあの子次第だ… アタシは神じゃないが
『 神は自らを助くる者を助くってゆーからな 』
デリケートな問題だけに、一時的な感情で考えなしに迂闊な行動に出ると逆効果に終わりかねないから先ずは観察から始め
最善の方法を探すべきだと思うが、その前に実行には本人もしくは依頼人の要請が必要だ
アタシ等の独断で軽々しく口出しして良い問題ナンかじゃないし場合によっちゃ善意の押し売りになりかねんのだからな…
だから取り敢えずは様子を見て情報収集でいざとゆー段階で慌てなくても良いように情報をまとめてアタシ達の意思を統一しておく必要がある
個々の思いだけで勝手な事していたら余計にこじれさせかねないからな 」
アタシの言葉に雪乃も黙って頷くのを見て
「 だね下手に突っついたって適当な言い逃れして更にあの子に酷い事するんだろうしあたしらが守ってあげらるのも期間限定だからね… 残念ながらさ 」
本当に残念ながら沙希の言う通りだから仕方無い
それこそ全面戦争の覚悟の必要なレベルの案件なんだよ
何せ下手すりゃ死者が出たっておかしくない、毒蛇騒ぎの有ったばかりの今なのにこんなことを平然とやってられる神経なんざまともなヤツのもんじゃねえよ
「 取り敢えずあの子を切り離し、心をリセットさせないとさっきの今だ… いつまでも耐えられるもんじゃないからな
小町に伝言して下がらせるから何かの際にはアタシのかわりに使ってくれ、アタシは可能な範囲で話しを聞いておく 」
小町には到着次第、ハンドマイクで喋ってた教師に
『 スタッフの一人が具合の悪い子を見てるからその子と少し遅れます 』
って、伝言させるから材木はアイツ等の行動に注意を払い後でアタシに報告をする事
沙希は担任がいつ気付き、それに対してその後どう行動するか注視してくれもらい後で内容を教えてくれ
雪乃はアタシとあの子の話しを聞いてから少し遅れぎみについて行ってくれ、アタシは更に少し遅れて到着するからな
そう言ってステルスヒッキーの改良であるHide and Seek. を発動して小町に接触し伝言してから苛められて る子を隠して話を聞く事にした
さぁ、ここからが本番だ『覚悟しとけよなっ!』
Hide and Seek. を拡大して少女を巻き込み
「 自分でゆーのもなんだがアタシみたいにうさんくさいヤツにいきなりアタシを信じろとか言われて無理だわな…うん 」
そう独り言を呟き頷いてるアタシに
「 ふ~ん… 見るからにアホっぽいくせにちゃんと自分を知ってるんだ 」
警戒して探るような口調で話してくる少女に
「うん、まぁ色々有るけど取り敢えず泣いて良い?雪乃…」
そう雪乃にすがったら
「 そんな下手な嘘泣きは今すぐに止めなさい、そんな事しても貴女の背は伸びないわ 」
そうすげなく言われて
「 マジに涙出てるし泣きたい気持ちはホントなんだけどな? 」
そう雪乃に言って少女に向かい
「 I brought you back your artillery. I cleaned it and loaded it up.
Take my tip-don’t shoot it at people, unless you get to be a better shot. Remember? 」
そう呟くとアタシの言葉にポカンと口を開けた少女に
「 撃たれて良いのでなければ人に向けて撃つな… ね? 」
そう雪乃が訳してくれたから
「 そうゆー事だ、あんたに向けて好き放題に撃ちまくってるからな、連中の覚悟の程を問わせてもらう
元ネタはフィリップ・マーローって探偵の名台詞らしいが今はコードギアス、反撃のルルーシュで有名らしいな
それにあんな連中と居たって退屈なだけで面白くもおかしくもなんともないだろ?
だからあんたはのんびり行きゃ良いんだよ、クッキーでも食べ… あだっ、ながらさ 」
喋ってる途中に雪乃にど突かれた頭をさすりながら
「 こーゆー事だ、いけない事をする時は見つかったらそれ相応のペナルティーを喰らう覚悟の無いヤツはすんじゃねぇって事だな… 」
そう言ってクッキーを食べると少女も笑って食べ始めるのを見て溜め息の後にクッキーを摘まみ一足に一行を追う雪乃を見送りながら
「 あんた、すごい人だって思ってたけどかなり面白い人だったんだね? 」
そう言ってやっと笑顔を見せたから
「 おう、成績良いのにナゼかアホの子扱いされる現実に毎晩マクラを涙で濡らしてるんだわ 」
そう言って苦笑いしながら歩くうちにアタシ等も集合場所に着いたから様子を見たけどやはり連絡を徹底してない
合流した雪乃と共に学年主任の元に少女を誘導し
「 遅くなりましたがただいま戻りました 」
そう凛と言い放つ雪乃に木っ端役人に過ぎない一教員が言い返せるわけもなく
「 ご苦労様です、何事もなく無事つれ戻ってきてくれて感謝してます
鶴見さんはクラスに戻りなさい 」
そう言われて一礼するとクラスに戻っていった鶴見を見送るアタシと雪乃だった