ハイスクールD×Dの世界に転生した。   作:小説書けないマン

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なんか書いてみようと思い立ち、書いてみたものの文字数かけない
諦めながらもとりあえず練習までに投稿だけしてみる
あぁ執筆能力が欲しい……


衝動

転生した。と自覚したのは街の中。

突然の溢れる前世の記憶の奔流に押し流れされそうになりながらもどうにか意識を保っていく。

 

……よりにもよってなんで街中で記憶が戻るんだか。普通は赤ん坊とかだったりするもんだろうに。

ここでは落ち着いて記憶の整理もできやしない。

 

近くの公園に入りベンチに腰掛ける。

未だ混乱する記憶の断片から推測するに、自分は市内の高校に通う高校生で今はどうやら登校中であったようだ。

このまま学校に行ったところで何も頭に入らないだろう。落ち着くまで身を休めようか。

そう考え何気なく道行く人に視線を投げかけた。

瞬間。

 

 

―――ドクン。

 

道行く人の中でも目立つ赤い髪の女性。

それを知覚すると同時に心臓が激しく高鳴った。

脈拍がはねあがり体中を血液が一気にかけめぐる。

身体が暑い。蒸発してしまいそうな気さえする。

 

―――どくん。

 

呼吸が苦しい。全身の震えが止まらない。体が彼女を求めているのだ。

思考が彼女一色に染まていく。

もう彼女のことしか考えられない。

 

―――ドクン。

 

 

「――――――。」

感情が収束する。

恋?いやそんな生易しいものじゃない。この感情はもっと別の―――例えるならなんというかこう―――

 

―――ど、く、ん。

 

 

 

女は歩みを続けている。これ以上は考えているうちに見失ってしまいそうだ。

 

「追わなきゃ……」

 

俺は立ち上がると後を追う。心は激しく興奮しているというのに、その実身体は周囲に溶け込むようにやけに自然と動いた。

 

 

――――女を追い道を歩く。公園を出、角を曲がり街道を歩いていく。

周囲に女と似た服の少女が増えてきた。制服……学生だろうか?

 

俺は不審に思われないよう、距離を離しつつ女を追い続ける。

 

やがて一つの門へと行きついた。周囲の学生らと共に女も門をくぐっていく。

駒王学園。どうやら女はここの生徒らしい。

門の傍に立つ警備員を視認する。

これ以上はこの格好では拙いだろう。

俺は歩みを止めた。

 

記憶を辿る限り俺はこの学園の生徒でも関係者でもない。誤魔化そうにも今の格好では呼び止められてしまうだろう。それでは女を見失ってしまう。このままではじり貧だ。

 

―――女を諦めるか?冗談じゃない。あんな極上な女、到底諦められるものか。

なんとかして入る手段を考えねばなるまい。

 

生徒達は校舎に向かっていく。このまま校舎に入られると面倒だ。急がねば。

身体を酷い焦燥感が駆け巡っていく。こんなに焦ることは前世でもあっただろうか。

考えねば。考えねば考えねば。考えねば考えねば考えねば―――

 

 

と、女が一人道から逸れていく。周りの生徒から外れそのまま校舎とは別の方向へ歩み、ついには校舎から離れた古びた建物に入っていった。

 

なんて僥倖。これならばやりようがある。

俺は周囲を見計らうと塀を駆け上がり、敷地内へ身を投じた。

 

 

 

 

古びた建物内を歩く。旧校舎だろうか?古びた備品や教室が見える。

……人の通った痕跡が少ない。どうやら今は多くの生徒には使われていないようだ。

ますます都合がいい。

 

老朽化した廊下を歩み階段の前を過ぎたところでぞくりときた。階段の手すりを触って確認する。あぁ間違いない。女はこの上だろう。

音を立てず階段を上がり廊下を進むと、ある一つの扉の前に辿りついた。

 

耳を澄ます。中の音からここだと確信する。

そのまま扉をノックしようとして……止めた。

 

―――あれだけの女だ。ちゃんと視ないと失礼ってもんだろう?

眼を開き視界を広げる。

ああ―――これでいい。視界を満たす黒い線と無数の黒い穴。それを確認して俺は笑みを浮かべた。

 

扉をノックする。

 

「誰?」

 

女の声がして扉が開く――

 

瞬間、俺は中に身を滑り込ませた。

女が扉を開けたまま硬直するのが見える。いや――動けなかったというべきだろう。

女が動くその前に俺が――していた。

 

身体を滑り込ませるのと同時に女の身体に走った線を取り出したナイフでなぞっていく。

1本2本……中に入ってから線をすべてなぞり終えるその一連の動作、それを一つの動作として一呼吸で、淀みなく、一瞬のうちに行った。

自然――そう、傍らで見ていても異常を知覚出来ないそんな流れるような動き。それをもって瞬く間に分割、解体する。

無論誰かに見られるようなへまは犯すわけないが。

 

ふと疑問を感じる。この女は何故一人この旧校舎に来たのだろう――

生まれた疑問は永遠に解消されることはない。

直接聞こうにもとても聞ける状態じゃない。

 

 

なんせ俺が―――したのだから。

 

 

扉の前。そこにはバラバラに分割された女「だったもの」が転がっていた。

 

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