やはりアタシの青春ラブコメは間違っている? 作:春の雪舞い散る
鶴見留美のイジメ問題を話し合います
薄暗いどころかまだまだ真っ暗な千葉村の早朝にアタシは一人、薙刀の稽古に汗を流している
稽古を始めてからかれこれ二時間位たっただろうか?
玉のような汗を流しているもの息は全く乱れていないアタシの身体能力は夏休み前辺りからかなり向上しそれに伴い食欲も増してる
そう、一杯食べてるのに背が伸びる気配が全く無いのはナゼ? 解せぬ
まぁ、それ以外はマダマダ彩加と一緒にテニスを続けていけそうなのが嬉しいから由としよう
が、まぁそろそろ今朝の稽古もフィニッシュの技を決めるとしよう
「 神崎風塵流… 胡蝶の舞っ!」
裂帛の気合いと共に迸る闘気を周囲に放つアタシ
まぁ別に殺傷力がある訳じゃないから精々アタシの気迫に驚いた野鳥が飛び去る位なんだけどな
そう思っていたのは甘かった
比較的近くの木の枝に止まっていた小鳥が意識を失い墜ちてきたのだ…
「 あ、アレ?ナンでこうなるわけ? アタシの闘気っていつの間にこんなに上がってたんだよ… 」
そう言って溜め息吐いてたら
「 昨日のヤマカガシ騒ぎがひとつの切っ掛けになっている… のでしょうね 」
アタシの闘気に当てられた雪乃が青い顔で震えながら現れると、少し間をおいて姿を現した鶴見もかなり震えているけどそんなにスゴかったのか?
アタシはそんな気と言うか、自覚がないから全く理解できないんだから仕方無いんだがな…
そう思いながら汗を拭いていると
「 貴女の薙刀術は既に趣味の域を越え始めていますが一体ナンの為にそこまで… ナニが貴女をそこまで駆り立てているのかしら? 」
そう雪乃に言われて改めて気付いた
「 ナンでだろう? 」
って、そう言って首を傾げてみたけど答えはでるはずもなく
「 わからないけどこれだけは言えるよ? 雪乃… 今はその理由がわからなくてもその理由がわかってからじゃ間に合わない… 寸暇を惜しんで鍛え続けなきゃダメな、
そんな予感がするんだが… ってはそれじゃ理由にはならんか? 」
そう、今の段階で言えるのは勘とか予感とか言う非科学的で曖昧なモノでしかないから根拠はないとも言えるがアタシのTSを科学や医学は明確な説明も対応もできやしない
だからアタシは非科学的でも自分の悪い予感… できればナンの為にあんなに必死ににやってたんだろう?
そう言って笑いたいような悪い予感が当たってほしくはないけど雪乃に言った通りに当たっちゃったらきっと後悔する事になりそうだからな
だから今、修行しているしそうでなくても結構楽しいから頑張れてたし身体能力が向上している今
これまではできなかった技、特に連繋技が使えるようになってきてるからなおさらだ
見えない明後日の為に力を蓄えておくべき時… 何と無くそう思っていた