公式設定が出たから書き直しを余儀なく・・・でも知りたいキャラの情報とか知れてよかったけど
陽太郎の設定だけは未だに謎・・・あるところでは風間さんの兄の子供と言う説が
「ただいまー……って誰もいないんスか」
本部から帰ってきたオレはドアを開けるが誰もいなかった。2階にも人がいるような気配はなかった。それじゃ地下にでもいるんだろうと思った
迅さんは修たちにそれぞれ師匠がついて修行をするように言ってたわけだし、降りて言ってみると懐かしい顔がいた
「あ、隊長!!久しぶり!!」
「お久しぶりです、隊長」
そこには日に焼けた肌に太眉の少年の
「一菜、春多、もう帰ってきてたのか」
2人はこの
「もうって酷いじゃないッスか!ちゃんと宿題はやったッスよ!!」
そういって見せてきたのは玉狛のみんなで考えた
中を見れば確かにやっている。ただ春多はバツが多い、反対に一菜はマルが多かった。やっぱり優秀だなと思った
「まあちゃんとやっているみたいで良かったッスよ」
「当然ッス!」
「隊長たちが私たちのために作ってくれたものです、当然のことです。たた、ハルタが中々理解しないのが苦労しましたが」
「だ、だって………!!」
「だってじゃない!!アンタの所為で1ヶ月も遅れたんだよ!」
「騒がしいな。あ、2人とも帰ってきていたのか」
2と書かれた扉から出てきたとりまると何故か酷く肩を落としている修、多分こっぴどく搾られたのか分からないけれど
「ただいまーとりまる!!そいつは誰?」
「新しいメンバーですか?」
「ああ、最近入ったばかりの三雲修だ。迅さんから色々教えるように言われてね。丁度いい、護、これからバイトで出るからこの後頼めるか?」
A級隊員としてそれなりの給料を貰っているとりまるだけど、兄弟が多い家庭の為かそれでも足りず、バイトをいくつも掛け持ちをしている。だから迅さんはオレにも3人のサポートに入るように言ったんだろう
「了解ッス」
「それじゃ頼む。修は思った以上に弱い、何を教えるべきかまだ迷っているがお前なりのやり方でいい」
「はーいッス」
簡単に修のことを伝えると上に上がっていった。それじゃ始めようと思ったけど修にはまだこの二人のことは知らないから、まずは自己紹介からだ
「修、紹介するよ。こっちは羽山春多。それでこっちが福山一菜」
「よろしく!」
「これからよろしくお願いします」
「僕の方こそ、三雲修です。よろしくお願いします」
春多は手を上げるだけが修と一菜は礼儀正しく頭を少し下げ軽く挨拶を交わした
「それじゃ始めるッスか?とはいっても修がどの程度なのか知らないからなー、宇佐美!どんな感じだったッスか?」
「あー……とりまるくんが一方的だったね。意地悪とかじゃなくて単純に修君が追いついていなかった感じだよ」
つまりはとても弱いってことか。さっき部屋を出るときもそう言っていたし本当なんだろう。まずは反撃はまだ出来なくても防御は少しでもマシにした方がいい
「隊長ー!オレ達は!?」
「お前たちは荷物を片付けろよ、どうせ置きっぱなしなんだろう?」
「っぐ………でも~」
「そのあとは支部の掃除ッス。じゃあ!」
トリガーを持って参加したそうな春多に、こっちに戻ってきてまだ片付けていないであろう荷物を片付けるように命じた。聞き分けのいい一菜はすぐに動いた
修と一緒に2番の訓練室に入るとオレもトリガーを起動して準備を済ませて向き合う
「とりあえず一方的にやられたってことは防御が全くできていないって事だな」
「………はい、烏丸先輩の動きが早くて」
「違うッス、とりまるが早いんじゃなくて修の目が追いついていないってことッス」
「追いついていない……?」
「反射神経ッス。最低でもこれは鍛えておくべきッス、どんな状況どんな状態でも人間が一番頼りにするのは目と耳ッス。修はレイガストを持っているのに使いこなせていないんじゃ折角の堅い盾の意味がないッスよ。これからやるのはひたすらオレの攻撃を防ぐッス、隙があれば攻撃してもオッケーッスよ」
「分かった」
修は頭いいけど動きがダメ、まずはそこをどうにかしないといけないとオレは反射神経を鍛えることにした。春風を右手でクルクルと2…3回弄んでから右足を踏み込んで急接近する
「っ!?っぐ!」
「遅いッスよ」
まずは正面から行こうと春風を突きだす。シールドモードのレイガストで防ごうとするがそれより早く刃の弧月が修の横腹を切り裂いた。するとアステロイドを生成してきたがバックステップで下がりながら放たれた弾をシールドで防ぐ
盾を持っていない側から攻撃しようと左へ回りながら徐々に近づく。当然修も攻撃されないように体を回すが春風の穂先を向けてアステロイドを撃つ
「っ、く!」
反応は遅いけどギリギリでガードした。それを確認したオレは進む向きを変えて修に一気に近づく、春風を振って盾モードのレイガストを攻撃する
盾に当てて上へ跳ぶと追うように修の頭は上を向いたが、後ろへ着地したオレを確認しようと振り向くけどこちらを見る前に胴と腰をさよならさせた
「うわっ!」
「遅いッスねーもっと早くならないとランク戦じゃカモにされるッスよ」
倒れた修は数秒後には下半身も復元されて元に戻った。体を起こしてが表情は少し暗い、やる気はある感じだけど疲れが出ているのかもしれない。精神的な疲労が
「んー修行はやるべきかもしれないッスけど、ちょっと休憩するッスか?なんか疲れているっぽいし」
「え?でもトリオン体だから」
「そうじゃなくて。精神的な方!疲れて頭が回らなくなってきているんじゃないッスか?表情も少し暗いし」
見た感じ修は体より頭を使うタイプ。そういう奴は休憩を多めにして戦術を考えれる時間をある程度残しておいた方がいい。オレはどちらかと言えば体で動くほう、まあ頭も多少は出来るほうだと思ってる。隊長でもあるし
春多は典型的な体で動くタイプ。反対に一菜は頭で策を巡らすタイプだ、オレより隊長に向いていると思うけれどそこは受け入れてくれなかった
「お?お疲れオサム」
「空閑がいるってことは休憩?桐絵ちゃんは?」
「トイレに行ったよ。あとはそのまま任務に出るって」
そういえば今日は木崎隊が任務の日だったのを思い出した。とりまるはバイトと言ってたから2人か鈴鳴と合同のどっちかだろう。いつの間にか自己紹介を済んでいるのか春多と遊真は仲良さそうに話している
「暇ならオレと模擬戦しようぜ!!もう合宿の所為で鈍っちまってるからさ!」
「いいよ。何本?」
「ん~10本!」
戦い好きな春多ならすぐに言うだろうなって思っていたけどその通りになった。一菜も同じだったのか呆れた表情だ
「春多、やるなら勝ってこいよ?それなりにできるやつだから」
「了解!」
オレがそういうと敬礼して訓練室へ入った。ブラッグトリガーじゃなくても、そこそこ出来るんだと思う。遊真の表情は少し楽しそうに見えたからだ
「そうそう、あたし見てたんだけど。遊真君、小南に3本取ってたよ」
「え!?それ本当なんですか!宇佐美先輩!」
「ホントホント。スコーピオン1つでよく戦ってたよ」
宇佐美が言ってたことは結構驚いた。流石の一菜もいつもの落ち着きを失っていた
こりゃ………春多でも苦戦するか………?
ちょっとどんな戦いをしているのか気になって、一菜と一緒にモニターを覗き込んだ。そこに映っていたのは遊真が素早い攻撃を繰り出していた
春多は弧月で防ぐがトリオン体には少しづつ、傷が増えていった。防戦一方で距離を取ろうとするが、すぐに近づいてくる
だがシールドで邪魔すると遊真は一瞬止まるが、すぐに左へ動いて近づこうとする。けれど春多はメインの弧月を投げと同時に今度は接近する
「おらぁ!!」
投げられた弧月を弾いて隙が出来てしまった遊真は近づいた春多に斬られた。だけど胸元からスコーピオンを出して相打ちへと持ち込んだ
「うそ………春多が訓練生に相打ち………!?」
「マジかよ………これ、正隊員になってトリガー組んだらとんでもないッスよ………マスタークラスは余裕で超えるほどに」
遊真は確かに強い、でもオレが知っているのはブラッグトリガーで戦ったことがあるだけ。ノーマルトリガーで、しかもトリガーを一つしかセットできないC級で春多に相打ちにするなんて相当だ
その次は春多が勝ったが、今度は遊真だった。結局4:4…1引き分けと言う形になった
「つえーなお前!今度戦おうぜ!」
「いいけど、どこかいくの?」
「ああ、防衛任務に行こうと思ってな」
「残念だが春多、今日はないぞ」
「え…………ない?………任務が?」
やるきがあるのはいいけど、残念なことに今日は防衛任務はない。それを聞いた春多は絶望してしまったみたいな表情をして床に手を付いた
「そ……んな………やっと帰ってきて………任務にいけると思ったのに………」
そんなに行きたかったのかちょっとだけ罪悪感が出てしまった。けれどいきなり今日帰ってくるなんて連絡がなかったし、入れていたとしても疲れているだろうから行かそうとも思わないけれど
「どうします隊長?」
「どうって聞かれてもな……」
どうしたらいいのか全く分からない。結局解決策が見つからないままオレは家に帰った。今日は早く終われたみたいで叔父さんと一緒にご飯を食べている。テーブルに並べられているのはドライカレーにコンソメスープとポテトサラダだ
「あ、そうだ。明日の任務オレの部隊にしてもいいッスか?」
「護の部隊?彼らが帰ってきたのか?」
「そうッス。今日突然帰ってきててびっくりしたッス、レイジさんにはもう言ってあるッス、だからあとは叔父さんが許可してくれたらいいんス」
春多が任務に行きたそうにしているから、明日のシフトで部隊の皆で行けば元気になるだろうと思った。叔父さん腕を組んで悩みだした。本来はレイジさんたちとやる予定だったけど、急な変更は難しい。風邪で人数減ったり、急な予定が入ってしまって任務にいけなくなった時など、そういう場合は非番の部隊に入ってもらうことがあるのだが
そんなときタイミングを計ったみたいにオレの携帯にレイジさんから電話が来た。通話ボタンを押して耳に当てた
『もしもし、護か?』
「そうッスよ。どうしたッスか?」
『ああ、支部に帰ったらお前の仲間が帰っていたからな。それで春多が任務に行きたかったらしいな』
「あはは……そうなんスよ」
まだ春多は任務にいけなかったことを引き摺っているらしい。口を尖らせて隅っこに座ったりしているとか。ご飯もいつもはうるさいのに今日に限っては黙々と食べていたと
久しぶりのレイジさんのご飯なのに、静かに食べるなんて重症だなと頭を抱えてしまう
『明日の任務のことなんだがな。護のチームが行くべきだと思う』
「え?なんで……春多のことなら気にしなくても」
『そうじゃない。1年ぶりなんだ、勘を取り戻す時間は必要だろ。それにお前もトリガーを持ち替えてから連携に見直しはしていないだろ』
「あ、そっか……」
『京介と小南にはもう言って了承している。あとは本部長に言ってチームを交代してもらえ』
「……ありがとうッス、レイジさん!」
オレ達のことを考えて任務を交代してくれたレイジさんに礼を言って通話を切ると、叔父さんにそのことを伝えた。本人が了承しているなら問題ないなと言って、本部に残っている職員にシフトの変更を伝えた
翌日、警戒区域南西周辺をオレの部隊が担当になった
「おっしゃーーー!久々の任務だぜ!」
「春多、気合入れすぎて空回りしないでよ!それが隊長の新しいトリガーですか?」
「そうだ。春風って言うんだ」
少し薄めの赤い隊服を来たオレ達が着いた途端、春多は両手を上げて気合を入れていた。任務にこれたのが相当嬉しいようだ。一菜は新しくなったトリガーに興味津々だ
トリオン兵が来る前に春風と専用のオプショントリガー、それにγのことも説明すると丁度ゲートが開いた
「タイミングいいじゃん!」
「陣形はどうします?」
「ん?いつも通りだよ。オレと春多が前、一菜が後ろで援護だ」
「「了解」」
昔からの癖なのか未だに敬礼をやめない2人。だけどちょっとだけ嬉しく思ったりする。オレと春多が前に出ると一菜がアサルトを構えてハウンドを撃つ。モールモッド2体にバンダー2体。リハビリにしてはぬるいくらいかなと思うと弾が4体に命中した
けど当然威嚇射撃のため防がれて当然で、その間に一気に接近する
「おりゃあ!!」
春多がモールモッドの1体を撃破すると、それを足場にしてバンダーの顔を斬った。弱点にダメージはなくても、口が開いてその隙に一菜がアステロイドで撃破
「ナイス!」
「褒めてる場合じゃないでしょ!」
宙に浮いている春多は格好の的バンダーが既に砲撃の体制に入っていた。グラスホッパーを入れていないからシールドで防ぐ以外方法は無い。オレもモールモッド倒したあとγをバンダーに撃つと
「あれ?……撃ってこない?ラッキー!旋空弧月!!」
目の輝くが急に無くなって撃たなくなったのを奇跡だと思った春多は、旋空弧月で縦に真っ二つにしたした
久々だったけど連携も問題なさそうだ。春風に変えてからも今までどおり戦っていけそうだし。これなら何が来てもいいと思っていると、携帯が鳴った
画面を見ると迅さんからだった