テレレッテレ~♪
作者は小学生にレベルアップしました
口では「まこと」と言っていたのだけど、文字としてみると「実」と書いて「まこと」と読むのを知ったのですよ・・・
※この話が流血描写があります
土手を走っているのは護の親友だった青柳だ。本来なら学校の後クラスの連中とカラオケに行く予定だったのだが、護がネイバーだということでそういう空気じゃなくなりカラオケは中止となった
当然だろう、みんなが裏切られたようなものだ。青柳にいたっては隠していた秘密を明かしていたのに、護は隠していたのだ。しかもネイバーだと。内容が内容だけに仕方ない、と思えるほど青柳は割り切れろうとはできなかった
「くそっ!!」
家にいてもなぜ隠していたのか? なんで話してくれなかったのか? オレのことは結局その程度関係だったのか? と。そんな事ばかりしか考えられないからと、気分転換に走ることにしたのだ。世の中は受験戦争で大忙しだが青柳は野球をしていたのでスポーツ推薦でそんな心配はない。だから暇があれば体を鍛えるために筋トレや走り込みなどしている
「は?なんでいるんだよっ」
いつものコースを走っていると前には護が歩いていた。ボーダーが確保したはずなのになぜか1人で歩いているのだ
「!・・・ぁ」
護も青柳に気付いたようで足を止めた。目は赤く充血してて頭の包帯は血が滲んでいた
「なんで、出歩いてるんだよ!」
「・・・・わかんない」
「わかんないって・・ウソを言うなよ!ネイバーなんだからさっさと帰れ・・なんだよソレ?」
言っている意味が分からない青柳は声を荒げるが、そこふと護の手握られているものに目がいった
「これ?これはね、オレを・・・苛めるやつらを切るためなんだよ・・」
「っ・・オレを刺すのか?」
「え?違うよ切るのは・・・オレ、だよ」
「・・・・は?」
ほんとうに意味が分からなかった。護は護を苛めるやつ人たちを切るためにカッターナイフを持っている。なのに自分を切るとは一体どういうことなのか? 身構えていた青柳は見てしまった。護の歩いた後に血のあとが続いている事に、そして左手から血が垂れている事に
「みんなが怖いのはネイバーだ・・そしてオレはネイバーで。だからオレが悪くて・・・・オレがいなくなれば苛められる事もなくなる・・・・」
「な・・は?な、なに言って・・・」
「それに・・・・死んだら、父さんと母さんに逢えるから」
「っっ!」
そう言って護は笑った。狂っていると青柳は思った。全部ネイバーが悪いはずなのに、なのに今の護を見ると自分たちが悪いみたいに考えてしまう
「おい!」
ネイバーにまともなやつなんていないと思っていたら、護が倒れた。元々ふらふらとしていたのだが、血を流しすぎて立っていられる限界を迎えて倒れてしまったのだ
「か、るぃ・・・」
思わず駆け寄って抱えあげると想像より体が軽かった事に青柳は驚きを隠せなかった。体感でそう思えるってことはそれなりに血を流してしまったという事だ。しかも自分で自分を傷つける護に動揺しててネイバーだからとかいうことは忘れてしまっていた
とりあえずと携帯から119番に連絡して救急車を呼んだ。意識は薄く危険な状態だと乗っていた救急隊員は言っていた。オレたちが、オレが追い詰めてしまったと青柳の手は震えていた
病院に着いて処置が施された。幸いにも重要な血管は切れていなかったため出血死になるほどではなかったが、やはり生きていられる血の量がギリギリまで減っていた
起きるまで少し時間が必要と言わる。ランニングをしていたから手持ち無沙汰で、ただ座って時間が過ぎていった
20分ほどしてレイジたちが到着したが、一緒にいた青柳を春多が怒りの顔で近づいて胸倉を掴んだ
「っぐ!」
「おまえっ!隊長に何したんだよ!?」
「落ち着け春多。ここは病院だ」
レイジに言われてちょっとは落ち着くが、内心殴りたいという気持ちの春多は青柳をずっと睨んでいる。代わりにレイジが事情を聞いて救急車を呼んでくれたことに感謝した
「学校では裏切り者とか言っておいて・・・なんで助けたんだよ!お前たちにとって敵じゃないのかよ!」
「当たり前だろ!・・・カッターナイフとか持ってて、手首切ってて・・・おまけに父さんや母さんに逢えるとか、意味分からない事言ってて頭のなかグチャグチャだったんだよ!オレだって・・親友だと思ってたんだ・・・なのに・・・」
軍人でもボーダー隊員でもない青柳は精神的にはまだ幼い。それで護たちの事も考えろというのは少し無理があった。しかも自身の秘密を明かしていて信頼していたからこそ、今日までネイバーだと隠していたことに許せなかったのだ
お互い気兼ねなく話せる。青柳はそう思っていたのだから今回の事はかなりショックだったのだ
しばらくの沈黙の後青柳はもうこれ以上居たくないと帰っていった。レイジも支部でご飯を作らないといけないと戻っていった。春多たちは残って起きるまで待った
「隊長・・・大丈夫だよな?」
「春多・・私たち、頼りないのかもね」
自分たちがどれほど護を信頼しているのかと伝えているのに、こんな事になってしまった。部下として、仲間としてまだまだ頼りないのだと一菜はそう感じたのだ
任務でも背中を任せられるほどにも強くなっているのに。ランク戦も順位は低いがA級にはなっている
「・・白い?」
「「隊長!!」」
「春多?一菜?ど、して・・」
これからどうしたらいいのか迷っていたら護が目を覚ました。眠っていたせいか意識はまだ朧げだが2人の姿も見えているしりかいもしているから障害は残らなかったようだ
安堵する2人をよそに護は天国じゃなかったことに少し残念がっていた
「青柳が・・」
病院に運ばれるまでの経緯を聞いたオレは驚いた。ネイバーのオレを睨んでいたのに救急車を呼んでくれるなんて
「隊長!」
「っ!なに・・?」
突然一菜が声を上げてびっくりした。俯いていた顔をあげるとだきしめられた。春多も一緒に
「私たちどこまでも付いて行きますから!!」
「遠慮はしないでください!オレたちにできることならなんでもしますから!」
2人の必死な言葉にオレはやっとまた間違えたんだと知った。いつもそうだ、手遅れになる前に気付けばいいのに、我に帰った時にはいつも心配するオレの大切な仲間
「ごめん・・・ごめん、2人とも」
本当にカッコ悪い。隊長だからカッコつけてたのかもしれない、父さんたちがいないら自分でなんとしないといけないと無意識に思ってたのかもしれない。オレはこの4年以上|玄界«ミデン»で何を学んだんだよ! 15のオレはここじゃ子供なんだ、親に守られて育てられ頼って当然なのに。軍に入って大人達に混じって任務に参加してたオレは大人になったと自惚れていたのに、本当にオレは成長していない
頼るのはなにも悪いことでも恥ずかしいことでもないのに。どうして頼ることをしなかったんだろう。でも
「気持ちは嬉しいけど、あまり信頼されすぎると・・重いんだ・・・・気持ちが。だからお前たちも文句とか言ってくれればいいんだぞ?」
「なら隊長も私たちをもっと頼ってください!」
「っぅ・・返す言葉も無い・・・・」
全くもって頼もしい仲間だ。オレに依存しすぎているような気もするけど、今はそれは飲み込もう。でも一度死に掛けたからなのか不思議と気持ちが落ち着いている。また何かしらの切欠があると暴走してしまうかもしれないけど、そのときはこの2人に止めてもらう。殴ってでもいいから
「分かりました。その時は骨を折ってでも阻止しますからね」
「・・・・一菜おっかねー・・」
「・・うん」
春多もオレもこのとき一菜に対してかなり恐怖した。さらっと骨を折ると宣言した彼女の言葉は多分本気だ。もしかしたら冗談みたいなノリで言っているのかもしれないけど
少し疲れたから寝ようかなと思ったら扉が開かれておじさんが入ってきた
「護っ!・・よかった、生きていたか。木崎から連絡をもらったときは今度こそダメかと思ったぞ」
「ごめん・・いてっ!?」
口で息を吐いているからほんとうに急いだんだなってわかる。謝ったら突然頬を叩かれてびっくりすると、何が起こったのか理解する暇も無く抱き締められた
「お前はほんとうにっ・・自分のしたいこととかしたらいいのに。いつも任務があるとか、姉さんが生まれた国だから護るからとか・・もっと正直になってもいいんだぞ?少しくらい文句とか我がまま言ってくれてもいいのに、もっとおじさんを頼ってくれてもいいんだ」
「っうん・・ごめん、ごめん・・おじさん」
おじさんも一菜たちと同じことを言ってきた。やっぱりオレはどこか迷惑かけないように気を使って、我慢とかいっぱいしてきたみたいだ。おじさんにまでこんなに心配させてしまったのだから
「少し早いがクリスマスプレゼントだ」
「ありがとう・・ゲーム機?」
渡された袋には最新の携帯ゲーム機とソフトが4本だ。なんでもオレはゲーム機を友達の家とかでやったりはするのに、持っていないことに少し気にしていたらしい。だけどおじさんはゲームとか全く分からないのでてきとうに買ってきたらしい
格ゲー2つにパズルとRPGが1つずつ。どれもオレがやって楽しかったと話したことのあるゲームだ。覚えていてくれたんだと嬉しくなった
「そりゃ姉さんの忘れ形見だからな。引き取ると決めたんだから大切に育ててやりたいからな」
「おじさん・・・・気にしてくれるのはいいけど、自分のことも考えたほうがいいよ?年なんだし」
「私はまだ・・33だ。手遅れではない。それに中学生が要らぬ心配をするな」
「いて!」
軽く頭を叩かれた。文句とか言ってもいいってさっき言ったのだから言ったのに酷い。大人は簡単に言葉を裏返してくる。輸血もほぼなくなってきたので帰ることになった。だけど服の左側は手を切ったことで血の色で染まっていた
でもおじさんが来るまできていたので乗って支部まで送ってもらった。その道中今回のうわさの原因が分かったといって経緯を聞いた
「未所属B級隊員が今回の噂の原因なんですか?」
「そうだよ。理由は単なる嫉妬」
メディア対策室には室長の根付と顔の広い東とテレビに出てる嵐山の3人がいた。信頼できる隊員たちや職員たちが集めた情報によって今回の護のネイバーという噂の真相が報告されていた
理由は嫉妬。しかもその隊員は2年前から正隊員として防衛任務とか出ているのにもかかわらず今までチームに所属した事などなかったという。妄想癖があるらしく隊員たちは彼を仲間にするのを敬遠していたらしい
それが自分の人格と力不足ということを認めることなどしなかった要因となり、チームに所属している隊員を妬んでしまったと
しかもタイミング悪く護が通っている中学校でイレギュラー
「なんでそんな・・」
「しかも護くんがネイバーなのは事実ですからね。噂がどうであれボーダーが否定しなかった事で真実に変わってしまった」
「噂を流した隊員はネイバーを見つけたからと功績として認めてもらいたがっているが、当然そんなことなどするはずもない。彼は記憶封印処置をして除名と会議で決まった」
「妥当でしょうね。オレと嵐山がするのは真実を広める事ですか?」
「いや、そういうわけにもいかないよ。すでにトリガー技術の提供者ということで公表してしまった、更に公表してしまってはボーダーのイメージが揺らいで立場危うくなってしまう。この件は伏せておいて、ん?」
「どうしたんですか?」
今回の事をの顛末を聞いた2人は護ほどではないにしろ、多少は心は痛めていた。地道にでもポイントを溜めれば昇格してB級には上がれる。実力が伴うかは微妙なところだ。だから除名されてしまった隊員のような者も少なからずいたりはする
さらに印象を一度操作してさらに重ねると怪しまれて支持されている今の立場が揺らいでしまう可能性が高いのだ。すでにネイバーを隊員にして秘匿していたという事実で少し悪くなっていたのだ。これ以上悪くする訳にはいかないと結論していたときに木崎から連絡が来た
「なにっ!?護隊員が!?」
「根付さん!?護くんに何が・・?」
「彼が・・・・病院に運ばれたそうだ」
「ッッ!!?」
「・・手遅れだったのか・・」
表示されている画面には病院で話を聞いた木崎からの分が書かれていた
「彼は手首を切って血を失いすぎたそうだ。今治療を終えて輸血をしてもらっているらしい」
容態は安定していると付け足したが、部屋には重い空気に包まれた。ただの妬みから生まれ根も葉もない噂が本人が思いつめて自殺を計ろうとしたのだ
「室長、ネイバーが病院にいると通報が・・」
職員の1人がノックをして入ってくると、ついさっき来た情報と同じだった。病院関係者からの通報だったらしい
最近またGE3を再開したのですが・・・なんともスケベな衣装が追加されましたね。ジークくんの衣装とかさ
現在はクラス認定上げるためにがんばっていまーす
それにしてもジークくん。君いいお兄ちゃんじゃないかよ!!!!弟と話すために悩んだり無理やり連れてきては話し合ったりとか!!!もうコウタくんやロミオくんに似てるじゃないかよ!!!!
ここまで似せるなら劣等感とか嫉妬とかも入れてほしかったな・・コウタくんたちは色々苦労していたのによ・・・