やはりアタシの青春ラブコメは間違っている?   作:春の雪舞い散る

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トラブルだらけの千葉村、鶴見留美の懺悔

 

 

 大人びた少女の目には

 

 

  「 バカみたい… 」

 

 その独り言にはちらっと目をやっただけで

 

 「 まぁ、世の中あんなもんだな… 高校生だっ! って偉そうに言ってみたって大半のヤツだってあんなもんだからな… お前等と大差ないんだよ

 

 所詮アタシ等だって、マダマダガキに過ぎんのだからな? みてみなよ、特にアタシなんか… 不本意ながらも見た目からしてそうなんだからよっ♪ 」

 

 戸部や隼人、結衣の三人を指してそう言ってから呆れて溜め息を吐くアタシに

 

 「 あんな事しなきゃ良かった… 」

 

 そう呟く鶴見に

 

 「」話し… 聞いても良いか? 」

 

 静かにそう問い掛けると

 

 「 少し前からなんだけど、うちのクラスで誰かをハブる… ってのが流行ってて、あたしの前はあたしと仲の良い子だったんだけどハブられるのがイヤで裏切っちゃたんだ… 」

 

 その独白に意見は言わずただ

 

 「そっか…」

 

 と、だけ答えるアタシ

 

 「 あんた達はあの連中とは違うのね? 」

 

 アタシと沙希、雪乃を見てそう言う鶴見に

 

 「 まあな、特にアタシはよくも悪くも普通じゃないからな… 」

 

 「 特別って事? 」

 

 アタシの言葉に鶴見がそう聞いてくるから唇を歪めて

 

 「そうだ、しかも悪い意味で特別なんだよ… 普通からは外れた…

 

 言ってみりゃさ… 存在自体が非常識の固まりなんだよな、アタシってヤツはさ…

 

 ぶっちゃけまともじゃないからな…

 

 アタシは… 自分がまともな人間じゃないかもしれない、ってそんな想いに怯えその考えに囚われて生きてるからまともな訳がない 」

 

 自嘲気味に笑いながら

 

 「 今のアタシからは信じられないだろうがこう見えても四月の一時期は保健室登校してたし…「学校を辞めるしかないのか?

 

 そこまで思い詰めてた… 」

 

 アタシの言葉を聞いた鶴見が

 

 「 でも…未だ辞めてないんだよね? なんで… 」

 

 アタシはその問いかけに

 

 「 頼りになる恩師と信頼できる友人に出会えた… からだな… が、お前には難しい話だから聞かれなければ話す気はなかった 」

 

 アタシがそう答えると

 

 「 やっぱりあたしなんかじゃ 「 教員も含めてろくなのがいないからだ

 

 アタシ等が紹介されてるとき教員達はアタシをどんな目でみてた?

 

 今日のヤマカガシ騒ぎに結局誰一人としてこなかったよな、なんでだ?

 

 お前の事だって見て見ぬふりじゃ部外者のアタシだって信用できんのに、それに頼れとかこれほど笑えん冗談にもほどがあるだろ?」」

 

 アタシが皮肉に顔を歪めて言うと

 

 「 うん、何言ってるの?この人って思うよ… 間違いなく 」

 

 その言葉に頷き

 

 「 で、鶴見自身は現状をどうも思ってる?この現状をどうしたい?

 

 お前が現状を変えたいと望むならアタシ等は喜んで力を貸すがどうする? 」

 

  そうアタシがそう聞くと

 

「 どうして初めて会ったばかりの私のために? 」

 

 そう聞いてきた鶴見にアタシは

 

 「 アタシの友達もその日その時に初めて出会いアタシを助けてくれるっていったぞ?

 

 ボッチ気質のアタシには同じ空間で同じ空気を吸ってるだけじゃ信ずるに足らん、相手から信じられる何かを感じなきゃな…

 

 まぁ、答えは急ぐな…どうせ連中の事だから明日の自由時間、置いてけ堀にするんだろうからそうされても腐らずアタシ等と遊べば良い 」

 

 そう言ってにかっと笑うと

 

 「 あんたってそんな風にも笑えるんだね… いつも皮肉混じりな笑いかたしかしてないから 」

 

 そう言われて

 

 「 まぁな、それでも自覚は無いがちゃんと恋する乙女の笑顔もできてるらしいぞ? 」

 

 そう笑いながら話すと

 

 「 ホントだ… 今その人の事を思い浮かべながら話してたでしょ? 」

 

 そう指摘され

 

 「 バ、バレタ? 『 うん 』… そっか、どうもそっち方面は慣れなくてガードか甘いって叱られてるんだよな? 」

 

 そう笑いながら舌を出すと

 

 「 まぁなんにしろアタシは夜が弱いからなんかあったらあの二人に相談しろ、二人ともアタシが信頼する頼もしい仲間だからな 」

 

 そう言って沙希と雪乃の二人を紹介すると

 

 「 なんか有ったら遠慮しないで言ってきなよ、あんたはもう一人じゃないんだからさ 」

 

 「 そうね、私達も貴女が気になるから相談は気軽にしてきなさいね 」

 

 そう言って微笑んでいた

 

 ( 便りになるんだけどどーでも良いとこで抜けたとこあるから…

 

 さっきももカレー食べてた時何度も口の周りを拭いてもらってたもんね )

 

 と、アタシを見ながらそんな事を留美は考えていたらしい

 

 「 決めたよ、八重…惨めな除け者は嫌だよ、もううんざりした 」

 

 その留美の言葉を聞き

 

 「 ん、そっかそっか… やっと決心したか、アタシに任せなよ? 連中の本性暴き出してやるからさ(ついでに教員達の本音もね ) 」

 

 そう考えながら「 くっくっくっく… 」 と、野口さん笑いしてたら

 

 「 お姉ちゃん、なんですかそのアニメキャラみたいな笑い方は?! 」

 

 そう小町に注意されたから

 

 「 ふん、アタシの事を厨二ぶり返してるとか言ってるんだから良いじゃをゃん?

なんなら八みたく 『 ふひっ 』 って笑おっか? 」

 

 そう言ってたら

 

 「 馬鹿話はそこまでにして八重さん、貴女はいったい何をするつもりなのかしら? 」

 

 そう雪乃に聞かれたアタシは

 

  「 あの連中には幽霊を体験してもらう 」

 

 アタシの言葉に

 

 「幽霊を?」

 

 そう言って沙希の顔が嫌そうに歪んだけど

 

 「 まぁそうは言っても実際なのは幽霊にそんな事を頼める知り合いはいないから幽霊の、 「 正体見たり枯れ尾花、ね? 」」

 

 そう雪乃に先に言われて

 

 「 ネタを明かせば、 『 なんだ、そんな事か… 』 でもろくに街灯もない暗い山中じゃ中々冷静じゃいられないからね

 

 今夜の肝試しが楽しみだよ、連中にもたっぷり楽しんでもらわなきゃねっ♪ 」

 

 そう言って黒笑みを浮かべるアタシだった

 

 

 

 

 

 

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